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高尾山下

最近は備忘録的に過去の旅行の記録をアップしています。

フミコをめぐる冒険?④

2013年07月28日 | 旅行/小倉・門司港(2013年5月)

門司港へ戻り、今度はお昼です!

 

芙美子ファンなら行かねば!な喫茶店、「喫茶・放浪記」です。

 

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入り口からして、放浪記!

 

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アンティーク好きなご主人が集めた雑貨が、所狭しと飾られています。


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ちょうど私一人だったので、ご主人や奥様とお話しながら、写真を撮らせていただきました。

 

そして、このお店に来たならば食べなくちゃイケナイ看板メニュー(?)

「FUMIKOハヤシライス」を食べようと思っていたのですが、もうひとつこれまた有名な

「うに丼」をいただくことにしました。

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・・・なぜなら、「FUMIKOハヤシライス」はお持ち帰りが出来るから(笑)

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レトルトパックではないし、暑い日だったので、持ちかえるのに心配でしたが、

ご主人がちゃんと保冷のクールパックを入れてくれました。

これは、帰宅した翌日にいただきましたが、美味しかったです(ちょっと甘口かな?)

 

森光子の「放浪記」の公演が福岡であったとき、この店の噂をきいたスタッフが

このハヤシライスをたくさん買いに来て、森光子さんも召し上がったとか。

その後、ご主人と奥様は公演に招待され、とても良い席で観劇出来たそうです。

 

さあ、時間も迫って来ているので、門司港散策にでかけます。

 

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うに丼でオナカいっぱいでなければ、確認したかった・・・

 

 

門司港には、こんなレトロでステキな建物がたくさんあります。  

Img_2841 旧大阪商船ビル

 

 

Img_2845 旧門司三井倶楽部

 

一階のレストランのお客で混みあっていましたが、内部見学の方はチラホラ程度。

ソファーもあってゆっくりできます。

 

Img_2825アインシュタインが泊まったという部屋

 

旧三井倶楽部には、他に林芙美子の資料室もあります。(規模はそんなでもない)

 

時間がなくて、行きたいところ廻りきれなかったのと、iPhoneの電池が少なくなって

いたので、3つをひとつに収めてみた(苦笑)

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手前:ブルーウイング=恋人のはね橋と言われている、恋人たちの聖地!

奥右:旧門司税関

奥左:黒川紀章設計のレトロハイマート(マンション)一番上は展望室になっています。

 

この後、可愛いTシャツの店があったのでフラッと入ってみたら、好みにズバリ!な

Tシャツとトートバッグを見つけてしまい、自分へのお土産としました(^-^)

 

 

小倉へ帰る、JR九州の列車。なんだか個性が強い顔ですね(笑)

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はじめは1泊2日でも時間を持て余すんじゃないか?と思っていた旅でしたが、

ゼンゼン時間足りなかった!

門司港は、クラシカルな建物を見物しながらのお散歩も良いですし、

オシャレ雑貨のお店もあるし、とても気に入りました。

なにより九州って、美味しいモノいっぱいあるよねー、と友達とも盛り上がりました。

また、ゆっくり訪れたいです。                      (おわり)

 


フミコをめぐる冒険?③

2013年07月28日 | 旅行/小倉・門司港(2013年5月)

(二日目続きです)

 

時間に間に合うかな?と心配になりながらも、「あの島」へのチケットを購入して、

トロッコ列車乗り場へ向かいました。

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門司港レトロ観光列車「潮風号」です。

もともと南阿蘇鉄道で使われていたディーゼル機関車が2両の客車を運びます。

区間はわずか2キロほどで、「日本で一番短く、一番ゆっくり走る鉄道です」と

車掌さんのアナウンスがありました。

途中、トンネルを通過する際に車内が暗くなると、天井には関門海峡の魚たちが

プラネタリウムのように浮かびあがって、子供たちは大喜びでした。

4つしか駅がないので、終点の関門海峡めかり駅には10分で到着。

出航の時間が迫っているので、10分後の折り返しに乗って、往復30分の鉄道の旅でした。

 

途中にあった、大きなタコのすべり台がある公園。行きたかったー。

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さあ急いで港に戻り、乗船すると間もなく出航!

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けっこう揺れたけど、船酔いは大丈夫なレベル。

 

島に近づいてきました!

 

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約10分で島へ到着・・・

 

 

 

 

佐々木君、待ったー?

 

 

 

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巌流島です!

宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘で有名ですよね。

このお二人に特別思い入れはないけれど(ゴメンね)、わずか10分で来られるんですもの、

せっかくだからとやって来てみたわけですが、この島・・・

 

・・・なんにも無いよ!

 

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海がキレイです・・・

 

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草が生えていて、いちおう公園ぽくなっているので、ピクニック的にお弁当広げたりしてる

熟年グループとか、スケッチしてる人とかいました。

 

最短の滞在時間で門司港へ引き返すにしても、30分もあれば余裕!ということで、

通りがかりに誘われるまま紙芝居を見物することにしました・・・

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料金は100円、水あめとカタヌキってお菓子がもらえます。

水あめなんて食べたの、何年ぶりだろう???

 

「どこから来たの?」ときかれたので、「東京です。」と答えたところ、このおじさんは

三鷹に住んでいたことがあるとのこと。・・・こんなところで三鷹なんて地名を聞くとは(笑)

 

 

 

紙芝居が終わって、島を一回り散策。

Img_2788 なかなかカッコ良い銅像


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小次郎のお墓・・・ではないんです。


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小次郎の名前が「巌流」なので、彼を偲んで「巌流島」になったんですね。

いやー、この島へ来たら、なんだか小次郎びいきな気持ちになってしまいます。

私も気が短いんで、待たされるのキライだし、武蔵はやっぱり卑怯だよね?って。

 

 

小次郎、安らかに!

 

ちょうどいい感じで出航の時間になりました。


フミコをめぐる冒険?②

2013年07月18日 | 旅行/小倉・門司港(2013年5月)

旅行からずいぶん日にちが経ってしまいましたが・・・二日目です。

 

林芙美子の生誕地、門司へ行ってみました。

 

小倉から電車に乗って20分ほどで門司港駅に到着。

 

門司港は明治初期に開港して以来、日本三大港のひとつとして昭和初期まで栄えました。

今も明治大正、昭和のモダンな建物が残っており、現在は「門司港レトロエリア」と称する

観光地として多くの人が訪れる街となっています。

 

 

もう駅からしてレトロです(笑)!

Img_2718 「もじこう」ってひらがなが可愛い!

 

まずは腹ごしらえの朝ごはん。

喫茶店でモーニング、って普段はなかなかできないので、純喫茶へ行ってみました。

門司は「バナナのたたき売り発祥の地」なんだそうですが、モーニングのサラダにも

バナナが入っていましたよ!

Img_2721 黄色いのがバナナ!

 

これにトーストが付いています。この卵、不思議な目玉焼きだなーと思ったら、ゆで卵でした。

殻から出して、何か型に入れて熱したのかな?こんなの初めて!

 

Img_2745_2 喫茶リバーさんです。

 

Img_2746 リバーさんのすぐ近く。

 

 こんな旅館の玄関脇なんですよ!

Img_2749 ←ココね

 

 

門司港にはトロッコ列車が走っていて、まずこれに乗ってみようと思ったのですが、

始発までまだ時間があるので、古い家並みの残る地域というのをブラブラしてみました。

 

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Img_2726 趣のある中華料理店


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Img_2738 路地の向こうはどうなっているの?


Img_2742 こんな廃屋も・・・

 

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ウチの方ではタヌキが出ます(!)が、このあたりはイノシシが出るんですね・・・!

 

 

・・・門司港駅方面へ戻ってきました。

 

門司港駅は、駅舎としては国で初めて重要文化財に指定されたという木造の駅舎で、

大正3年に建築されたもの。

ネオ・ルネッサンス様式と呼ばれる左右対称のデザインが特徴です。

 

・・・って、改修の真っ最中だった! 完了まであと、5年くらいかかるそうです(涙)

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美しくなった駅舎を、また見に来たいです。

 

駅のすぐ近くには港が。

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すごく良い天気だったですよ。

で、この港から船が出てるっていうので、ちょっと行ってみたくなっちゃったんですよ、

あの島に・・・(ということで、続く)

 

 

 


フミコをめぐる冒険?①

2013年05月26日 | 旅行/小倉・門司港(2013年5月)

林芙美子は、私の大好きな作家です。

 

先日、縁あって、ずっと欲しいと思っていた林芙美子全集を手に入れました。

そして、その全集の持ち主であった方からのメールで、

生誕110年を記念した林芙美子展が開催される事を知りました。

…で、行ってきました、小倉!

 

東京から新幹線で5時間弱(けっこうかかるのねー)で、小倉に到着。

宿は駅のすぐ上、ステーションホテル小倉。

 

部屋はモノレールビューでした!

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ホテルのエントランスから出てすぐのところにモノレール乗り場があり、なかなか便利です。

(といっても、一回しか乗らなかったけど)

 

モノレールで一つ先の平和通駅で降りて10分ほど歩くと、

北九州市立文学館にたどり着きました。

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不思議な形の建物!

 

「生誕110年 林芙美子展-風も吹くなり 雲も光るなり-」は、

北九州市立文学館、尾道市立美術館、かごしま近代文学館、新宿歴史博物館の

四館協働企画展ということもあり、なかなか見ごたえある展示でした。

図録はA5版と小さく可愛らしいつくりながら、内容は充実していて、素敵なものでした。

 

ミュージアムショップには、文学館オリジナル編集の文庫や、芙美子にちなんで(?)

尾道の帆布で出来たトートバッグなどもあったので、ついつい買ってしまいました。

 

Img_2862 (左が文庫、中が図録)

 

この企画展は、北九州では6月9日まで。 詳しくはコチラ→林芙美子展

この後、尾道(6/22~7/21)・かごしま(10/4~11/4)・新宿(11/17~1/26)と巡回します。

   

出てみたら、コチラが正面入口だったようです…

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すぐ近くには小倉城が見えました。

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小倉城の後ろに見える斬新な形の建物はリバーウォーク北九州という複合施設。

帰ってから調べてみたら、ここもちょっと面白そうなところでした。

 

小倉城へ行く前に、すぐ近くに松本清張記念館があるので寄ってみました。

 参考までに→こんなところ

 

展示で面白かったのは、杉並にあった清張の暮らしていた家がそのまま館内に

移築(?)されていて、応接間や当時のままに再現された彼の書斎を、窓から覗くかたちで

見られることでした。(残念ながら中には入れません)

たくさんの本が保管された書庫も興味深かったです。

 

恥ずかしながら、彼の作品は読んだことが無かったのですが、ここで展示を見ていたら

すごく読みたくなってしまったので、ミュージアムショップで文庫を買ったところ、

オリジナルのブックカバーをかけて下さいました。ステキ!

Img_2715 ちなみに買ったのは『点と線』

 

閉館ギリギリまでいて、さあ小倉城へ!…と向かうと、こちらは入城時間を過ぎており、

入れませんでした、トホホ。

Img_2710 可愛いお城です

 

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夕暮れの小倉城。右はリバーウォーク北九州。

 

この後、美味しいお寿司で福岡のお酒を飲んで、ほろ酔いのイイ気分でホテルに

帰りました…幸せ♪ (二日目に続く…)