高尾山下

最近は備忘録的に過去の旅行の記録をアップしています。

侍・忍者・夏の旅①

2015年07月26日 | 旅行/愛知・長野(2015年7月)
7月の連休に、戸隠に行ってきました。

お蕎麦好きなので、日本三大蕎麦のひとつである戸隠蕎麦が食べてみたかったのと、
林芙美子が度々訪れていた場所であったからです。

当初の予定では、戸隠で二泊して戸隠神社を参拝し、お蕎麦屋さんのハシゴをするつもりでした。
ところが…

旅行に先だって、6月28日の林芙美子の命日に、新宿にある「林芙美子記念館」の内部見学会に参加しました。
(この見学については、また改めてアップしたいと思っています)
記念館の最寄りの駅は中井駅で、電車の時間を調べようと「中井」と入力すると「中井侍」という駅名も出てきまして。
「何?この侍って??」とふと気になって調べてみたら、長野県にある秘境駅でした!

中井侍駅は、眼下に天竜川を望む急傾斜地にあり、周辺には茶畑が点在しています。

 
絶景!(↑某所から拝借…)

急斜面で機械による作業が困難なため、昔ながらの手摘みで収穫されている中井侍のお茶は、
収穫量が少なく市場に出回ることがほとんどないので、「幻のお茶」と言われているとか。
天竜川から立ち上る朝露を浴びて育つお茶は美味しく、高い評価を受けているそうです。
今年の5月には、お茶摘み体験ツアーがあったり、期間限定でお茶カフェがオープンしてたらしい…!

…なんて情報をネットで読むうちに、すっかり「中井侍に行ってみたい!」となりまして、
さらに調べていると、この中井侍駅のある「飯田線」がなんだかとても面白そう!

どうせ長野へ行くんだからと、侍の誘惑(?)に乗ってみることにしました(笑)

飯田線は、愛知県豊橋市の豊橋駅と、長野県上伊那郡辰野町の辰野駅を結ぶ路線。
続けて戸隠へ行くので、豊橋側から乗車することに。



…そんなわけで前置きが長くなりましたが(苦笑)、品川から東海道新幹線で豊橋へ。


豊橋。

駅前にはなぜかスペースシャトル…


東海道新幹線はたびたび利用していましたが、豊橋で下車するのは初めてです。
初めての場所では、やっぱり土地の名物は食べておきたい!ということで、朝ごはんはコチラ↓をチョイス(笑)

駅構内の壺屋で、かけそばと、豊川名物・稲荷寿司。(あわせて390円!)


愛知県に来たことだし、きしめんにしたくもありましたが、東京の駅そばとの比較もしたくて、かけそばをチョイス。
「かけ」なのにドッサリとトッピングされている、きざんだお揚げとネギが嬉しい♪
ネットで調べていたら、「タモリ倶楽部の、うどん出汁が一番濃い駅はどこだ?の企画で1位に選ばれたのがコチラらしい」
という書き込みがありましたが、確かに真っ黒なおつゆでした(笑)
だけど、ものすごくしょっぱい!ということもなく、美味しくいただけました。

「壺屋」は、明治21年の豊橋駅の開業と共に、127年続く老舗!
「日本一美味いと評価されることもある豊橋駅の稲荷寿しは、 明治末期に登場した全国最古級の稲荷寿司駅弁」なんだそうです。

掛け紙もこんなふうになかなか素敵。


昔から変わらぬ味といわれる稲荷寿司、こちらは私の好みよりは甘目で、おそばと共にいただいて丁度良かったかんじです。



…まだまだ食べ食べツアー(苦笑)、続きます…