2月7日
今回は、近くの黒伏山を滑りに出かけてみた。
1月にスノーシューで出かけたときに渡渉に時間がかかったので、
今日は渡渉用にと2mほどの板を2枚背負って駐車場を出た。
予想通り、雪解けが進み沢が顔を出していたので、2枚の板をうまくつないで
渡渉する。
気持ちのいいカラマツの林を抜けると、見上げるように黒伏山が迫る、『急峻なこの山のどこに快適な斜面があるのだろう』と、皆さん登りなが期待と不安を抱きながらも高度を稼ぐ。
樹間からは、きれいな三角錐のピーク“白森山”を望むことができた。雪洞に泊まりながら、あの斜面を楽しむのもいいな・・!とガイドAは一人次回のプランを・・・。
スノーシューのラインとは違い、傾斜のゆるい東向きの尾根を辿り頂上へ。
頂上からは御所山、沢渡黒伏山、柴倉山と東根市内の名峰を見渡しながら、早めの昼食をとり滑りの準備へ!
滑り出しはウィンドパックされた雪に悪戦苦闘しながら、ブナ林へと滑りこむ。頂上から標高差で70mほど下ったところに広がるブナの原生林は、林間が広くとても気持ちが良い、時々あがるスプレーに感激しながら、木々のリズムにあわせたツリーランが楽しめた。
ブナの林を抜け、スキー場を眼下に眺める急な沢筋へ一気に滑り込む。
高度も下がり、斜度もゆるくなった広い斜面を思い思いに、皆快適に滑った。
山スキーの楽しさは、整備されたスキー場では味わえない不規則なリズムにあるなとようやく感じるようになった。
木々や斜面ごとに微妙に変化する雪質をうまく足裏でキャッチしながら、逆らわずに滑ればOK。
転んでも、ゆっくりでも、、うまい?、下手?、皆に迷惑をかけた?自分のシュプールに満足な人!!、不満な人??
『そんなの関係な~い!!』 ガイドが一緒なんだからお任せを!!
それより、『滑るんだ!!!』という意気込みではなく、『滑らしてくだ~さい!』と軽~く、念じたほうがリラックスして、やさしく滑れるような気がする。
ここはゲレンデではない、自然、山!
往復6時間 変化に富んだ雪と斜面を楽しめた山スキー日和だった!
次回の ハイグレード山スキー会は 3月1日を予定。
注意:このコースは雪崩のリスクが大変高いコースです。入山される方は
充分、雪崩事故防止に対する知識、経験を積まれた上で入山してください。
もちろん、事前の気象情報の入手と判断。またビーコン・ゾンデ・スコップは必携の上、使い方も熟知してから楽しんでください。