[ULTRA SLACKER I & II / 中島卓偉] 新たなステージで突き抜けたタクイ

中島卓偉がこの秋にアルバムを２枚出しました。なので、まとめてレビューしちゃいます♪

今回リリースされた作品は『ULTRA SLACKER I』『ULTRA SLACKER II』の２枚。そして、いつものごとく、シングル曲は一切なく、全て新曲！９曲×２枚で、一気に１８曲のリリースとなりました。（相変わらずストイックやなぁ）

それから何と言っても、今作の最大の話題は、プロデューサーにかつてバービーボーイズでギターを務めていた"イマサ"こと、いまみちともたか氏を迎えたこと。んん～、この人選、なかなか通なところを突いてくるじゃないですか。しかも、イマサ×タクイって、正直想像できない。。。タクイの直球と、イマサのひねくれ具合がどんな化学反応を起こすのか。個人的には、ハマるか、全く受付けないかのどっちかに振り切れるだろうな、と思いながら聴いてみました。

まず、『ULTRA SLACKER I』から。

ULTRA SLACKER UP-FRONT WORKS

曲名を見ると、「虜セクシィ」「ジーナ・コリンズは交換留学生」など、明らかにこれまでのタクイとは違うはっちゃけ感が漂っててビックリ。肝心の内容は、随分とシンプルなロックになったなと。でもタクイの歌のウマさは相変わらず。この人は何歌ってもウマイなぁと感心しました。気に入ったのは、１曲目の「ゲルニカ」。イントロのギターリフがカッコ良くて、何度もリピートしてしまいました。それに対して、イマサ作詞作曲の８、９曲目はあまり好きになれませんでした。ちょっとオフザケが過ぎやしないですかね？（＾＾； バービーのときに、好きになれない曲がたまにあって、それと同じ感覚を思い出しました。

次、『ULTRA SLACKER II』です。

ULTRA SLACKER2 UP-FRONT WORKS

こちらも曲名が、、、（＾＾；いきなり１曲目「エミコちゃん」ですよ！？随分と開き直ったもんだ、と思いました。歌詞でも、「エミりん」という呼び名が繰り返し出てきて、今までのタクイのイメージを完全に吹っ飛ばしてくれます。さらには「焼酎ギャル」という名前の曲も。でも、そんなダサダサな曲名の意味は、次の日残らない(居なくなる)女、ということを表していて、なるほど面白いなぁと思いました。１枚目の「ゲルニカ」を気に入った人は、こちらの「んなばぁあな」はきっと気に入るはず。カッコイイです。

ぜひ「焼酎ギャル」、聴いてみて下さい！

●焼酎ギャル / 中島卓偉


それから、貴重なライブ映像も見つけたので載せておきますね。タクイとイマサ、夢の共演です。

●楽器フェアでのライブ映像


いかがでしたか？この贅肉をそぎ落とした新しいタクイは。
興味の沸いた方はぜひ上記２枚お試し下さい！

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