中島卓偉としての初めてのアルバム『傘をささない君のために』を
リリース後のライブツアーの最終日を収録したライブDVDのレビューです。
⇒アルバムレビューはコチラ
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「自分が歌いたい曲しかやらないライブ」
彼がそう言い切るこのライブは、新旧のタクイの魅力が
大爆発している内容になっています。
オープニングは、彼がインディーズからメジャーに再復帰した
記念すべきシングル「ひとりになることが怖かった」。
そのスケール感の大きさに驚くとともに、
幕開けにふさわしい曲だなと思いました。
「さらば摩天楼のFairy Tale」では、
彼のお得意の渾身のフェイクが聞けます。まさしく魂の叫び。
新譜で最もテンポの良いアップナンバー「ヒキガネ」では、
彼の抜群のリズム感あふれる歌唱が炸裂しています。
中島卓偉から彼のことを知った人は、前半のハードサイド全開な
「FEED BACK '78」「UP TO DATE」「MUST BE STRONG」の流れに
きっと驚くことでしょう。
中盤の聴かせる曲4連発
「誰かの声/mother sky/STAY TOGETHER/Calling You」
が1つ目のヤマ場で、胸にこみ上げてくるものがありました。
特に、以前心に残る歌詞で紹介した「STAY TOGETHER」は
ウッドベースとブルースハープを導入して、
アコースティックに仕上げていてこれまでと違う趣でしたよ。
終盤のヤマ場、「SPARKLE MAN/OH MY DARLING/BE HAPPY/
CRAZY MORE CRAZY/蜃気楼/PUNK」の怒涛の流れも圧巻です。
特に「CRAZY MORE CRAZY」でのヤンチャなタクイに
安心した人も多いのでは??
そして、本編最後を締めくくるのは、タクイの楽曲の中で
私が個人的に最も美しいと思っている「Without You」。
他にも、TAKUI版「Search the best way」な「DESTINATION」も
あるし、ライブ定番のハードな「イノヴェイター」も聴けるし、
まさにベストな選曲。
中島卓偉としてのデビューシングルである「メッセージ」も
披露していましたが、この曲はサビ全編にわたって、
裏声で歌いきるので、ライブには不向きかと思っていましたが、
ギターのKENJIのコーラスがタクイのファルセットを
がっしりと支えていて、問題なさそうでした。
KENJIのコーラスは、ホントに上達しましたね。
6月に出た新譜のタイトル曲「傘をささない君のために」は
実は昔からあった曲だそうで、今回佐橋氏と共に、
過去ストック掘り起こし作業を行ったうちの1曲のようです。
きっとアレンジはもっと違っていたんでしょうが、とても意外。
ということで、TAKUIから中島卓偉へ名前が変わっても、
アレンジがパンキッシュサウンドから洗練されたポップスに変わっても、
彼の核そのものは何ら変わっていないことがわかりますね。
特にライブでの、彼の魂(ソウル)のこもった歌は健在。
そして、ヤンチャなタクイも健在。
東京でのライブ終了後の定番、生声での「俺がタクイだー!」も健在(^^
ただ、難点を挙げるとすると、「TRUE MIND」~「BLACK HOLE」の流れ。
重厚で疾走感のある「TRUE MIND」の後に、サウンドが軽くリズミカルな
「BLACK HOLE」を間髪入れず演奏するのは、勢いを殺してしまっている
ような気がしました。もしやるなら、MCを入れて一息つかせるか、
「TRUE MIND」のアレンジを変えるか、「TRUE MIND」の代わりに
もう少し軽い曲にすべきだと思いましたね。
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本作品は、昔からのファンは、確実に成長している彼を確認することが
できるし、最近のファンは、彼の振り幅の広さを知ることができて、
本当にベストなライブDVDだと思います。
今後、TAKUIを知りたいという人が居たら、
間違いなくこのDVDをオススメしますね。
このDVDが一般店舗販売されていないのが残念でなりませんが、
気になった方は、下記のサイトで通信販売で購入できますので、
アクセスしてみてくださいね。
⇒TAKUI NAKAJIMA OFFICIAL WEB SITE 「WEB MARKET」
リリース後のライブツアーの最終日を収録したライブDVDのレビューです。
傘をささない君のために (初回生産限定盤)(DVD付)中島卓偉, 佐橋佳幸, 鈴木祥子アップフロントワークス(ゼティマ) |
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「自分が歌いたい曲しかやらないライブ」
彼がそう言い切るこのライブは、新旧のタクイの魅力が
大爆発している内容になっています。
オープニングは、彼がインディーズからメジャーに再復帰した
記念すべきシングル「ひとりになることが怖かった」。
そのスケール感の大きさに驚くとともに、
幕開けにふさわしい曲だなと思いました。
「さらば摩天楼のFairy Tale」では、
彼のお得意の渾身のフェイクが聞けます。まさしく魂の叫び。
新譜で最もテンポの良いアップナンバー「ヒキガネ」では、
彼の抜群のリズム感あふれる歌唱が炸裂しています。
中島卓偉から彼のことを知った人は、前半のハードサイド全開な
「FEED BACK '78」「UP TO DATE」「MUST BE STRONG」の流れに
きっと驚くことでしょう。
中盤の聴かせる曲4連発
「誰かの声/mother sky/STAY TOGETHER/Calling You」
が1つ目のヤマ場で、胸にこみ上げてくるものがありました。
特に、以前心に残る歌詞で紹介した「STAY TOGETHER」は
ウッドベースとブルースハープを導入して、
アコースティックに仕上げていてこれまでと違う趣でしたよ。
終盤のヤマ場、「SPARKLE MAN/OH MY DARLING/BE HAPPY/
CRAZY MORE CRAZY/蜃気楼/PUNK」の怒涛の流れも圧巻です。
特に「CRAZY MORE CRAZY」でのヤンチャなタクイに
安心した人も多いのでは??
そして、本編最後を締めくくるのは、タクイの楽曲の中で
私が個人的に最も美しいと思っている「Without You」。
他にも、TAKUI版「Search the best way」な「DESTINATION」も
あるし、ライブ定番のハードな「イノヴェイター」も聴けるし、
まさにベストな選曲。
中島卓偉としてのデビューシングルである「メッセージ」も
披露していましたが、この曲はサビ全編にわたって、
裏声で歌いきるので、ライブには不向きかと思っていましたが、
ギターのKENJIのコーラスがタクイのファルセットを
がっしりと支えていて、問題なさそうでした。
KENJIのコーラスは、ホントに上達しましたね。
6月に出た新譜のタイトル曲「傘をささない君のために」は
実は昔からあった曲だそうで、今回佐橋氏と共に、
過去ストック掘り起こし作業を行ったうちの1曲のようです。
きっとアレンジはもっと違っていたんでしょうが、とても意外。
ということで、TAKUIから中島卓偉へ名前が変わっても、
アレンジがパンキッシュサウンドから洗練されたポップスに変わっても、
彼の核そのものは何ら変わっていないことがわかりますね。
特にライブでの、彼の魂(ソウル)のこもった歌は健在。
そして、ヤンチャなタクイも健在。
東京でのライブ終了後の定番、生声での「俺がタクイだー!」も健在(^^
ただ、難点を挙げるとすると、「TRUE MIND」~「BLACK HOLE」の流れ。
重厚で疾走感のある「TRUE MIND」の後に、サウンドが軽くリズミカルな
「BLACK HOLE」を間髪入れず演奏するのは、勢いを殺してしまっている
ような気がしました。もしやるなら、MCを入れて一息つかせるか、
「TRUE MIND」のアレンジを変えるか、「TRUE MIND」の代わりに
もう少し軽い曲にすべきだと思いましたね。
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本作品は、昔からのファンは、確実に成長している彼を確認することが
できるし、最近のファンは、彼の振り幅の広さを知ることができて、
本当にベストなライブDVDだと思います。
今後、TAKUIを知りたいという人が居たら、
間違いなくこのDVDをオススメしますね。
このDVDが一般店舗販売されていないのが残念でなりませんが、
気になった方は、下記のサイトで通信販売で購入できますので、
アクセスしてみてくださいね。
⇒TAKUI NAKAJIMA OFFICIAL WEB SITE 「WEB MARKET」
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