今日は、小野 昌弘 元京都大学助教の秀逸 twitterを紹介させて頂きます。
私はtwitterを拝読して、米国とメキシコ、米国と日本の政治、官僚、マスコミ、経済、関係は同一で、
また、メキシコと日本の政治、官僚、マスコミ、経済の仕組や構図が全て同一な様な気がいたします。
下記、小野 昌弘さんの参照一部紹介いたします。
メキシコの小沢5:メキシコでも大多数のひとはマスコミを信じています。ですから、国民は、まさか政府がマスコミ・裁判所と結託して次々冤罪事件をつくりだしネガキャンを行うとは夢にも思わず、AMLOの評判は日に日に落ちていきます。そして、大統領選の結果はわずか0.6%の差での敗北でした。
メキシコの小沢4:たとえば、企業のビジネスマンからAMLOの仲間に賄賂が贈られたというスクープが映像付きで放映され、AMLOは評判を大きく落としました。しかし本当のところは、そこで金を渡しているビジネスマンは政府関係者であり、すべて仕立てられたネガキャン用の劇だったと聞きます。
メキシコの小沢3:メキシコは1億の人口と豊富な資源を持ちながらも、深刻な貧困問題を抱えます。無駄の多い行政と不平等な税制が大きな原因であり、AMLOは行政改革で貧困問題を解決することを訴えます。しかしこの改革は富裕層・アメリカ企業の利害と衝突し、多くの奇怪な事件が起きていきます。
メキシコの小沢2:AMLOは貧困にあえでいた首都メキシコシティを行政改革により蘇らせました。こうして改革の成功により幅広い支持が広がります。AMLOはこの手法を国政に適応し、メキシコを蘇らせることを目指して2006年の大統領選に出馬します。
「メキシコの小沢」とは、メキシコシティ前市長AMLO(Andrés Manuel López Obrador, 通称頭文字で呼ばれる) です。彼は幅広い民衆の支持を得て官僚制度改革を通じたメキシコの自立を唱え大統領選に出馬しましたが、マスコミと裁判所による徹底的な攻撃をうけます。
制度的革命党の長期政権の間に、マスコミは政府に都合のよいことしか報道しない機関に成り果てました。今もマスコミの政治報道は全く信用できない、と友人のメキシコ人はいいます。政府は裁判所と結託し、汚職事件という冤罪により、政敵、特にアメリカに都合の悪い政治家をつぶすようになります。
米を後ろ盾とする政府は、国内の富が米国に流出していく仕組みを次々作りました。そしてメキシコ社会に富が残らなくなり、貧困問題が深刻化していきます。一方メキシコの上流階級は米国企業の利益のおこぼれを貪っているので、何も困らない。こうして、社会の不平等と貧困化が同時に進行していきます。
メキシコでは71年間同じ政党、制度的革命党による政権が続きました。この長期政権の長さも日本の自民党を思い起させますが、さらに、自民党と同様に、アメリカの強いバックアップによって政権を維持してきました。
考えてみればメキシコがアメリカの隣国であるように、日本もまたアメリカの隣国です。メキシコは地続きですが、航空機の発達した今、太平洋を挟んでいるとはいえ日本はアメリカのすぐ隣の国です。それだけではなく日本は国内にアメリカ管轄の広大な土地を抱えます。その意味で日米は地続きでもあります。
メキシコ人の友人は、メキシコが米国のいいようにやられるのはメキシコ人が悪い、と言いました。メキシコのように民主主義の力が弱く、社会の不平等があり、一部の特権階級が富を支配している状況では、米国が自分たちの利益になるような仕組みを導入し、合法的な投資により収奪するのは簡単だ、と