毎年秋、正倉院宝物の点検・調査が行われ、それに合わせて正倉院展が開催されます。招待券をいただき行ってきました。光明皇后によって献納された聖武天皇の袈裟は、特に大切にされたようで、それを収納するための包みや箱にそれがみてとられます。「蘭奢待」で有名な黄熟香は、1メートル強はあると思われ、想像以上に大きいもので、明治天皇・足利義政・織田信長が切り取った痕跡が示されていました。香に関するもの・刀剣・工芸品・古文書など、奈良時代を偲び、良く保存されていることに感心しました。