ハナミズキのdiary

diaryとはいえ週一、月一になりそうですが・・・
思いつくままに。

2015 5 12 京都国立博物館へ

2015-05-14 12:10:24 | Weblog

 今回は 新発見・初公開の逸品があるということで
「狩野派 永徳の後継者たち」を見に、京都国立博物館に、
台風が午後から来るといわれる中 出掛けました。

最近発見され初公開の「北野社頭遊楽図屏風」 孝信筆
北野社や経堂の前で酒宴や踊り、慢幕の中で食事を作る姿が
面白可笑しく克明に捉えられています。

又、新発見・初公開の「槇に白鷺図屏風」 山楽筆
桃山時代の金碧大画で現存するのは極めて少なく、
発見は奇跡に近いといわれているそうです。

これも初公開の「源氏物語図屏風」も、
桐壺から野分まで25場面が王朝文化らしい華やかさが
描かれています。

永徳から探幽まで狩野派400年の歴史を、各所の寺宝・所蔵品も
展示され興味が尽きませんでした。

同時に平成知新館も、中国陶磁・天皇の書 宸翰・曾我蕭白・
婚礼衣装と
盛りだくさんのいにしえの文化にふれることができました。



 

 


 


2015 5 3 読書(白川道)

2015-05-14 12:08:23 | Weblog

 4月16日 突然亡くなられた白川道さん。
名前は知っていましたが、本は読んでいなかったので早速図書館へ。

大手家電メーカーや広告代理店などを経て投資顧問経営。
1991年 投資家から現金をだましとったとして実刑判決。
バブル時代の株の世界の経験を描いた「流星たちの宴」で
作家デビュー。
収監された過去がある作家を描いた「神様がおりてくる」を
3月に刊行したばかり。

「最も遠い銀河」は運よく、棚に別に置いてあり借りることが
出来ました。
元刑事と過去がありながら出世していく建築家の心理描写に
夜が更けても本を閉じることが出来ませんでした。
しばらくはこの作家の本ばかりを読むことになりそうです。

 


2015 5 5 兵庫県立美術館へ

2015-05-06 15:19:53 | Weblog

ガウディと井上雄彦 コラボレーション



安藤忠雄設計の美術館 すぐ奥には海が見え吸い寄せられる入館しました。
先ず目に付いたのが、セザール(フランス)のオブジェ
阪神淡路震災復興10年 被災者を励まし、文化の復興を支援するとの趣旨で、
パリの象徴エッフェル塔の廃材を板状に再生した彫刻を寄贈 テーマは「再生」
       

ガウディは、今なお造り続けられているサグラダ・ファミリア聖堂をはじめ、
グエル公園、カサ・ミラなど独創的な作品を遺しました。
外見では分からない丁寧な設計図、模型 家具など見て、益々スペインに
行ってみたいと思いました。(実物を模したイスに掛けてきました。木の暖かさ
包み込まれるようでした)

一方、井上雄彦は人気の漫画作品(残念ながら知りませんでした)ばかりでなく、
東本願寺に親鸞の屏風絵を描くなど、漫画家の枠におさまらない様々な活動を行い、
2013年
日西交流400周年親善大使に任命。カサ・ミラの一室を1ヵ月アトリエにし、
ガウディの偉業と人間像にせまろうとしたようです。
自ら長さ10メートルの和紙造りに挑戦、それに墨で描かれた作品は素晴らしい
ものでした。