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金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

脊柱について「なんでも知っている」人は読まないでください。③

2016-03-23 06:24:29 | 胸郭
胸椎についてお伝えします。



胸椎の異常は様々な所へ影響を与えます。



猫背の人、、、多くないですか???



今回はそんなお話しです。。。











どうも(^_^)



大分暖かくなってきた今日この頃、、、



皆さんはどうお過ごしですか???(*'ω'*)



我が家はお花見の計画を立てています。



私の住んでいる所ではかの有名な〇〇園があるのですが、、、



意外に近い所には行かないもので、いつも他県の有名どころまでお出かけします。



私と嫁さんの思い出の場所でもあります(*´ω`*)



その事を子供達に話していると、、、



嫁「どこの女の事と勘違いしとるん?(-_-メ)」



私「えーーーっ!?(T_T)」



勘違いしてない。。。はず。。。なのですが。。。



一瞬ホントに背筋が凍った男です(+_+)笑












さて、今回はまた胸椎についてやって行きます。



臨床でも多く見かける胸椎の後弯が増強している患者さん。



いわゆる猫背について勉強して行こうと思います。







猫背はいい姿勢ですか?



と聞かれていい姿勢ですという人はいないでしょう。。。



猫背の人はなんとか改善したいと思っているはずです。



まあ、その通りでこの猫背によって様々な弊害が出てきます。



その弊害とは???





胸椎をはじめ、脊柱は家で言う柱に当たります。



この柱がゆがむことにより様々な部分での問題が生じてくる。



胸椎の後弯、、、猫背になってくると(胸椎の後弯=猫背 では必ずしもない)、、、



まず頭が前方に出てくるフォワードヘッドポスチャーが起こる事が多い。



そうなると、僧帽筋上部繊維は緊張してしまいますね。



これは肩こりの原因になります。



また、肩甲骨が外転してしまいます。



そうなると、上腕骨も前方へ変位してしまうので、肩関節のROM制限が起こります。



同時にインナーの出力低下も引き起こし、、、、



いわゆる五十肩の病態を生じやすくなります。






では、腰部はどうでしょう?



背中が丸くなると、腰椎まで丸くなります。(前弯減少)



そうなると、胸腰筋膜が伸長されてしまう為に腰痛が生じやすくなります。






では、下肢への影響は?



猫背ではバランスをとる為に踵重心となりやすい為に、膝も屈曲位を呈しやすい。



こうなると、膝の外旋が生じやすく、膝OAとなる場合が多い。






この様に、様々な疾患が、実は胸椎の影響で起こっている事は往々にしてある(=゜ω゜)ノ



胸椎ってめっちゃ大事じゃないですか???







さらに、猫背の患者さんは不定愁訴を訴える人が極めて多く感じる。



目の疲れ、息切れ、手足のシビレ、尿失禁、便秘などが多いと感じますが、、、





目の疲れは、FHPにより、後頭下筋群が緊張する為と考える事が出来ます。



息切れは肩甲骨が外転しているために、呼気の肢位で固まり、吸気がしにくくなる為とも考えられます。



手足のシビレは、肩が前方へ変位する事により、斜角筋や小胸筋の緊張により胸郭出口症候群の病態をとる事により発生すると考えられる。



尿失禁、便秘は前かがみの姿勢が定着してくると腹圧が低下し、膀胱が圧力に耐えられなくなることで起こると考えられる。



また、この姿勢では内臓も下垂してしまうので、大腸が圧迫されるために便秘が起こると考えられる。








不定愁訴も考えればこの胸椎の後弯の影響も受けていると考える事が出来ます。



つまり、我々セラピストも積極的に内臓、呼吸などの状態を改善する為に関わっていけると言う事です。



私はこの様な事実を知った時に、ワクワクしましたね( `ー´)ノ



新しい扉が開いた感じでした。



私は柔道整復師ですので、この様な概念はあまりありませんでしたが、、、



今は、骨折、脱臼よりもこの様な事に夢中ですね(*´ω`*)






今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。









おわり