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タカ長の山ときどきタカ見

「タカ長のタカの渡り観察」の別室です。八十路の坂を登りながら更新してゆくつもりです。

思いのほかキツイ山~2

2023-12-11 08:01:03 | 山歩きから
    

洞所山に着きました。広い山頂ですが展望はありません。

目の前にピンクリボンで飾ったような石柱がありました。それにタッチしようとしたら、、、、、

「それは三角点ではないよ」と言う出雲の守様の声。出雲の守様は三角形の専門家なのです。(????)

あらためて本物の三角点にタッチして次を目指します。この時点で、原山まで行く気持ちはほとんど無くなっていました。

    

原山からは直登ならぬ、「直降」ルートの下り。タカ長の目には急な下りに見えるのですが、下りてきた方向を見上げればたいした坂には見えません。でも、下りを見れば級坂、その急坂をゆっくりと下りて行きました。

    

その下りを下りると今度はゆるやかな登りです。そこを登り切ったところが591メートル地点で、原山方面と天狗防山方面への分岐点になります。

そこに若い登山者が座りこんでいました。聞くと天狗防山ルートを登って来たとか。

「そのルートには激坂があるのでしょう?」「あります、あります、それも一つではありません」

その激坂を登り切って疲れたのでしょう、年齢的にはタカ長の半分もないように見える若い登山者は顎を出していました。

「これからどこまで?」と聞くと、「新峠から城山、金ヶ燈籠山を通って矢野まで歩きます」と言う返事でした。やはり若い人はいいですね。

   

彼が登って来たルートを下りて天狗防山に向かいました。そこが今日の最終地点、原山に行く気持ちは完全に無くなりました。

その天狗防山へのルート急な下りでした。激坂ルートの「予告編」と言えそうな下りです。

    

YAMAPのコースタイムでは原山への分岐点まで7分になっていますが、とてもとてもそのような時間では下りることの出来ない下りです。

このようなところでトラブルを起こすと「救助要請」しないと生還できません。そのため石橋を2度も3度も叩いて渡るようなイメージで下りて行ったので、分岐点まで37分かかりました。短い距離ですが、コースタイムの6倍もかけて歩いたのは初めてのことです。

    

原山への分岐点を過ぎて少し行くと林道の終点みたいなところに出ました。

ここを横切りような感じで過ぎて、再び山道に入ると、、、、、

    

足元にこのようなものがありました。山頂らしい雰囲気はまったく無いところで、出雲の守様は気づかないで通り過ぎていました。

出雲の守様を呼び戻してYAMAPの地図で確認すると、ここが間違いなく天狗防山の山頂であることを示していました。

    

しばらく行くと展望地、最終目的地です。天狗防山の先に展望地があることは事前に調べていましたが、思っていたより狭い視界しかありませんでした。360度の大展望とは言いませんが、100度くらいの展望はイメージしていたのです。

    

狭い視界から広島湾の海を見ながらランチタイム。G7広島サミットが行われたホテルも見えましたが、黄砂がひどくて写真に撮れる状態ではありませんでした。

    

ランチタイムを終わると早々に出発、同じ道を引き返すことにしました。

    

先ほどの分岐点から原山方面に歩き、主稜線を591メートル地点に帰れば距離は長くなりますが、急登は避けれそうです。でも、ここは直進して、「激坂予告編」を登ることにしました。

    

    

写真では分かりませんが、確かに急登です。下りの時と同じように、石橋を2度も3度も叩いて渡るイメージで登って行きました。

ある面、登りのほうが楽で、感覚的には下りより登りのほうが早かったのですが、デジカメの記録では登りのほうが少しだけ時間がかかっていました。

    

591メートル地点はノンストップで通過。

    

    

少し下がり、その先から洞所山への長い登りを難なく(?)こなすと登りは終了です。

    

洞所山からはスタート地点に向けて下るだけです。しかし、高齢登山者には下りが問題です。

バンザーイはつかの間の楽しみとして、そこから本当に慎重に下りて行きました。

    

    

    

展望地でも写真は2~3枚撮っただけ、多くの時間は「カメラ封印」です。

    

    

新峠を過ぎて道は広くなりますが、雨で荒れたところや落ち葉道のところもあるので気は抜けません。

慎重に、慎重にと自分に言い聞かせながら下りて行きました。

    

    

    

無事に下りて、仏様にお礼をして山歩きを終えました。

脚力が落ちているのか、思いのほかキツイ山でした。それは仕方ないとしても、他の登山者に会わない山歩きでした。会ったのは紹介した二人だけ、週末でもあるので、三度目の正直で女性登山者に会うことを期待していたのですが、本当に本当に二人だけでした。

登山者が集中する山もあるのでしょうが、地方のマイナーなルートを歩く人ももう少しは多くても良いと思うのですが、、、、、、。



コメント
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