上野駅で思い思いの駅弁を買い込んで。12時10分発の草津号に乗車。列車が動きだすとおもむろに弁当を開いて「イヤーッ!!出かける時いいー天気で良かった」と。「ううーん。これおいしい!!」と言いつつ…車窓に流れる風景に目をやりながら…。今年の早春二人旅(?)は草津温泉へ。雪はどんなだろう?あの湯畑は?と期待に胸がふくらみます。冬枯れの田園風景はなんだか淋しくて…。来る春を待ちわびてるみたい。高崎を過ぎたあたりから見えてきた山並。「おおっ!!あの山は?」と冬晴れの空にくっきりと。榛名山かな?
「わあーっ雪!!ユキ!!」列車が長野原草津口に着く頃、空から雪が舞い降りて窓から雪景色が。中国から来た観光客の家族らしくお母さんがカメラをかまえ子ども二人にポーズをとらせて盛んにシャッターを押しています。草津口からバスに乗り換え、一路草津温泉へ。どんどん山奥へ走るに連れ雪は激しくなって、あたりはまっ白の雪の山。枯れ枝に積った雪もいいもんだ。バスが草津温泉に着く頃は吹雪になってもう外は雪国!!バスターミナルはすごい人で。ビックリ!!ホテルの送迎バスに乗り込んで宿に着いたのは4時過ぎ。露天風呂に入って雪景色を眺めるのはいいーもんですよ!!(ハハハ…)ゆったり…ゆっくり。そういえばバスの中であの唄が流れてましたよ。♫草津よいとこ~♫一度はおいで~♫ドッコイショ~♫
草津温泉2日目。終日自由行動なのですが…草津の街を案内してもらえるツアー(?)があるというのでお願いする事にしたのです。「イヤーッ!!皆さん!!今日は素晴らしいお天気で良かったです。これから案内しますが2時間近くかかります。足元がすべりやすくなってます。転ばぬよう注意して下さい」昨日の吹雪はうそのよう。ほんとうにまっ青な青空が広がってもう清々しい雪景色。遠くに目をやるとなんと!!雪の白根山が!!わぁー!!絵になるなぁ…と思いつつもここは団体行動。まずは光泉寺にお参りをして。境内の右側に小さなお堂。雪が屋根を覆い隠して。わぁーっ!!これも絵になる、それに「遅咲如来」が奉ってあるそうで「これから花を咲かせたいかた。もう一花咲かせたい方は是非お参りして下さい」と。もう…しっかり手を合わせましたよ(ハハハ)
そしてここからの「湯畑」の眺めがまたいい!!長い下りの階段が続いてて。その下り口右側に「鐘桜」がありましてね―「つきたい人はどうぞ」と。つき方まで教えてもらい心を込めてつきましたよ。ゴーン!!と。何だか心が清められるような気がして。そしてこの階段を降りるのが一苦労。何しろ雪が積っててすべりはしないかとおそるおそる。「湯畑」は湯煙が立ち込め観光客で賑わってます。一番の人気スポットなのでしょう!!案内の方が「湯畑」のまわりを囲う地面を見て下さいと。「これは岡本太郎さんが瓦を使ってデザインを考案されできたものです」「ヘーッ!!そうなんだ」と。それも瓦を立てて実にユニーク(すべり止めにもなってるらしく)湯畑を囲む石柱にはここを訪ねた有名人の名が刻んであって「前田利家」「岡本太郎」「山下清」「谷内六郎」たくさんの作家や画家、文学者の名前が。そして「ここが一番昔ながらの草津温泉の名残りのある通りです」案内の方が。うーん確かに何といってもあの松の木がかっこいい!!それにこの古いお宿の街並。絵になるねぇー。で、午前中しっかり案内してもらったおかげで午後はここぞ!!と心に決めたスケッチポイントでスケッチ三昧。でも寒くて…。(ハハハ)