田口孝夫 絵手紙旅日記

絵手紙を通じ素敵な出会いと感動の旅を重ねる田口孝夫のブログです。(申し訳ありませんがコメントなどへのお返事はできません)

5月19日 伊勢神宮にて

2013年06月06日 | Weblog

昨日伊勢駅に着いたのは12時20分。改札口にMさんが出迎えて下さって。笑顔の握手。19日の「二見浦スケッチ会」に向け前日入りしたのですが、実はこのスケッチ会の仕掛け人(?)がMさん。すごく「絵手紙」への情熱を持ってらしてもっと三重に絵手紙の輪を広げたい!!と。で、今年は伊勢神宮の二十年に一度の大祭・式年遷宮の年にあたるそうで…(僕はこの大祭がどんなものか何もわからず)そこに向け「絵手紙講演会」はできないものか?と。(なかなかの企画マンなのです。)伊勢には「絵手紙」で頑張ってる若い三人娘(?)がいらっしゃるので、この方達にひと頑張りしてもらっては?と。そしたらトントン拍子に話が進み、昨年、今年の10月に!!と日程も会場も決定。この早業!!そして、できればその前哨戦(?)として「スケッチ会」はどうだろう?と。そしたらがぜんこの三人娘さんが燃え出しましてね(ハハハ)昨年の暮、三人娘の名前一字を取って「伊・伊・朋会(イイトモカイ)」を結成。そして今年の3月にはこの会で絵手紙展を開催。大盛況!!そしてこの「二見浦スケッチ会」を取り組んで下さったのです。「このスケッチ会を通して秋の講演会へと繋がっていけばいいのですが―」とMさん。

 

「絶対成功させましょう!!」と僕。二人でおいしい伊勢うどんをいただきながら話は尽きません。「伊・伊・朋会」のKのさんが伊勢神宮の内宮と外宮を案内して下さるというので待ち合い場所へ。「はじめて伊勢を訪ねましたよろしく!!」と固い握手。「伊勢の亀ちゃんと呼んで下さい」となんとも気さくなかたで思わず笑顔がこぼれます。伊勢神宮は今、まさに新緑におおわれて参道を歩いているだけで何だか心洗われて清々しい気持ちになります。

 

参拝の作法などさっぱり解からない僕に亀ちゃんはまるでガイドさんのように丁寧に案内して下さって―。「伊勢神宮」は皇室の祖先神「天照大御神」をおまつりする内宮を中心に百二十五のお社があるとのこと。式年遷宮とは二十年に一度、宮処(御敷地)を改め御社殿や神宝などすべてを一新して新殿へお引越しをなさるお祭りなのだそうです。資料館を巡りながら亀ちゃんが立て板に水のごとく案内して下さるのですが…只ただ何も知らない僕はハーッ!!ヘーッ?!の連発!!

 

よくもこんなに詳しく勉強してらっしゃる!!と圧倒されておりました。そしたら後で教えていただいたのですが…「実は私…昔、ここの神子をしておりました。」と。もう…ヒエー!!ですよ。そして御主人はこの神宮でお仕事をなさっていると―。そんな方が「絵手紙を?!」と。ほんとに「絵手紙」ではどんな出会いが待ち受けているか?解かったもんじゃない!!と。ハハハ…。それにしても神宮はすごい賑わい。観光客が続々と。皇大神宮へお参りする時は長蛇の列で辿りつくまで大変!!

 

「お参りする時の願い事も私的なことでなくすべてのものに感謝する気持ちとか平和を願うとかそんな願いを」と教えられたのですが…。僕は「明日、どうか天気に恵まれ、スケッチ会が大成功しますように」と二礼二拍手一礼でお願いしたのですが―。これって個人的な事だったかな?と。(ハハハ)その後、おかげ横丁を通って。ここがまた人、ひと、人でごったがえしてて、あの有名な「赤福」のお店もあったりして「10月の講演会場になる神宮会館を案内しますので下見して下さい」と。

 

すでに係の方が待ち受けて下さって。立派な会館。親切な対応に只、ただ恐縮して―。「スゴイことになりそうですね」とMさんと二人で。夜には「伊・伊・朋会」の皆さんと「スケッチ会」の打合せ。皆さん初めての取り組みでやや緊張気味。「とにかく参加された皆さんに楽しんでもらいましょう」と。とにかく雨だけは振りませんように。それだけが心配です。「大丈夫!!です」と言いながら散会したのです。

 

今朝起きるなり「天気は?」急いでホテルのカーテンを開けてみました。陽が射して青空が広がってます。ホテルに迎えに来て下さったMさんに「良かったですね。このまま雨が降らなければいいのですが…」「大丈夫です」と。会場は賓日館・二見浦。スケッチ会は午後1時半から。それまでスケッチ会のポイントになる輿玉神社と夫婦岩をMさんが案内して下さって。松原越しに二見の海が広がって「うわぁーっ!!こりゃぁいいや」「これだったらどこだってスケッチポイントになりますよ」と。

 

ところが輿玉神社に向う参道には「浜参宮」の幟旗が両側にズラリと立ち並び、たくさんのハッピ姿の集団が詰め駆けているのです。そういえば昨夜の打ち合わせの時「明日は浜参宮の日で昼まではすごく賑わうと思いますよ。どうかスケッチして下さい」と三人娘さんが。その時「浜参宮」の説明をしてもらったのですが―今年の夏「お白石持行事」が行われるそうでこれは新宮の御敷地にお白石を奉納する伝統行事だそうで、

 

これに先立って行われるのが「浜参宮」心身を清め、みそぎをするために町内が一団となって輿玉神社でお払いをしてもらうのだそうです。町内ごとに揃いのハッピを着てねじり鉢巻に幟を立てて木遣唄に乗って小さなお子さんから若者年輩者に至るまで続々と。最初「夫婦岩」をスケッチしていたのですが木遣唄にさそわれて何だかこっちの方に足が向きましてね(ハハハ…)それぞれの町内の衣装が面白くて。追いかけて追いかけてスケッチしましたよ。

 

このところ僕は「祭」づいてるなと思いながら。(ハハハ)そうこうしているうちにスケッチ参加者の方もアチコチでハガキ片手に―。いいねいいーね!!その意気込みがあれば大丈夫だ!!と自分にも言い聞かせて。ところがです。昼近くになって急に雲行きが怪しくなってなんと!!ポツリ…ポツリ…と雨が。エー!!もうショックです。会場の賓日館には参加者が続々と雨の中を。三人娘さんは受付やら会場案内で大わらわ。

 

Kさんは腰にテルテル坊主をぶら下げて頑張って下さってる。とにかく晴れだろうが雨だろうが絵手紙人に天気は関係なーいと言いきかせ。「スケッチの心構え」を皆さんに聞いてもらって一時間のスケッチタイム。皆さん傘をさして夫婦岩の方まで出かけられて。カッパを着て頑張っていらっしゃる人もいて。出来上った皆さんの「絵手紙スケッチ」にもう…僕は大感動!!良くも皆さんここまで頑張って下さったと。一堂に展示された「絵手紙スケッチ」を前に皆さんの笑顔がこぼれ大喜びして下さいました。もちろん夜の反省交流会は三人娘を中心に大盛会。秋に向け大きな一歩となりましたよ。


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