流氷館を見学した後は博物館・網走監獄を案内してもらいました。釧路川にかかった鏡橋を渡って見えてきた赤レンガ作りの正門。重々しいたたずまいです。時間が無いのであまりじっくりとは見学できませんでしたが…。かつて受刑者がどのような日常を送っていたのか時折説明聞きながら…ここに囚われの身となった人たちが北海道開拓のために過酷な労働を強いられた様子なども伺い知ることができました。唯一気持が救われたのは教誨堂(きょうかいどう)に展示された受刑者の絵や書でした。
北海道・網走にて 十月十六日
女満別空港に飛行機が着いたのは午後2時。到着ロビーでOさんと名古屋・大阪の絵手紙仲間の皆さんがアーチ(?)を作って出迎えてくださいました。(うれしいけどチト…恥ずかしい??ハハハ)
「今年の10月に中標津に命の洗濯にきてください」とうれしい連絡を受けたのは一月六日の事でした。「エ~!!これで4度目ですよ!!」と。心待ちにしていたその日が来たのです。講演会は明日。今までとは違ったコースで今回は網走を案内してくださいました。
まずはマイナス15℃の寒さを体感できるというオホーツク流氷館へ。この流氷館は天都山の山頂にあってまぁ…そこからの大パノラマの風景にうわぁーすごい!!と皆で大声あげてしまいました。
赤や黄色に紅葉した林の向こうに伸び広がるオホーツクの海!!そしてはるか知床連山が見渡せます。眼下に網走の街。網走湖が。
イヨイヨ流氷館へ。案内係の人が「チョットの時間ですが中は寒いので防寒服を用意してあります。」との事。何だかドキドキ!!です。で、湿ったタオルを渡されて中に入ったらこれを振り回してみてください。シバレ体験ができます――と。入るなりドデカイ流氷の塊がゴロゴロ
ヒエ~!!と言いながら皆でタオルを振り回してみますと、なんとアッ!という間にカチンコチンにシバレ(?)てしまったのです。そしてはじめてあのかわいいクリオネを見ることができました。ナメダンゴも。愛らしい団子みたいな魚。そして展望台へ。ああ!この風景せめて葉書一枚にでも。ところが道具を車に置いてきてしまって…。そしたらGさんが「ありますよ!」って分けてくださって。はやる心でスケッチしました。
北海道・網走にて 十月十六日