朗読カフェ in ヤスコハウス ~師走~無事終了です。
2日の土曜日の昼下がり、今回のカフェは趣を変えて位置が
半円型です。お店のオーナーのしつらえも人気があるため、
だってお茶とお菓子付きで500円とリーズナブルですから
チケットは売り出すと即売り切れとなります。
お菓子は宇奈月温泉つぼや「黒部の雪」おやつ堂 のあ
クッキー(雪の結晶とツリー)さざんかの花と柚子添えて。
さて、私はめずらしくMCを担当してみました。金子みすずの
「積もった雪」と「私と小鳥と鈴と」を中にミックス。
二部のうち一部は「こと花」の四名がそれぞれ好きな作品です。
◆志村ふくみエッセイ「語りかける花」から『千両』
◆平松洋子エッセイ「大人の味」から『暮れの味』
◆草野心平 「秋の夜の会話」「婆さん蛙ミミミの挨拶」
二部は宇奈月朗読教室の講師をしていただいている雪山玲子さん
が特別ゲストでした。渋い色あいの中にも華やかな着物姿でした。
樋口一葉のー大つごもりーから「みそかの月」を山崎陽子
さんが脚本化した作品。その世界にたっぷりひたることが
できた素晴らしい先生の朗読でした。本物を見せていただく
ことが未熟な私たちの励みになります。
先生はまだショールをはずしてない、本番前の一枚です。
六月、九月、師走と三回とも聞いてくれた夫は、よくこんなに
おもしろい作品を毎回見つけてくるね~」と感心しています。
富山に住む私たちは、標準語とアクセントがまったく逆なので
なかなか身につかずそこが一番大変ですね。
私は「言葉は生きている」と思っています。だから朗読も
文章を書くときも、会話するときも言葉を大切にしたいです。
かたづけ終わって外に出ると、宇奈月側の雪山に十三夜の
月がかかっていました。