黒部川扇状地は 水と風のとおり道…

自然の不思議をさがす「小さな旅」が好きです

第42回 魚高の吹奏楽を堪能

2019-05-21 08:58:09 | 地域の情報

昨年知り合った魚津高校の女子から「吹奏楽部卒業公演」の招待

チケットをいいただきでかけてみた。

開演の30分前、受付からの列があの広い新川ホールの一階フロア、

二階の廊下、後ろの出入り口まで人で埋まっていた。ほぼ満席。

2時間30分の三部構成の舞台はまさに「青春」そのもの。内容も

完成度も素晴らしかった。自分の孫のような気がして彼女の楽器を

探しては、若々しい音とドリルパフォーマンスを楽しんだ。

それとは別に配られた52ページのパンフレットに興味を引かれた。

編集は「吹部 パンフレット係」となっている。読み物としても

おもしろく、インタビューからも彼女たちの団結力とパワーが読みとれる。

目をひくのは広告の多さ。数えてみたら254社。魚津市内はもちろん多いが

入善、朝日、上市、富山、滑川と広域。大会社にスナック、病院に温泉、

漁協、ラーメン店に美容院 etc. 地元だったり、OG/OBや関係者だろうか。

仕事上の宣伝とはいえ、あたたかい支援の輪が感じられる。

さすが富山県東部の名門校なんだわ、と再認識した時間だった。

 


疲れたら、季節の中にいれば、それでいい。

2019-05-17 10:40:05 | 四季つれづれ

「どこかへ行こうとしなくても、日本は季節をめぐっているのだ」

~私たちは、季節のめぐりの外ではなく、元々その中にいる。

だから、疲れたら流れの中にすべてをあずけていいのだ……。

森下典子さん「好日日記」の中の一文です。

「日々是好日」の続編なので実は読んでいなかったのだが、

友人にすすめられて読んでみた。

巡る月日の中から紡ぎだされたこの本は居ながらにして季節を

感じさせてくれる佳い本でした。

魚津市の茶道の会へ講演にこられた森下典子さんのサインが

入っています。力がぬけたおだやかで品の良い字ですね。

本は「二十四節気」に沿って書かれています。

季節の移ろいと、お茶の世界と、作者をとりまく人間模様が

気持ちよくシンクロ(同調)しています。

ああ、ブログを書く間もないうちにもう半年が過ぎてしまう。

そんな日々、「季節の中にいればそれでいい」と本が語りかけて

くれました。

小さな私のガーデンに、野菜を少し植えてひとやすみ。

めずらしくいっき読みをせず、外のテーブルで少しづつ、本の

ページをめくっています。

昨年の暮れ、魚津の「のらカフェ」でいただいたスイートピー

の苗が育ち、数日前から紫色の花をつけました。