先日宇奈月図書館で大井むつみさんの研修(プライベート)が
ありました。宇奈月朗読グループと数人の図書館司書さんが参加。
10時から15時までビール館のランチをはさみお話と実際に10冊
以上の本を読んでいただきました。選りすぐりの絵本で内容も素敵
だったけどとてもあたたかい気持ちになりました。
お話のなかからおもしろフレーズピックアップします。
大井さんのモットーは「絵本以外のこともしっかり学ぶ」です。
■「KKKT」はだめ。「きれい、かわいい、かんどう、ためになる」
なんて大きなお世話。
■本は保険 病気になったり高齢になったとき役立つ
■演歌のような自己犠牲、がまんを強いる絵本は読まない
■ハッピーエンドで人生は良いものだと思ってもらう
ラストで死んでしまうのはだめ。
■標準語が正しい美しい日本語ではないのでこだわらない
■明るさとあたたかさと本物のユーモアのある絵本がいい
■読み聞かせという言葉にいろいろ意見があると思うが
「聞いてもらい共に楽しむ」でよいのではないか。
■ナンセンス絵本のからっとした笑いも大事
絵本の選び方については
◎絵がストーリーをはこんでいるか
◎表紙の絵のインパクト。表紙と中味のバランス
◎冒頭から主人公がすぐ動きだすか
絵本を読むときは
練習して自然に読む。
それらしい雰囲気をまといスタート。
絵をじゃましない。
子供を愛しているか、愛していれば自ずから世界のことに
関心がゆく。大井さんが編集された「絵本はパレット」の
エッセイがおもしろく、全国の図書館や司書話も楽しい。
実際に手のタコを触らせていただいて、優しい笑顔の裏の
プロ魂に打たれました。
今年の春からは宇奈月図書館の読み聞かせに参加させて
いただこうかなと思っています。
やがては自分自身をふくめて高齢者のための「読み聞かせ」
はどうかしら。