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経済と心の部屋

多田アソシエイツ 多田総合会計事務所

♪世界がめでる☆“BONSAI”

2011年11月23日 | 経済


<茶> ちゃ ☆ 花言葉 ☆ 追憶、誠実な心







盆栽は、草木を鉢に植えて、枝ぶり、葉姿、幹の肌、根、鉢そして全体を鑑賞する趣味です。自然の大木を鉢に縮尺して再現します。そのために剪定を施したり、自然の景観に似せるために枝を針金で固定して屈曲させたり、岩石の上に根を這わせたりと様々な技巧を競うのも楽しみの一つです。剪定、針金掛け、水やりなど手間と時間をかけて作る、生きた植物なので「完成」というものがなく、常に変化するのも魅力の一つです。かつては時間のある高齢者向きの趣味でしたが、最近では大自然が目の前に存在する、という魅力に惹かれた若者が増えて来つつあります。『松柏類』(松、真柏、杜松、杉) 『実物』実を鑑賞する物(ウメモドキ、柿、花梨、ヒメリンゴ) 『花物』花を鑑賞するもの(ウメ、ボケ、サクラ、サツキ) 『葉物』葉姿を鑑賞するもの(カエデ、ケヤキ)などの種類があります。
国内の盆栽市場は1970年代の全盛期から、景気の低迷や愛好家の高齢化によって大きく低迷しています。一方で、海外市場は急伸しています。主な輸出先は台湾やベトナムです。欧米への輸出は植物検疫のハードルが高く、認定施設で3年程度育成しないと許可されません。日本で売れるのは一鉢数千円が中心ですが、欧米での評価はBONSAIとして高いので、欧米向けには高級品で数万円が相場です。国内の松盆栽の9割は香川県の鬼無・国分寺地区、広大な盆栽畑があります。全国の盆栽市場規模は5.5億。10年前は8億円の市場でしたから7割に落ちています。本当に愛好家だけの小さな市場だと思います。私は20年前に、手のひらに乗るような“小品盆栽”を1点2万円程度で数点(ケヤキ・モミジ等)を「ボンサイハウス」で購入しました。1ヶ月単位の出張も多い時期でしたから、腰水もうまくできませんでした。そして細かいことに不向きな性格もあり、全部ダメになってしまいました。それでも盆栽展の中でも最高峰ともいわれる「国風展」が、広島市内の百貨店を巡回する際には見に行っています。“美しいものは美しい”ので、最近では再び関心を持ち始めています。-----高齢者に向かっていることも一因かもしれません。
音楽も絵画も料理も盆栽も、聴いたり観たり味わったり☆めでる方が私は好きなようです。
海外では、「BONSAI」はアートとして高く評価されています。産地は国内市場が低迷していますから、海外への売り込みに生き残りをかけています。
---------大切にしたい日本文化の一つです。


♪ディズニーのホスピタリティ

2011年11月21日 | 経済


レプトスペルマム ☆ 花言葉 ☆ 質朴な強さ、精神美

ディズニーテーマパークに従事する人の9割はアルバイトですが、“お客様への思いやり”が最高の人材を育てています。夢を売るサービス産業の最たるものですが、「サービス」と「ホスピタリティ」を明確に区別しています。サービスは「義務的な作業」でしかありません。これに対してホスピタリティは、マニュアル化できない理念ですから、お客様の感動を呼び、お客様の信頼を得て、さらには人脈まで構成していきます。ディズニーランドでの呼称として一般化しています、清掃作業部門のカストーディアルは個別の便器に名前をつけているそうです。このような「ホスピタリティ」によって、人工的な空間に感動が生まれるのだと思います。「知りません」「できません」はNGワードです。「できない」ではなくて「何ができるか」を常に考えるそうです。キャスト一人ひとりがリーダーになるために、「SCSE」という行動規準があります。Safety(安全)、Courtesy(礼儀正しさ)、Show(ショー)、Efficiency(効率)の頭文字をとったものです。全キャストにとって、ゲストに最高のおもてなしを提供するための判断や行動のよりどころとなっています。東京ディズニーランド、東京ディズニーシーで勤務するすべてのキャストは、入社時にディズニーフィロソフィー(哲学)を学ぶとともに、配属先でもトレーニングの一環として「SCSE」を学んでいます。このような方法で、ディズニーの伝道師が育っていますので、同じ「サービス業」として深い感銘を受けています。
ウォルト・ディズニーが目指したホスピタリティは、わが会計事務所でも必須のフィロソフィーとなっています。♪

♪カイゼンのサイゼリア

2011年11月20日 | 経済


ニゲラ ☆ 花言葉 ☆ 深い愛、本当の私

格安の値段でイタリア料理を提供するサイゼリア。創業40年になりますが、一貫して改善を続ける経営手法は外食業界の手本とされています。サイゼリアはトヨタに負けないほどの「カイゼン」を続けています。例えば、ビデオカメラを設置し、店員の動きを分析して無駄な行動を管理する、エンジニアリング部まで設けています。299円の「ミラノ風ドリア」はそのようにして破格の値段を維持しているのです。高い生産性に支えられて、外食業界の中でもトップクラスの高収益(営業利益率11.5~14.5%)を誇っています。創業者が、「40年前にイタリアのレストラン“マリアーノ”で食べた料理を日本でも広げたい」との一念です。食文化の豊かさを広めることが目的であって、効率性はその手段でしかないようです。創業期から毎日、店舗設計や厨房機器の変更、従業員の動き、手の上げ下げ、メニュー構成に至るまで、無駄がないかを分析、検証、改善してきました。
それでも「ムダは絶対になくならない。無限に発生する」との意識を持ち続けています。

ちなみに数年前に「ミラノ風ドリア」を食べてみましたが、安いだけで味すら感じませんでした。大衆相手の外食産業であるファミリーレストランやコンビニは、日本文化を壊してしまったサブカルチャーとして個人的には評価していますので、まず行くことはありません。安いことに魅力はなく、お金を払って美味しいものを食べたいと私は思います。

1億円以上の金融資産を保有するのは国民の100人に1人。しかし、日本人は1億人が総中流の意識を持ち、国民全体の基礎水準は高い国です。大衆の消費行動を的確に捉え、ミッションに基づく事業展開を行い、業績を伸ばしている企業であることについては高く評価しています。

物語のある人生を------LARK

2011年11月17日 | 経済


<小手鞠> こでまり ☆ 花言葉 ☆ 優雅、品位

誰かのために生き抜く男たちへ

かつて、男らしさとは、一人ですべてを成し遂げる強さだった。
時は流れ、世の中は変化し、男たちもまた変化した。
男らしさとは、今も強さだけど、その強さはやさしさに似ている。
一人ではなく、家族や友人、恋人との絆の中にある。
大切な誰かのために、日々、働く男たち。
男たちにはそれぞれ物語があり、その中で、それぞれが主役である。
LARKは、それを知っている。LARKはそこに拍手を贈る。
男たちの最高の相棒として、いつも、男たちのそばで。

♪PATEK PHILIPPE

2011年11月15日 | 経済


ジャーマンアイリス ☆ 花言葉 ☆ 吉報、楽しい知らせ

昨日、税理士会の帰りにS時計店に寄りました。そこで勧められたのがPATEK PHILIPPEです。現在の時計は18歳から35年間使っています。パテックフィリップは、一般的に400万円以上で上限が3700万円までのようですが、興味は今のところ存在しません。時計店の立場では、パテックの時計を付けている人にだけは一目置くそうです。最近は若者の車離れもあり、200万円程度の時計をローンで購入することが流行っているようです。パテックフィリップは、ポーランド生まれのアントワーヌ・ノルベール・ド・パテックが亡命先のジュネーブで高級懐中時計の製作をはじめたとき幕を開けました。品質を何よりも重視した彼の製品はやがて多くの顧客を獲得し、成功に勇気づけられ、有能な時計師のフランソワ・チャペックと共同で最初の会社、《パテックチャペック社》を1839年5月1日に設立しました。6名の工員からスタートしたパテックチャペック社の製品は、当時から美的な探究と技術的な巧妙さが融合された、まさに完成された境地に達していたようです。その後、発明の天才ジャン-アドリアン・フィリップとアントワーヌ・ノルベール・ド・パテックとの巡り合いにより、パテックチャペック社は、《パテック フィリップ》(Patek Philippe & Cie)と改め、世界の時計製作を大きく進歩させ歴史にその名を残すこととなりました。パテック フィリップの「販売台帳」によれば、日本との取引開始は1867年。同年開催されたパリ万国博覧会に出席するため渡欧した徳川昭武も3個の時計を購入しています。世界中の時計愛好家が認めている事実、それは「1839年の創業以来、パテックフィリップが製作してきた一つ一つのタイムピースは、創作から完成までのすべての工程において最高の水準を誇る芸術品である」ということ。プロジェクトの開始から発売まで、少なくとも3年の歳月がかけられたパテックフィリップ製品の完璧さは、長い伝統を持つ多数の職種を含む900名の社員の確固とした判断力、鋭敏な鑑識眼、熟練した手先の賜物によるものです。私は時計に、そこまでの価値を未だ見い出せずにいます・・・。