経済と心の部屋

多田アソシエイツ 多田総合会計事務所

デシジョン メーキング♪

2012年09月30日 | 日記



decision makingは意思決定のことですが、ある案件に対して最も適切な手段を選ぶことを意味します。その結論が有効な結果となるように、「それが実行された場合にどんな問題が想定されるか」、また「それらに対して適切な事前の対策がなされているか」なども考えて意思決定します。人生には様々な決定の場面があります。決定に際して、自分が安らぎを感じるか孤独を感じるか、時間をかけて考えることが重要だと思います。“安らぎ”とは、何かをしようとする時、心に平穏と信頼を感じることです。感覚的には、保障のような感覚かもしれません。正しいと思われるものが浮かび上がるまで、選択肢を一つ一つ敬虔に考察していきます。“孤独”はその反対です。心が不安定で落ち着かず、何をするにも動揺せずにはいられないことです。支えになるものがないように感じ、内心に当惑や危険さえも感じると、その選択肢を避けるようになります。内心に不安と動揺を感じるならば、その行動はとらない選択をします。人生を正しく生きていくためには、自分で判断しなくてはならない決定を、毎日いつまでも繰り返し行わなければなりません。午前中墓参して、午後は静かに仕事をしました。台風の影響があった天候も、午後から晴れ間に変わりました。明日から10月を迎えますが、15年前の金木犀の香りを想い出します。

危機意識♪

2012年09月29日 | 日記



事業経営者は、常に「倒産するかもしれない」との危機意識をもって、事業の推進と会社運営にあたるべきです。事業が順調に進んでいる場合には判断の誤りは少ないですが、一度苦境に陥ると、判断の誤りが出てしまいます。例えば、以前は地域の商店は地域の消費者によって支えられていましたので、なくなっては困るとの規範がありました。しかし、大規模店舗ができると、一ヶ所で全てが賄えます。低価格、品揃え等の点で受け入れられていくのです。そうなると、以前あった「地域の商店は地域の消費者が支える」という規範は希薄になってしまいます。その結果、中小零細の販売店が倒産していくことになります。このような規範の変化が事業経営のやり方をも変えてしまうのです。変化は、販売形態だけでなく、流通形態でも、製造形態でも、様々な領域で起こっています。会社の命脈はよく30年と言われていましたが、今やその半分の14~5年で終焉を迎えています。それほどまでに、事業経営を取り巻く規範が目まぐるしく変わっていることが、日本の中小零細企業の倒産を促進させています。企業のリスクは、売掛金の滞留、取引先の貸倒れ、連鎖倒産、情報漏えい、法令違反など様々です。多様化する危機から会社を守り、万が一危機が発生した場合でも損失を最小限に食い止めるような危機管理体制の構築の必要性に迫られています。久しぶりに静かな週末を過ごしています。

年度末を終了♪

2012年09月28日 | 日記



日本の経済力は伸びず、現在の名目GDPは約470兆円です。これは1991年とほぼ同じ水準です。名目GDPは給与の源泉となりますから、もちろん給与も伸びていません。国税庁が昨日発表した民間給与平均は409万円で、連年減少傾向にあります。高齢化の進展、対名目GDP比で主要国中最悪の財政赤字のさらなる増大、国内産業の空洞化の進展など、このままでは、「失われた20年」が「失われた40年」になりかねない状況です。そして、その負担は、今の若い人たちに重くのしかかっていくこととなります。団塊世は代ひと学年で240万人ですが、今年成人式を迎えた人は122万人、昨年生まれた子供は106万人という状況ですから、減っていく若い人たちに負担が重くのしかかっていきます。・・・経済状況の悪化が、さらに少子化傾向を強めるという悪循環となります。生産年齢人口も減りますから、強力な産業政策などを行い生産性を高めない限り、財政支出がさらに増大し、財政赤字が拡大するとともに、空洞化も加速して経済はさらに厳しくなる状況となります。顧客のなかでも老舗といわれる企業は、人口構成の変化と消費行動の変化に晒されています。小売業においては、各百貨店との共存の時代ではなくなったように感じます。今日は終日県北に出かけていました。自然の山や川を見ていると、往復4時間近くの運転も苦になりません。どうにか、年度末を無事に終えることができました。久しぶりに・・・気分だけですが、ゆったりした週末を迎えることができました。

読書♪

2012年09月27日 | 日記



勉強の方法は色々ありますが、昔からの王道は読書です。書籍という形式をとっていなくても、雑誌やウェブの記事にしろ、書かれたものを読むことが重要です。手っ取り早く関心を持つには、「役に立つ」こと「面白い」記事を読むことです。「役に立つ」というのは、読書が何かの目的のために有効な手段だと思えるということ。「面白い」というのは、そのこと自体にその人にとっての価値があるということです。勉強で読書をする場合は、ほとんどの場合、何らかの動機や目的がありますが、勉強の面白さは、ひとえに知識の質に関係しているように感じます。上質な知識とは「論理」であることです。論理は面白いと思います。論理の面白さが分かるようになれば、読書は苦になりません。それどころか、自然に読書が進みやがて習慣となります。このところ忙しくなっていますので、体力だけが頼りです。明日は県北に出かけます。

新しいルール♪

2012年09月26日 | 日記



日本人は、世界の中でも物事に忠実な国民性であると見られています。狩猟民族のように、現状がイヤなら槍を持って山を越えるということができない農耕民族である日本人は、川の水を共有し、台風が来れば運命共同体という長い生活習慣があるからでしょうか。特に、「ルール(規則)は守るもの」ということに徹し、当然、「守る」という原則が日本人にはあります。その反対は「破ること」です。しかし、西洋人にとって、「ルールとは作るもの」という考えがあります。例えば、日本勢にジャンプ・スキーの栄冠を奪われると、今度は、身長に合わせて板の長さを規定するなど、西洋人である自分たちに都合のいいルールを押しつけ、日本人はそれに従うことになります。日本人は、今のように受け身ではなく、もっと能動的に考えて生きる生き方を求められる時代に入っています。ルールが本質的でなく、惰性で守っているとしたのなら、時には思い切って新しいルールを作ってみることも必要です。ルールを破るのではなく、能動的に生きるために、そんな発想の転換をしたいものです。夜の9時半に最期の来客が終了し、10時になってようやく一日が終わりました。このような日々の連続が、未来へと繋がるのだと思います。