経済と心の部屋

多田アソシエイツ 多田総合会計事務所

初頭効果と新近効果 ♪

2012年08月31日 | 日記



人の第一印象は重要です。一度インプットされた第一印象はそう簡単に変わることはありません。最初にインプットされた情報は、後から入ってくる情報よりもはるかに重要な働きをします。第一印象がよいと高感度がアップしますが、後から高感度を挽回しようとすると、莫大な時間とエネルギーが必要になってきます。相手によっては、最初に貼ったレッテルをなかなかはがそうとしません。第一印象で形づくられる考えの事を心理学では、“初頭効果”とよんでいます。一方、何度か会っているうちに、形成される印象の事を“新近効果”とよびます。人間観察力が鋭い人ほど“初頭効果”が表れやすく、観察力のあまりない人ほど“新近効果”が表れる傾向があります。その理由は観察力の鋭い人ほど、第一印象で相手の特徴や性格を見抜く確立が高いので、そのことに対して自分自身での確信を持ってしまうからです。・・・人生は出逢いから始まります。その出逢いのなかでも、大切な要素である第一印象は、出逢いから実に3秒で決まるといいます。おしゃれをすることは、実は自分のためであると同時に、相手との良いコミュニケーションを生み出すためでもあります。そして、結果的には相手への心遣いでもあるのだと感じています。今日で暑かった8月も終わります。確実に秋の風に移り変わっているように、夕方の外出で感じました。やっと週末です。

洞察力♪

2012年08月30日 | 日記



洞察力は一見してすぐに分かりますが、定義することは容易ではありません。創造的洞察力とは、それまで互いにつながらなかった諸現象を組み合わせ、合成し、構築し直して、全体の中から現われる“出力”が最初の“入力”よりも大きくなるよう工夫する能力だと思います。トーマス・エジソンやエドウィン・ランド(ポラロイド・カメラの発明者)のような天才的発明家は、“天才”という言葉の意味からしても、きわめて稀な例外です。大部分の人間にとって、創造的洞察力は、くすぶる火のようなもので、絶えず煽がないと、輝きを発しません。洞察力の必要成分である感性、意志、受容性が三拍子揃っている場合に、それを養い育てるものは、他から示される模範であり、導きであるように感じています。8月も月末になりました。

喜びと苦しみ♪

2012年08月29日 | 日記



本日は10時に東広島に出発、会社との打合せの後、昼食をご一緒して事務所に戻ると3時でした。その間の電話や留守中の諸連絡を済ませてひと段落すると、もう夜になっています。私は自分勝手な性格なので、感情の起伏は少ないように自分では感じています。生きるための知恵なのかもしれませんが、喜怒哀楽するようなデリケートな神経も年齢とともになくなってしまったような感じです。しかし一般的に、人は自分のそのときの気持ちに左右されやすいものです。嬉しい時にはあたり構わずはしゃいでみたり、悲しいときには見る影もないほど落ち込んでしまいがちです。そればかりではなく、周囲の者にまで自分の気持ちを押しつけようとします。苦しみを知るのは、「その人自身の心」、終わりには「喜びも悲しみとなる」・・・・。ユダヤ教の結婚式の指輪の交換は、最初に新郎が新婦の人差し指に入れ、そのあと新婦が薬指に入れ替えます。世界中に広まったこの指輪の交換の儀式はもともとはユダヤの習慣を基にしたものとされています。そして、珍しい習慣があります。ひとつの杯のワインを当事者2人が飲み交わした後で、そのグラスを新郎が片足で踏み砕くという儀式です。紀元70年のエルサレム神殿の破壊をしのぶシンボルだと言われています。しかし、その奥にはもうひとつの大事な意味があります。人生のもっとも喜ばしい瞬間においても、悲しんでいる人のいることを忘れてはならない・・・。このことを結婚する2人に思い起こさせるための儀式です。・・・喜びと悲しみ、笑いと涙、この二つをともに保つことができて、はじめて人は人でありうるのだと理解しています。

世の光♪

2012年08月28日 | 日記



燈台の灯のように、明るさと暖かさを与え導くのが光です・・・・。光には、自分自身の存在を周りのために明らかにしていくことが求められます。また、光は通常、熱を伴い、周りに温かさを提供するものです。さらに、光は燈台が最も象徴的なように、その行く手を照らし方向を示す役割を果たします。励ましと力、エネルギーを周囲に発していくこと・・・。そして、光はすべて生きているものに命を与え育みます。そのような光のように、この世にあって、周りを生かし、人々の人生のガイドになるような生き方をしたいものです。

地の塩♪

2012年08月27日 | 日記



塩の役割は、第一に味をつけるということです。本来そのものが持っている味を引き出すという役割です。さらに、塩の効用は腐敗を防ぐということです。そのままにしておけばすぐに腐敗してしまうものでも、塩によって腐敗を防ぐばかりか長く保存することができます。私たちもこの世にあって、周りに味をつけるように、周りを生かし、また腐敗をとどめるような存在として役割を果たすように生きるべきだと思います。ただ、その塩が塩として効力を発揮するためには、自分が世の中に溶け込んでいく、つまり自分自身を犠牲にしていく覚悟というものが求められます。本日の午後は税理士会の税理士の相談に。事務所に戻って6時から来客がありました。