経済と心の部屋

多田アソシエイツ 多田総合会計事務所

内なる敵♪

2015年03月13日 | 日記



私たちの内なる敵である欲望と怒りを友とするにはどうすればいいのでしょうか。そのためには、欲望と怒りが何を言っているのかを自らのこころに聴くことです。欲望や怒りは、「満たされない」とか「私を本当に愛してくれているのは誰」と言っています。欲望や怒りを好ましからざる客として追い払う代わりに、私たちは、追い詰められ不安な心が癒しを必要としていることを認めることを知ります。心の不安は私たちに、欲望と怒りとがより深く愛する方法へと変えられるような、真のうちなる安息を探し求めるように呼びかけています。欲望と怒りには、手に負えないような多大なエネルギーがあります。そのエネルギーが愛することへと向けられる時、私たち自身が変えられるばかりではなく、私たちの欲望や怒りの犠牲になるかもしれない人々さえ変えられるのです。愛することへと向けられるエネルギーは、人を希望へと変えていきます。人生の神秘だと思います。

主体的な人生♪

2015年03月12日 | 日記



鉄鋼王カーネギーは、最も有名な成功者ですが、その財産で財団を作り社会貢献に力を入れました。カーネギーは次のように言っています。「人生で多くのことを達成できない人間には二つのタイプがある。言われたことをやろうとしない人間と、言われたことしかやらない人間だ」。豊かな人生を送るためには、言われたことはきちんとするのみならず、相手の期待以上のことを成し遂げていきたいものです。それは、やるべきことをやったうえで、自ら仕事を見出し、そこで最も必要なことを峻別して対処できる、そのような生き方です。このような人こそが経営者となり、またリーダーとなるのです。カーネギーの言葉を借りれば、「言われた以上のことをする人こそ、物事を達成できる真の成功者である」。こういう生き方をする人は、常に主体的ですから、人生そのものが躍動感に満ちあふれています。今の世界はこのような真の人材を求めています。志ひとつによって誰でも、どんなことでも達成できるチャンスに満ちあふれているような気がします。「人生とは、今日一日のことである。」

ベイズ推定♪

2015年03月11日 | 日記




最近脚光を浴びている「ベイズ推定」は、従来の確率論とはまったく異なるアプローチをします。もともと「ベイズの定理」は250年前に発表されたのですが、最近注目され始めた理由は、前提となる常識を疑っているからだと思います。多くの人が信じて疑わない確率を疑い、個別のケースとして蓄積したデータを活用するからだと思います。迷惑メールのフィルタリングにも活用されています。単語ごとにスパム確率を推定し、「出会い」という単語が入っていれば70%、「恋人」なら40%というように確率を計算して判断材料にします。これを繰り返すことによって判断の制度が高まり、新しいスパムメールの流行にも柔軟に対応できるのです。株式予測にも使われています。簡単な例では、女の子2人の家庭で、これから生まれる3人目の性別の確率です。統計上は男女の比率は半分ですから、3人目に女の子が生まれる確率は50%となります。ベイズ推定では、複雑な式となりますが、女の子である確率は約75%となります。75%は、「2度あることは3度ある」、25%は「3度目の正直」と表現されるように、経験により近い確率となっています。より現実味を帯びた数値として魅力があるのです。

企業繁栄の決め手♪

2015年03月10日 | 日記



「近き者説べば、遠き者来たらん。」・・・・自分の国の人々を喜ばせるような政治を行えば、遠い国からも人材が集まり、国はますます栄える。・・・・孔子の言葉ですが、企業にたとえれば、身近な社員、そして顧客や株主を喜ばせる経営ができれば、会社は発展するということでしょうか。人生において重要なことは、良い縁を持つことです。運が良い悪いの大きな差は、その良き縁をどれだけ持てるか否かがその判断基準となります。それでは、どうしたら良い縁を持つことができるかですが、その答えがこの孔子の言葉に込められているように感じます。近くの者を喜ばせることができずして、良い縁を得ることはできないのです。近くの者・・・それは家族とも解釈されます。喜びの中で仕事ができれば、多くの顧客が集まるに違いありません。企業人の行動規範として、企業繁栄の決め手となる言葉だといつも感じています。

ピグマリオン効果

2015年03月09日 | 日記



教育心理学者、ロバート・ローゼンソウルが次のような実験をしました。学校であるクラスの生徒に向かって、「君たちは、成績が優秀なので、特別に選ばれた。だから次の試験では必ず良い成績になる」と。次の試験は、このクラスの全員が他の生徒よりも優秀な成績となりました。しかし、この実験は特別に優秀な生徒を集めたわけではなく、普通の生徒の中から選ばれたのです。「優秀」と言われた生徒の中から選ばれたのです。「優秀」と言われた生徒たちは、「自分は優秀なんだ」と思い、その結果を修めたのです。これを「ピグマリオン効果」と言い、人間は期待されたとおりに成果を出す傾向があることを表しています。まず、「大丈夫、できる」と自分の可能性を信じ、自分に励ましの言葉を与えていきたものです。生活の様々な場面で自分を励ましていけば、その言葉どおりの成果を豊かに得て、私たちの人生には圧倒的なピグマリオン効果が現れます。