日本国内が不況で高級品の販売苦戦のなか、躍進を遂げる海外ブランドがあります。例えば、フランスのシューズブランド「クリスチャン・ルブタン」です。平成22年に銀座に続き、今春には大阪に直営店を出しました。ルブタンブームが起こったのは3年前ですが、日本では一躍注目の的になっています。値段は通常8万円。40万円のものもあります。それでも、まとめて何足も予約する人が多いようです。
数あるファッションアイテムのなかで、靴がここまでの人気となった理由はどこにあるのでしょうか。「デザインの美しさが一番ですが、もう一つの魅力は、“ルブタン・レッド”とよばれる深紅のソール。歩くたびに足元で見え隠れする真っ赤なソールは、見る人がみればひと目でわかるオシャレ上級者のトレードマーク的な存在」なのです。さらに室内で靴を脱ぐ日本人の習慣を挙げ、「靴を脱いだときに見えるブランドのロゴで、さすが!」と思わせる効果もあるようです。こうした見る人が見れば分かる高級品に対して消費が高まる現象は、“ヴェブレン効果”といいます。
集団心理による安心感から流行品を購入する「バンドワゴン効果」。希少性が高い商品に対して購買意欲が湧く「スノップ効果」。そして、他人が持っていない高級品を持つことで自己顕示をするのが「ヴェブレン効果」なのです。男性にもヴェブレン効果から、「ジョン・ロブ」など割合高価格の革靴が人気のようです。私はそう高価格ではありませんが、「フェラガモ」。またくたびれていますが、リーガルのウィングチップを30年履いていますので貧乏性のようです。
1足10万円近い靴は、自己顕示により自分の格を演出する、マストアイテムとなっているようです。不況でも揺るがない“ヴェブレン効果”によるものなのです。
数あるファッションアイテムのなかで、靴がここまでの人気となった理由はどこにあるのでしょうか。「デザインの美しさが一番ですが、もう一つの魅力は、“ルブタン・レッド”とよばれる深紅のソール。歩くたびに足元で見え隠れする真っ赤なソールは、見る人がみればひと目でわかるオシャレ上級者のトレードマーク的な存在」なのです。さらに室内で靴を脱ぐ日本人の習慣を挙げ、「靴を脱いだときに見えるブランドのロゴで、さすが!」と思わせる効果もあるようです。こうした見る人が見れば分かる高級品に対して消費が高まる現象は、“ヴェブレン効果”といいます。
集団心理による安心感から流行品を購入する「バンドワゴン効果」。希少性が高い商品に対して購買意欲が湧く「スノップ効果」。そして、他人が持っていない高級品を持つことで自己顕示をするのが「ヴェブレン効果」なのです。男性にもヴェブレン効果から、「ジョン・ロブ」など割合高価格の革靴が人気のようです。私はそう高価格ではありませんが、「フェラガモ」。またくたびれていますが、リーガルのウィングチップを30年履いていますので貧乏性のようです。
1足10万円近い靴は、自己顕示により自分の格を演出する、マストアイテムとなっているようです。不況でも揺るがない“ヴェブレン効果”によるものなのです。