11月末にしては暖かい日が続いています。最近のわが家には、「青森ひば」が急速に増えています。どこを見ても「青森ひば」製品のような雰囲気と香りです。「青森ひば」は日本固有の樹種で、その約8割が青森県内に集中しています。長野県・木曽ヒノキ、秋田県・秋田スギと共に日本三大美林の一つである「青森ひば」は、ヒノキ科アスナロ属の針葉樹で、日本固有の樹種として、その約8割が青森県内(主に下北半島・津軽半島)に集中しているのです。「青森ひば」は他の木の3倍の時間をかけてじっくり育ちます。雪の多い地方でなければ育たないと言われます「青森ひば」は、北の厳しい風雪に耐えながらゆっくり年輪を重ねます。長い年月をかけてじっくりと成長した「青森ひば」だからこそ、緻密で狂いが少なく、木目も細やかで美しい木材になるようです。「青森ひば」が直径70センチになるまでには、300年かかると言われます。これは杉が同じ太さになるまでの3倍の歳月となります。「青森ひば」は、その長い歳月で培った強固で細やかな木目により、木の大敵である水にも強く、腐りにくい性質を持っています。そして、「青森ひば」は木の中に精油を持っていて、大変よい香りがします。このひば精油の中には40種類あまりの成分があり、非常に強力な抗菌作用があります。中尊寺の金色堂(岩手県)、掛川城(静岡県)、出雲大社(島根県)等、古来より神社仏閣等の重要文化財に使用されているのです。風呂、まな板、そして私の枕からも心安らぐ芳香が漂ってきます。本当によい香りです。そして、この時期からの、水仙の香りにも強くひきつけられます。シャネルの5番は幻の黒水仙の香りだそうです。シャネルの5番以外でも水仙の香りは香水に使われているようです。清涼感があり、チョコレートビスケットの香りがする水仙。水仙や梅の香りに、人間としての原風景があるような気がいつもしてします。 午後の税理士対象の相談に行っていますと、水仙が生けてありました。思わず顔を近づけ、香りに幸福感を感じました。明日から21歳の職業体験者が来ます。わが会計分野は、お金と心が集まる重要な場所です。そして、あらゆる職業の中でも、誇りをもって活躍できる場所でもあります。よき経験を積んでもらいたいものです。あと3時間で12月!繁忙期を一丸となって乗り切ってまいります♪。
あなたがたは、現にそうしているように、励まし合い、お互いの向上に心がけなさい。
Encourage one another and build up each other.