経済と心の部屋

多田アソシエイツ 多田総合会計事務所

繁忙期前半を終了♪

2012年01月31日 | 日記


















先日触れましたように、2011年の貿易収支は31年ぶりに赤字となりました。生産の海外移転が進んだことも一因で、国内生産が転換点にあることは確かだと思います。しかし、消費者の移ろいやすい好みを短時間で開発し、生産に生かすための経営戦略や高品質の多品種少量生産を目指すのであれば、国内生産の優位性は、まだまだ残っていると思います。円高、電力不足などを「六重苦」として、われ先に工場を海外に移して競争力を高めるのか、製品分野や消費者への訴求点を見直して、競争力を高める方策を探るのか。生き残りへの解は各企業様々です。日本企業の経営判断に多様性が生まれれば、空洞化の歯止めにもなるのですが・・・。柔軟な生産システムには、作業員の多能工化が不可欠です。色々な作業ができるように習熟度を高めるには、長く勤めてくれる国内工場こそがふさわしい環境です。高品質で多品種少量の製品は、国内でのものづくりの強みが発揮できる分野だと思うのですが・・・。本日は各種申告期限日の月末でした。判断が求められるものについては、朝からTさんが見積書40枚を精査して、その最終段階を終えました。夕方4時15分に最終分の電子申告を完了後、すぐに市役所に向かいました。書面で出すべきものを提出して広島分は完了。他県につきましては中央郵便局から発送して、やっと繁忙期の第1段階を終了しました。明日からは、確定申告の膨大な数をこなしていきます。昨年12月から2ヶ月間で、やっと繁忙期の約半分が終了しました。連日帰宅は皆さん深夜でしたから、今晩は7時に事務所を出てメリハリを!私も10時半には事務所を出ます。束の間の休息となります・・・・。

普通に生きる♪

2012年01月30日 | 日記


















重度の心身障害児は、養護学校を卒業すると、自宅で暮らすか、入所施設に入るかの選択を迫られます。どちらを選ぶにせよ、「社会」から遠ざけられます。公開中の映画「普通に生きる」は、重症心身障害児を持つ親たちが、子どもたちのために、通所施設、すなわち、社会と交流できる場所を作ろうと奮闘する、戦いの記録です。親たちは、制度・偏見・法律の壁にぶつかるのですが、最後に親たちは、自らが主体となって、施設を作ります。この映画は、親たちの「成長」の記録でもあります。体も動かず、ことばも発することのできない心身障害児が、親を動かし成長させる。そしてその親たちが、鈍感な社会を、また成長させてゆく。常識とは異なり、弱い者、小さな者もまた、強い者、大きな者を育てることができるのです。ここに「教育」の最も重要な本質、相互性(互いに教え合うこと)を発見することができます。まもなく2月になります。このところ事務所では、償却資産、給与支払報告、法定調書の申告を行ってます。・・・件数が少なければ楽なのですが、収拾がつかなりますので、既未済はエクセルを厳密に塗りつぶしていく以外に方法がありません。償却資産についても莫大の量がある顧客につきましては、電子申告で増減が対応できませんから、1表だけ電子申告をして、別紙を明日市役所に持ち込みます。99%までは済ませていますので、明日で全部が完了します。2月1日からは、完全に確定申告の体制に入ります。2月は法人税の通常申告も多い月ですから、とにかく乗り切ることに全力を尽くします。今日までは顧客を訪問しましたが、これからは事務所に籠っての生活が始まります。
・・・無事☆春を迎えられるように頑張ります。

幸福経済学♪

2012年01月29日 | 日記


















27日の金曜日に昨年の全国の消費者物価指数が発表されましたが、3年連続のマイナスとなっています。民主党政権に代わってから、3年近くになりますが、モノの値段が下がり続ける「デフレ」から抜けられていません。2010年を100とした、総合指数は99.7。価格変動の大きい生鮮食品を除いた総合指数は99.8ですが、ともに前年より0.3%低下しています。テレビなどの家電の価格が下落したうえ、震災後の自粛ブームで、ホテルなどの宿泊料が落ち込んだことが響いています。一方で、電気代やガス代などは、前年より上がっています。先行きを見通すと、足元の景気回復が鈍っていますので、マイナス幅は拡大する可能性が強いのですが、政府の経済見通しでは、消費者物価の総合指数は、まもなくプラスに転じ、「デフレ脱却」を達成すると強気で楽観的です。・・・実際には、デフレも脱却できていないのに、増税が可能であるのか、大変疑問のある経済状況となっています。本日も、あっという間に一日が過ぎていきました。日曜日ですが、Tさんと2人で出勤です。会計→税→経営→幸福へと向かうように・・・。幸福経済学の考え方に立てば、私たちの会計事務所が関わる仕事は、幸福への重要な足がかかりとなります。経営者や世の中の多くの人を見ていますと、お金が全てではありませんが、家族の問題や苦しみも、経済が多くを解決してくれるように感じます。お金は人を幸福にも不幸にもしますが、無い時には心も貧しくなります。経済学はそもそも、人間の幸福をいかに向上させるかに関する学問です。私たちの使命として感じたものを、粛々と実現していきたいものです。そのために、努力する事務所でありたいと思います。

Try to live at peace with eneryone!

春の予感♪

2012年01月28日 | 日記






























今週の土日はあまり予定を入れず、国税電子申告をしています。午後1時半から4時半までは外出。外は風は冷たいのですが、晴れて気持ちのよい気候です。何となく春が近づいているような、春の予感を感じます。尾崎亜美の“春の予感”という曲は、資生堂のキャンペーンソングとして、私が19歳頃に流行りました。私の青春時代は、今の若者よりは、この歌のように、もっと夢があったように記憶しています。経済も安定していました。ところが35年後の日本の企業は、自らを育てた日本の市場を離れ、向上や店舗などの資源を海外にシフトさせようとしています。それに伴って、新卒採用もすでに、日本人より外国人の方が多いという会社も少なくありません。大学で就職を控えた若者の、人生の希望は“正規社員になること”なのだそうです。高校の場合は、状況がもっと過酷なようです。地方の高校生の一番の就職先は、大工場や大型店、そして公務員です。しかし、有力大手メーカーや小売業者は、国内拠点を閉鎖して海外移転を図り、公務員も狭き門。就職の機会が消えてしまった高校生は、とりあえず大学や専門学校に進学します。働き手がいなくなり、市場が狭隘化します。・・・そのような日本ですが、それでも、人と人のつながりは求められているようです。気の合った仲間と一緒に時間を過ごすために、仲間づくりを始め、その仲間の場に、互いに資源を持ち寄ることで、ビジネスが広がっています。最近流行っている“編み物カフェ”であれば、糸を紡ぐ人、染める人、編む人が集まります。人が集まれば、そこにお菓子を作る人、おいしい茶菓を作る人が出てきます。小規模ですが、“共感”がいくつものビジネスと市場をつくり出していきます。新しい試みは、好転への可能性を秘めているのかもしれません。

音戸へ♪

2012年01月27日 | 日記






















今朝は9時20分に、音戸に出発。10時半に到着し、社長が迎えに来られて、狭い道の運転は、社長に運転していただきました。いつもは2時間で終了した後、早瀬大橋を渡って、江田島の顧客を訪問するのですが、本日は江田島の顧客も音戸に来ていただくことになりました。社長ご夫妻が友人の会社ですから、2社合同で、仕事の話は15分。3時間近くは、仕事以外の話でいつものように会話が弾みました。最近は、少し意識してあまり喋り過ぎないように、聞き役に徹しています。喋ると疲れが取れますので、話す方が好きです。しかし、本当のサービスは、よく聞くことであるような気がします。久しぶりに、瀬戸内の海を眺めながら、充実したひと時を過ごさせていただきました。第二音戸大橋の建設も進んでいました。音戸といえば、鯛の活き造りの“戸田本店”が懐かしいです。沖美町の“坪希”も江田島の海上自衛隊の隠れた料理の迎賓館です。東京の赤坂あたりで食べると、3~5万円はする料理です。いずれも懐かしく、繁忙期が終わると、事務所で行ってみたいと計画しています。平日は事務所を無人にできないのが悩みです。広島への帰路はAさんに運転してもらいましたので、いつしか助手席で熟睡していました。久しぶりに心地良い眠りを味わうことができました。事務所に戻ってからは電子申告。7時に最後の来客があり、8時過ぎまでお話をして駐車場まで見送り。帰りに夕食を買って事務所に。食後は電子申告を再開。貿易統計によりますと、輸出額から輸入額を引いた、貿易収支は31年ぶりの赤字になっています。震災や円高、タイの洪水で輸出が減る一方、原発停止に伴って火力発電燃料の輸入が急増したため、2.5兆円の貿易赤字になったようです。厳しい状況が、依然続いている日本経済です。