「彼らが生きる世界」第１話・第２話

ヒョンビンとソン・ヘギョを結びつけたドラマ「彼らが生きる世界」。
以前、YouTubeで一通り見たんだけど、あらためてDVDを借りた。

オンエア当時から視聴率が上がらないとのことで、同時期に放送された、同じテレビドラマ制作現場を舞台にする「オンエアー」と比較されたものだ。

YouTubeで見たときは、微妙なセリフがよくわからないままだったので、あらためて見てみると、そうだったんだみたいなところが多い。
でも、放送のときと、DVDでは編集が少し違うみたい。

ヒョンビンが演じるジオは、１０年間も人妻と不倫しているテレビ局の監督という設定。
そして、その人妻が妊娠したといって別れる。
突然不倫男役からスタートされても、ピンと来ない。
また、わがままなシナリオライターとも、うまく付き合う処世術もそなえている。

ソン・ヘギョが演じるジニョンは、昔ジオと付き合っていた大学の後輩で、今は同じ局で監督をしている。
こっちは医者と付き合っていたが振られる。

でもって、二人はヨリを戻す事になって・・・。

という感じで始まるのだが、このドラマの中心は局で働く青年たちの恋／仕事で、女優や作家はあくまで引き立て役である。
頻繁にくっついたり別れたりする男女関係は、この業界の先鋭的な部分を象徴しているのかな？

演出の仕方があまり韓国らしくなく、スピーディでありながら淡々と描かれる印象がある。
ドラマチックに過剰演出しがちな韓国ドラマとはあえて一線を置いている感じ。
その辺が視聴率が稼げなかった原因でしょう。
青年たちと同年代の世代には受けても、中高年には受けないつくりです。