ちびもかの裏庭(乳がんとかヘルニアとか痔とか)

腰椎椎間板ヘルニアを手術。
その後、乳がん発覚。
非浸潤性乳がんの全摘&自家組織で同時再建。
痔の手術も経験。

待合室にて

2016-01-07 14:38:02 | 乳がん
何回か病院に通ってて思ったこと。

診察室の外の待合から、何人か名前呼ばれて中の待合の椅子に座り、更に待つ。

ここで先生に個々に名前呼ばれて診察となる。

治療中で経過観察の患者さん、検査を受けに来た患者さん、そして検査結果を聞きにきた患者さん。色んな人がいるわけです。

もうねぇ、なんつーか・・・

・・・この、中待合の空気がしんど過ぎる

整体師という仕事をしているせいなのか?患者さんの緊張とか不安感とかが、手に取るようなのです。

「精密検査を受けるんだろうな~。」「この人はおそらく検査結果を聞きにきたんだろうなあ」

と思うけど、まさか確認する訳にもいかず、本当のトコは分かりようがないんですけどね。


紹介状を依頼しに行った時のこと。いつも通り中待合に呼ばれて待つ。

この時すでに私は告知を受け、術前検査日や入院&手術日も決まっていたし、頭の中で考えてたのは「今更キャンセルって、どういう事だ?!」と先生に怒られるんじゃないか?という事くらい。

ま、怒られても「スンマセーン」的態度でいっか。と計画。口の中に飴玉放り込み、待っていた。

すると・・・私の右隣の女性から、ただならぬマイナスの空気ががが

(*´Д`)うぅ・・・この雰囲気、つ・・・つらい。耐えられん!


「妖怪・アメチャンクバリ」

沈黙が何よりキツかったっす。飴舐めて、その女性の緊張がちびっとでもほぐれたら良いなぁと思ったし。

そりゃ知らない人に、それも待合で飴を差し出されて驚かない人はいないよねぇ。ビックリされた様子でした。

が、受け取ってくれたし、「いただきます」と口に入れた後、ボツリポツリとお話を始められました。

「精密検査受けられるんですか?」と聞かれ「あー、もう受けました」

「じゃあ結果を聞きに?」と聞かれ、ちょっと返答に困る。デリケートな人に私の状態言って「あぁぁぁ、きっと私もガンなんだわっっ」と、変に落ち込まれても困る。

けど、黙るのも却っておかしいよね?と思い「あーー・・・大きい声じゃ言えないですけど(ここから小声で)私、もう告知受けてますぅ(ヒソヒソ)あはははは今日は、ちょっとヤボ用というか。」

「あぁ、そうなんですか?!」とやや面食らった風だったけど、私が凹んでる感無いのを察知してくれたらしい。

そこでこの女性「マンモトーム生検を受ける事になった事」「身内に2人程、乳がんがいるから覚悟はしている事」等々、お話してくれました。

きっと1人で抱えてて不安だったんだろうなぁ。「まだまだ!結果出てないで落ち込むの、気が早いですよ。」と言ってみる私。

「そうですよね!」と女性。「私、全摘予定なんですけど、しばらく運動できないのかーと思うと、嫌なのそれくらいかなぁって。ァハハ」

アホみたいだが、なるべく笑顔を心掛けてみました。個人的にずーーーーっと昔から思っているのが・・・

「闘病は笑いがあったほうがいい」

これが信条です。その方が絶対、免疫力上がるってば

「スポーツ出来ないの嫌ですよね。私もそれは嫌だなぁって思ってました。」と女性。お、アクティブ派と見たぞ!

等々ぽつぽつ話してるうちに、先生に名が呼ばれてしまったので、私は診察室へ。

私が紹介状依頼して速攻で診察が終わり。診察室出て、その女性と目が合う。

私、おもむろにガッツポーズ。・・・・ん?変だったかな?・・・まぁ、そのへんは置いといて。

「頑張って!」と私。頷く女性。

・・・今思えば、この時点で頑張らなきゃいけないの、私じゃん(゜Д゜;)あぁ、やっぱりアホだ

振り返るとトンチンカンな私の行動。がん患者の自覚がなさ過ぎるのも考えもの。


ま、私個人の状況がどうであれ、緊張の中、ちょっとでも笑いがでればいいんでないの。と思った出来事でした。


















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