ちびもかの裏庭(乳がんとかヘルニアとか痔とか)

腰椎椎間板ヘルニアを手術。
その後、乳がん発覚。
非浸潤性乳がんの全摘&自家組織で同時再建。
痔の手術も経験。

形成外科初診

2016-01-23 19:30:00 | 乳がん
いよいよ形成外科の診察です。

胸の形や腹の肉の状態とか、もしかして診察するかも?とも思っていたし、検査もあったから洋服の脱ぎ着はチャッチャと出来るし準備万端。

いざ!

麗しい女医さん。歳の頃は30代半ばか?挨拶もそこそこに、最初に何やら同意書へのサインと説明が書いてある書類を渡される。

と言うのも、待ち時間に看護師さんからタブレットPCを渡され「これ、先生からやっておいて欲しいって指示があったのでお願いします」と言われた。

内容は乳房再建についての説明とアンケート。冊子で散々読んできたし、この病院の再建のHPも読んできた。自分なりにあちこち検索して調べたりもした。

説明はその域を出ていない。アンケートは突飛な回答にせず無難な回答にする。

だってそうでしょ?!これから世話になろうって時に批判的な事言える訳ないし。無記名とはいえ、タイミングとかで「あいつだ!」ってばれそう。

どうもタブレットで事前に説明&アンケートする事で、患者に乳房再建への理解を深めてもらおう。・・・という研究らしい。

・・・(;・∀・)これ、ブログに載せたら、他の情報と併せてどこの誰先生かバレちゃうかしら??名前一切出してないしいいよね。


で、診察の最初に、上記の研究への同意書へのサインって事だったんですね。

さて診察は、と言うと。

なんとなく希望を聞かれる場面があったので「自家組織での再建希望です」とハッキリ言った。・・・と思う。

すーるーとー・・・なんでしょう?あんまりノリ気でない空気感??で、理由を聞かれた。

「シリコンで再建して10年20年経って、万が一でも交換が必要になった時に、自分も歳をとって他の持病があるかもしれないし、体力も衰えてる。それで交換となるとキツイんじゃないかなと。」と答えた。自分が持ってる不安を素直に口に出したつもり。

すると「交換になる事は、まず無いです」ピシャリ・・・うはいやいや20年後の事なんてわかんないじゃん。分かっていらっしゃるアナタは超能力者ですか??

続いて「自家組織でもシリコンでも綺麗に元通りにはなりません。」またもやピシャリ・・・分かってるよそんなの

「・・・えーっと、腹筋は取らないんですよね?」恐る恐る尋ねる私。

この病院で自家組織再建は「穿通枝皮弁法」でやるとHPにあった。リサーチ済みだが一応聞かないと。

「腹筋は取らないです。けどシリコンよりは入院期間長くなりますよ」

続けて「手術時間は6~12時間かかるからー、付き添いの家族の人が大変かもね」と言う。・・・はぁ?ウチの旦那、それ理由でシリコンにしろとは言わんわ!

この時点で、私は若干いらっとしていた。この先生なんか機嫌悪い?ナニ?生理中でイライラしてんの?とか思った。

3ヶ月過ぎれば、自家組織でもシリコンでも同じように動けるかなー。とか色々言ってたけど、言い方がいちいちネガティブ。

自家組織再建の短所を言う中で「もう片方がガンになった時には、もう自家組織再建はできない」とも言ってたっけ。

・・・これって精神的に相当打たれ強い私でも「はぁぁ??」って思った一言。

ここの病院ではそうなんだろうけど、自分で調べててオシリや太腿の肉で再建してる病院もあるみたいだったぞ。

何よりもガンに罹って精神的ショックが大きい人が多いだろうに、もう片方がガンになった時・・・って

医師は単にリスク説明したかっただけなんだろうけどさー。もう少し言葉選ぼうよ。せっかく女医さんなんだしさ、少しの気遣いでいいと思うんだけどな。

んーーーー。もしかしたらビジュアル的に私が勝ち気で生意気そうな患者に見えて、そういう言い方しただけなのかもしれんけどね。

おもむろにスケジュールを調べ始めて「一番早くても、手術は自家組織だと3月○日、シリコンだと○日。・・・あんま変わんないね」

「あなたの場合、そんなに急がなくてもいいからゆっくり決めたら?」とか言われるし。

・・・・大勢の患者さんの手術しなきゃいけなくて、大変なのは分かります。きっとお疲れだろうし、いっぱいいっぱいなんでしょうね。

自家組織再建の長時間になる手術をやりたくないのかなーともとれる言い方だったなぁ。



多分なんだけど、ああいうアンケートや説明をタブレットで事前にやるって、「乳房再建を思い違い?してる患者さんが多い」からなのかなって。

「思ってたような乳房にならなかった」「こんなはずでは」「そんなの聞いてない」etc

きっとそんな事が年がら年中あると、うんざりしちゃうだろうな。

そうなると説明省きたくなるし、「少し患者も勉強しろっつーの」という意味だったり。

仕事熱心な医師ほど現実に疲れて、すり減っていく感じ。最初の頃の熱意はどこへやら。日々の忙しさに追われて、患者の気持ちを考えられなくなる。スケジュールこなすのに疲れてる。

・・・・こんなんだったら悲しいなぁ。(全然違うのかもしれんけどね

でーもーねー、白衣着て、医師として患者の前にいる以上、内輪の事情とか自分の疲労とか関係ない。患者の好き嫌いもだめ。全ての患者に平等に接するように努力すべき。・・・それがプロってもんじゃないかなと。

どんな仕事でも、ね。私は常々そう思ってる。


まぁ、こんな調子で終始、自家組織再建の短所ばかりお話になってた女医さんですが、CT室に連絡して、この時に腹部CT撮影を追加で依頼されてました。嫌々でも、一応やるべき事はやってくれるらしい。

CT撮って、腹部の血管走行とかでダメとかあんのかなぁ。ちょっと心配になった。

この調子だったが、翌週にも診察予約入ってるし・・・ううむ不安。


みんな、こんな調子で言われるがままになってんだろうか?やばい、私言い返してしまいそうだ。

帰宅して一日は、なんとなく凹んでしまい、決意してた自家組織再建も気持ちが揺らぐありさま。

翌日には「やっぱ自前がいいな!」と思い直したけどもね。


それにしても、あの説明と口ぶりからすると

「一次一期再建」しか選択肢ない雰囲気だなぁ。特に自家組織の場合は、一気に作っちゃうしかないんだろか?

そうすると皮膚がパッチワークになるのが、引っ掛かる所ではあったけど、今は「それでもいっかな。」な気分ではある。

再建期間が長くなるのは、色々と鑑みても私には向いてないのかもしれない。


来週は形成外科も乳腺外科も診察。どうなることやら(;一_一)


本日の診察&各種検査代金
10990円也







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