15年以上に渡って、私に施術を受けてくれているお客さんがいる。
その人から3日程前に電話がきた。
「先生、どうしよう!右胸がすごく痛いの!」
話聞いてると、捻ったでもぶつけたでもない。今まで経験の無い痛みらしい。不安がるお客さん。ちなみにこの人には私の乳がん罹患を伝え済み。
身近に乳がんの人間いたら、そら不安にもなるかぁ。ちょっと反省。言わなきゃ良かったのかなぁ?
通院圏内の乳腺科の病院は2件。私が最初に行った病院は激混みで予約もいっぱい。対応に困ってる風だったしなと思い、心当たりのあったもう一件の連絡先と場所を教える。
「明らかに異常があると伝えれば、予約無しでも診てくれるハズ。ただ待ち時間は長くなると思うよ」と言っとく。
それから3日後、なんとか受診できたと連絡が来た。
エコー、マンモ「おそらく乳腺症だとは思いますが」と言われつつの針生検もやったそうな。
初めての針生検で痛かったのと怖かったのと、何より不安だったんでしょう。病院帰りに連絡が来て、待ち合わせてお茶して来た。…仕事休んでヒマだし。
一通り話を聞いてあげてっと。安易な事は言えないけど心の中で「私も乳腺症だと思うけどなー」とか思ったりして
一週間かからず結果が出るとの事だし、こういう時は結果までの間、不安で鬱々しないように馬鹿話したり、美味しいもん食べたり、「気を紛らわす!作戦」で乗り切るに限る。
「話せて良かった。落ち着いた~」と言って帰路につかれました。…そうそう、それでいいと思うよ
乳がんが20人に1人とか15人に1人とか言われてるけど、
そういう数字ってマジックというか…
あまり真正面から受け止めなくていい気がする。
自分の身近な同世代で20人に一人って言うと、
「すごく多い」印象。だけどこれって全世代って事じゃないのかな?自分が住んでる町の中で、どれだけいるの?と考えると「そこまで多くない」気がしてきませんか?
これは別に「乳がんは他人事と思え」って意味じゃないですよ!勿論、検診大事。病気への知識と理解も大事。
ただ実際問題として、自分が乳がんになって見たり感じたりしてる事が…
・ピンクリボンと広報していても、いざ検診となると乳腺科の病院が不足している現実。
これは本当に強く感じてます。
更に言えば、乳がん切除の手術だけできてもダメじゃないか?って事。女性特有の病気は乳がんに限らずデリケートな問題。
手術、再建、心のケアと連携できてる病院がどれだけあるんだろう?
実際、私はそこが納得できず転院してる訳だし。
中には「手術してくれるだけで十分よ」という人もいるかもだし、要するに…
病院&専門医が不足してる為に、患者の選択の幅が狭いってのは問題じゃないかなと。
あと、すごく個人的に思うのは、芸能人の方があまりにもセンセーショナルに、そしてショッキングな感じで病気について発信するのは如何なものか。
病気ってのは、どんな病だろうと「正しい。客観的な情報」こそ必要と常々思う事なのでね。
芸能人が告白する事で検診率が上がるのは良い事なんだろうが、どうしても感情に訴えるカンジになるのが苦手。一般人で、1人黙々と病気に立ち向かってる人も、たくさんいると思うしなぁ。
ダラダラと書き連ねてしまいました
ま、整体師の本業休んでも、お役に立てる事もあるもんだなぁと思った次第です。
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