旅するはらっぱ~日々旅日記

from HP 「旅するはらっぱ」


各地の各智を旅する、

はらみづほの旅日記です。

●生き延びるために ① バッテンの勉強。

2011年11月11日 | さっぽろ旅
●またまたしばし、ごぶさたしました。

ちょっと体調を崩し寝込んだりしているうちに、
3・11から、今日でとうとう、8ヶ月目。


あなたは 3・11の原発震災から、
何を学び、どう変化しましたか?



●私はこの8ヶ月間で、

動転し、翻弄され、泣きはらし、打ちのめされ、
模索し、立ち上がり、新たな試みを実行し、
少しずつ落ち着きを取り戻しながら、


今ふたたび、もっともシンプルな事実に立ち返り、
自分を見つめています。


それは、

◆人間は地球のこどもである 

◆地球の営みは、無数の生物が支え合う
 「生態系のしくみ」 の上に成り立っている

◆地球は、人間の想定を遥かに超えた
 神秘と可能性に満ちている


ということ。


ここ数日、寝込みつつも聴いていた国会中継では
誰一人この基本を口にする人はいず、

(私から観れば)
3・11の天災と人災が伝えている本質の検証・学習は
一切ないまま、うわべだけの討議が進められていて、
ほとほと愕然としました。

この人たちは
生物としての感性を失っているんじゃないか…
と思わずにはいられません。

だからいつまでたっても
「原発の安全性」 などという幻想を口にしたり、
「除染して住む」 などという無謀な行動ができるんじゃないか……と。

私にとってそれらの発言や行動は、
地球や放射性物質の威力をナメているとしか思えないのです。

だって、
原爆投下の歴史や、
これまでに公表されてきた範囲内の
原発事故の事実だけをとってみたって、
原発・ウラン・プルトニウムの恐ろしさは
もう既にイヤというほど証明されていて、

ましてや、
3・11をはじめ、その前後にも頻発していた
世界の津波・地震・水害の状況
を見ても、
天災は人知の及ぶところではないことも、
充分すぎるほど証明されてきたのですから。


既にそれらの事実を体験しているにも関わらず
まだ学んでいない人々
を落ち着いて観察したとき、
彼らは感性が壊れているのではないか、
と思い至りました。

生物としての感性が、
瀕死状態、もしくは、
激しく狂ってしまっているのではないか
と。

そう思ったらとても腑に落ちたのと同時に、

そんなゾンビマンたちが決めた
法律・制度・基準値が 「常識」 として一般化されていくことを、
とても恐ろしいと感じました。


ベクレルやシーベルトがわからなくても、
安全だとか危険だとかを専門家に言われなくても、

小学生で習う程度の知識と、生まれ持った感性があれば、
ほんとうは誰でもたいがいのことは自分で判断できる。


自然界と切り離された人間社会の中で
感性を殺し続けてきた人たちは、
その当たり前の能力を
忘れてしまっているんじゃないかと思うのです。


でも、私は同時に、信じてもいます。

◆人間は生きている限り、
 ふたたびその能力を取り戻すことができる
 と。

◆失敗は、それを糧にし、進化するためにあるのではないか と。


●失敗を活かしていく方法は、
ちゃんと 「バッテンの勉強」 をすること。

つまり、
間違いを認識し、そこから学び、変化すること。

そうすれば、その間違いは、
かけがえのない未来へのエネルギーになる。


私にはそう思えるのです。


3・11の 「バッテンの勉強」 から私が得たものは、

最初に書いた、「自然の威力の再確認」 であり、

自然の分身としての自分にも、
その威力の一端が備わっているんだ


という想いでした。


と同時に、

脱原発活動で電力会社や政府の対応に打ちのめされてきた結果、

ほんとうに原発をなくすために必要なことは、

原発に替わる発電方法を実践・共有すること

原発に替わる仕事を創り出すこと

そして、

原発システムの本質である 「巨大なものへの依存」 を脱し、

 自家発電や自然エネルギーの本質である
 「自立」 「自己発揮」 「共生」 「感謝」 にシフトしていくこと

なんだろうな……という気づきでした。


だから私は、それらのことを、
今後ますます実践していこうと思います。


●現実的に原発をやめるには、
自分なりの代案と実践が欠かせないと私は思っています。

反対!と叫んでいるだけじゃ、現実は動かせない。
そんなの当たり前のことだよな~と。

原発を誰かのせいにするのではなく自分ごととしてとらえ、
横暴な独占企業から電気を買い続けてきた
私たち各自がたとえ現状の半分でも電気を自給したら
電力業界の状況は激変すると思う。


国や組織のしくみが変わるのを待つんじゃなく、
まずは自分がやってみればいいんです。


誰かや行政が変わるのを待つより、
自分が変わる方が、よっぽど早いのですから。


そこから確実に、変化が生まれるのですから。




OL時代に電気代月¥3000以上だった私が、
今は¥600台(5分の1!)ですんでいる、
という事実は、

言い換えれば、「省エネ」という発電方法で、
¥2400分自家発電している
=くらしに必要な電力の5分の4を自家発電している

のと同じだと思います。

私にできて他の人にできないはずはないし、
フクシマを体験し、それでも原発が止まらない今、
できないなんて言ってる場合じゃないはずです。

一人にできることは、山ほどある。


国や専門家に頼るのではなく、
一人一人が自分で考え、行動を変え、
その情報を互いにシェアしていけばいい。

それこそが、
「自家発電」=「自家発伝
(By 友人の智子ちゃん)
の第一歩だと思います。


●ちなみに、
もっとも安全で手っ取り早い自然エネルギーは、
節電です。


まずは、

◆ライフスタイル点検
◆節電ポイント発見


とともに、

ご自宅のアンペアを下げてみてください。


5アンペアくらい下げたって
生活にはほとんど支障ないけど、
電気代は確実に下がりますから、
だまされたと思って、ぜひやってみてください(笑)。


ちなみにこれ、ウチの今月の電気代。
なんと¥500台でした~(笑)

10月は数日間帰省もしたし、
地方への泊りがけ仕事も2~3度あったので
そのせいも大きいと思いますが、

もう一つの理由は、短い外出時であっても、
出かけるときにブレーカーを落とすようにしたからだと思います。

切るだけで電気代1割減、と言われる待機電力も
コンセント抜いたりしていちいち切らなくても、

外出時や就寝前に電気の元栓を切っちゃえば
いちばん手っ取り早いですよね(笑)

ちなみにその知恵を教えてくれた友人の電気代は、
コンスタントに月¥500以下とのことでした(笑)


●今、これまで私が講演(スライドトーク)でお伝えしてきた
電気代月¥600台生活のワザと知恵を、
まとめて楽しくお伝えできるように、
DVD化する作業を進めていますので、お楽しみに~♪

PC作業不得意ですが、がんばりまーす(汗)

DVD完成の暁には、
ぜひ自家発電の電気でご覧くださいマセね~(笑)


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