goo blog サービス終了のお知らせ 

Tabi-taroの言葉の旅

何かいい物語があって、語る相手がいる限り、人生捨てたもんじゃない

デンマークに勝って決勝リーグ進出

2010年06月25日 | デンマーク
前半、遠藤保仁(左)がゴールを決め、歓喜のジャンプ
=24日、南ア・ルステンブルグのロイヤルバフォケン競技場(産経ニュースより画像転載)

デンマークを相手に我らがSAMURAIジャパンがやってくれました。

今から10年も前のことですが、EU各国で「幸福度アンケート」が実施されました。「あなたは幸せですか?」「今の暮らしに満足してますか?」と。 この質問に一番多くの国民がイエスと答えた国こそが、今回の日本の対戦相手デンマークでした。(tabi-taroのブログより)

日本中を興奮の渦に巻き込み、多くのサラリーマンを寝不足に陥れた今回の対戦・・・・。日本はこの「高福祉の反面、消費税25%と高い消費税で有名な北欧の王国デンマークに3-1と競い勝ち、歴史的な決勝リーグ進出を決めました。

デンマークの国歌の歌詞に感激しました。
1.麗しき国がある 磯の香り満つバルト海の岸辺に ブナの木が誇らしげに枝を広げる 丘や谷に風が優しく吹き降りる 古(いにしえ)の人々はデンマークと呼んだ 女神フレイアが住まうところ

2.その昔 鎧を纏った英雄達は 戦いの合い間ここで身を休めた そしてまた敵に向かって進んでいった 彼等は永久の眠りにつく 小さな丘の石柱の下で

その昔、鎧を纏った英雄達=ヴァイキングの子孫たちも、今回ばかりは地団太を踏んで悔しがっていることでしょう。

「幸福度アンケート」が行われた翌年、私がコペンハーゲンを訪れた時に、丁度還暦を迎えられたマルグレーテ二世女王も今年は70歳。相変わらず国民の人気が高く、益々お元気にご活躍です。

明日に架ける橋

2000年06月04日 | デンマーク
コペンハーゲンの明日に架ける橋

一週間前に到着したコペンハーゲンに再び戻って参りました。最初の到着日とはうって変った晴天の今日は、来月開通予定の「新しい橋」(写真添付)が機内からはっきりと確認できます。

この橋は、原発を承認し、しかもよりによって隣国デンマークに一番近い町にその基地を建設したスエーデンの、まさにその発電所の町マルモと、一方国民投票できっぱりと原発を否決したデンマークの首都コペンハーゲンを結んで来月一日に開通します。

原発に対する考え方の違いに象徴されるように、両国は必ずしも仲が良いわけではないようです。これまでは船で行き来をせざるを得なかった近くて遠い両国を繋ぐこの歴史的な橋の完成が、まさしく両国の夢と新しい関係を育む愛の懸け橋となりますことを祈って、今回の欧州視察レポートのまとめといたします。


ハッピー?

2000年06月01日 | デンマーク
デンマークの風力発電風車

ドイツに来ています。
昨年、EU各国で「幸福度アンケート」が実施されたそうです。「あなたは幸せですか?」「今の暮らしに満足してますか?」 さて、この質問に一番多くの国民がイエスと答えた国はどこだと思いますか?

私はてっきりイタリアかと思いました。マンジャーレ(食べて)、カンターレ(歌って)、アモーレ(愛し合う)。まさしくイタリアは「人生は一度きり。もっと人生をエンジョイしましょう」と、私に教えてくれた国でした。ところがアンケ-ト結果では意外にも、そのイタリアはl8%と、低い満足度でした。

燦然と75%もの国民が「イエス」と答えたのは、何とデンマークだったそうです。高福祉の反面、消費税25%と高い税金でも有名なこの国が一位とは驚きです。今年60才を迎えられるマーガレットⅡ世を女王に戴くこの人口530万人の北欧の立憲君主国では、女性の就業率が100%。全ての女性が仕事に就いているのだそうです。

もちろん「かせぎ」も必要だけど、人がそれぞれ役割を持って社会に参加する。「幸せって何?」と、もう一度この国から教えられました。原発を国民投票で拒否したこの国は、風をエネルギーに変える試みに成功しています。その風力発電機の画像をお届けします。