Tabi-taroの言葉の旅

何かいい物語があって、語る相手がいる限り、人生捨てたもんじゃない

父のページ

2004年10月25日 | 下田
「ふるさとの四季」のサイトに戦争を語り継ぐ父のページを追加しました。

このページで流れるBGMはさだまさしさんの「戦友会」という歌です。歌の一番と二番の間の間奏の時に、歌詞の間にある飛行機をクリックしてみてください。最後の早慶戦で歌われた「海ゆかば」や「学徒壮行大会の実況放送」、さらに「草薙隊の大塚さんの出撃当日の手紙」などの音声メッセージがお聞きいただけます。

元気だと思っていた父も、この4月に一緒にヨーロッパを巡った際に、やっぱりそれなりに年をとったのだなあと随所で実感させられました。そんな父が元気なうちに、父のライフワークとも言える「戦争を語り継ぐ」をテーマにしたサイトを記録し、それを永久に保存することが息子としての義務に思えたのです。

幸運にも、若干20歳の父の軍服姿の画像も入手できましたのでそのページに掲載させていただきました。さだまさしさんが歌う、この哀愁に満ちた歌を背景に特攻機の爆音を聞く度に、国の為に若くして散っていった先人たちに対して、ただただ感謝の念が込み上げてまいります。

歴史のページを開いた男

2004年10月02日 | 歴史
イチローが大記録を樹立しました。大リーグの歴史に日本人の名が永遠に刻まれます。84年ぶりの偉業です。BSを見ていて身震いしました。日本中が興奮の渦に包まれた一日でした。

読売新聞の記事
シアトル・マリナーズのイチロー選手(30)が今シーズン合計で262安打を放ち、大リーグの年間安打数の新記録を作りました。これまでの最多はジョージ・シスラー選手が1920年に作った257安打で、記録がぬり替えられたのは84年ぶり。

記録達成したときの気持ちは?
イチロー 「僕の野球人生の中で最高の瞬間でした」

ニューヨークタイムス
「たった一球が世界に歓喜をもたらした!」

前記録保持者ジョージ・シスラー(故人)の長女フランシスさん
「彼のような素晴らしい青年が(記録更新を)成し遂げたのだから、父もさぞかし喜んでいることでしょう」

マリナ-ズ、メルビン監督
「本人は重圧の中でも落ち着き払っていた。本物のタフガイだ。心からおめでとうと言いたい」

マリナ-ズ、モリター打撃コーチ
「こんな記録を目の当たりにするとは信じられない。いかに難しいことであるか、私は理解している。イチローはこの偉業に値する選手だ」

マリナーズ、ブーン内野手
「チームが低調で厳しい年に、最後まで集中力を切らさずに記録を達成したことは驚きだ。チームメイトとして誇りに思う」

ヤンキーズ、ジアンビ内野手
「彼とはいい友達だ。彼の技術は世界中の選手の中でも最高。見ていて喜びを感じる選手で、素晴らしい人間でもある」

カブス、ペーカー監督
「記録はいつか破られるもの。彼は打者として素晴らしいものを示した上に、走れて守備もよく、肩も強い。大した選手だ」

ブレーブス、コックス監督
「両目の動き、視野の広さとスピードが安打をもたらしている。(記録を破ったのが日本人だが)どこから来ようと関係ない。野球人であるわけだから」

長嶋茂雄氏
「歴史あるメジャーリーグでも、長い間破られることがなかった記録が新しく書き換えられたことは本当に素晴らしい。イチロー君には伝説的な記録をまだまだつくっていってもらいたい。これからの活躍が楽しみになった」

私は、これら珠玉の名言と共に今日10月2日を永久に忘れないと思います。