#211 夕空二つ

川に映る空は第二の空。
夕焼けならまた格別。
街灯の光が空に勝れば写真の時間は終わり。

三重県津市。

#210 ブランコの休日

雨上がりの校庭。
乗る人のいないブランコ。
もうすぐ陽が沈む。

三重県津市。

#209 君達は空に見とれたことはないのか

集団で旋回を続けるハトたち。
飛行訓練なのか、グループの絆を確かめるのか、
それとも飛ぶことを楽しんでいるのか、
単なる本能なのか、毎朝同じようにとにかく飛んでいる。
君達は空がこんなに素敵なことに気付いているのだろうか。
君達の小さな脳ではそれはできないのだろうか。

三重県津市。

#208 あくまで人工的な景色

太陽は背後にあるが、空には不思議な筋が見える。
明るさの中にシルエットとして沈む木々。
空を除けば人間によってデザインされた風景。
樹木は動くことを封ぜられた役者(エキストラ)だ。

三重県桑名市。

#207 花花花花ぁぁぁ

温室で上からぶら下がる花。
巨大な水盤にも花。
白黒ではこの美しさは表現できないけど、
こまごまとしたところまできっちり写ってるのが
うれしいんですよ。

三重県桑名市。

#206 単純なことは強いこと

巨大なシダ類が温室の中でのびのびと育っている。
シダの葉はフラクタル的には非常に単純な構造をしている。
それはシダがかなり初期の植物でDNAが単純だからだ。
何億年も変わらずにいる強さはその単純さに由来する。

三重県桑名市。なばなの里。

#205 鎮守の森

他人から見ればただの雑木林だが、
ここは私が育った村のお宮さんへ続く道。
小学生の頃は蝉やクワガタ虫を採ったり
椎の実や栗の実を拾いに来た。
子供達を優しく見守ってくれていた林。

三重県多気町。江戸時代は下出江村。

#204 河畔にて

夕方の安濃川に出て控え目にライズしてみた。
まだスポットメーターを持っていなかったので
一眼レフで露出を測っていた頃。

三重県津市。

#203 木漏れ日に向けて

年度末が近づきフィルム現像をしている暇がなくなってきたので
窮策として旧作を載せることにしました。
この作品はカンボワイドに初めて入れたフィルムで撮ったもの。
画面の隅々までシャープに写っていてたまげた一枚です。

三重県津市。

#202 ある横断歩道

空の表情に見とれて運転していると
横断歩道を見落としたりして危険だね。
気をつけよう。

三重県松阪市。