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日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

衆院選は予想通り、民主党が自滅 

2012-12-22 08:07:57 | 日記

    パソコンのトラブルでしばらくブログの書き込みができませんでしたが、ようやく直りました。 

★ 今回の衆院選は予想通りの結果だと思います。 民主党の自滅選挙でした。 

民主党政府は3・11後1か月ほどの間に強い権限を持った復興庁を作って被災地に本部を置き、被災地の行政や被災者たちと一緒になって復興に当たるとか、復興予算が国会を通るのを待たずに、必要なことは予算が付くものとみなしてどんどん進めるとか、そういう当然のこともせず、あくまで財務省の意向に沿った行動しかしませんでした。

原発問題でも民主党政権は原発村の一員であり続け、地域独占の電力会社と利害関係者たちの意向を大事にしました。

消費増税も財務省の意向であり、元々自民党の公約だったもので、 民主党は「マニフェストで次の選挙までの間はやらない」と約束したのに、その選挙前に自公を引っ張ってまで急いで増税法案を通し、党の分裂と支持者の幻滅を買ったのですから。 これは自滅行為そのものでした。 

私はこのとき民主党は崩壊過程に入り、いずれ消滅するのでは?と思いました。

急造の日本未来の党は「卒原発」などと打ち出しましたが、小沢グループ主体だということで、また「待機児童解消のための保育所+保育士を増やす政策」をメインに打ち出すべきなのに「子供手当の倍増」を打ち出すなどあいかわらず政策感覚がズレていることもあり、予想通り惨敗。

日本共産党は原発反対では一貫していましたが、伸びることなく、予想通りジリ貧。 社会主義経済の大矛盾の結果は知れ渡っているので、また旧ソ連・東欧や北朝鮮と今の中国共産党の政治や尖閣での脅威を見れば、日本でいまさら共産主義義の政党を支持する人が増えることはない。部分的・ 個別的には良い主張をしても。

自公は漁夫の利と小選挙区の利で得票を増やさずに大勝利。 

日本(二本)維新の会とみんなの党は大きく伸長。 維新の石原氏は原発維持だがみんなの党は脱原発。

そして棄権してしまう人たちが予想以上に多かったわけですが、それは賃金デフレやリストラや就職難で労働者・若者たちの貧困化が進んでいる中でも残念ながら支持できるような政党がなかったからです。

★ 安部自公政権は原発維持の方針ですが、大飯・敦賀・志賀・東通と次々活断層があることがバレて来ています。 

それでも再稼働しようとすれば対策費用が巨額になり、かえって電気料金が高くなりそうですし、それでも危険です。 

私は鈴木近大教授のイモ発電の実験をテレビで見て、当面は石炭火力発電所を増やし、同時にイモ発電の実用化を急ぐのが良いと思うようになりました。

イモ発電は石炭発電と同程度の低コストが可能で、エコで、技術的にも簡単で、石炭火力発電の設備をほぼそのまま使える、また国内の農業振興にもなる、と思うので。

また、小濱東北大教授が開発中のマグネシウム発電(マグネシウム合金+塩水で発電)も今後大いに可能性がありそうです。