期間限定の独り言

復興の道のりはつづく。

曇り

2010-07-01 21:44:33 | 日記
 月も変わったことなのでちゃんと書いておこうと思う。
 昨日は何かにつけて苦難の多い日であった。まず朝から一日中雨で、しかも尋常でない降りで、シャワーのように吹きつけて来るので、うちを出てちょっと歩くうちにずぼんがずぶ濡れになってしまった。傘から落ちる水滴でしゃつの腕も濡れたので、一日湿った服を着ていなければならなかった。濡れにし袖はかわく間もなし、という感じで、非常にわびしい。
 さらに仕事もどうもちぐはぐでうまく行かなかった。そもそも水曜日は三コマ入っていて、一番疲れる時間割である上に、放課後、大量のプリントを印刷せねばならぬ羽目になり、しかもこういう時に限って、紙が切れたので倉庫から一箱運んでくる羽目になり、そうかと思うと次にはインクまで切れたりして、無用に疲れた。
 おかげで昨日は日記どころでなく、教材作成も半分で寝てしまったが、それにひきかえ今日は驚くほど好運に恵まれた。こういう運勢の変転は非常に面白いと思う。
 まず今日はお天気がけっこうよかった。それなりに湿度も高く蒸し暑かったが、覚悟したほどではなかった。昼すぎにはいい具合に曇ってきて、快適とまではいかないが、常識的な気候だったと思う。
 そう感じるのも仕事が楽だったせいかも知れない。今日は本来私の授業は二コマあるのだが、思いがけず、午後の一コマをクラス担任に請われて、ホームルームとして供出することになった。やることがないので帰ってしまおうかと一瞬思ったが、さすがにそれは感じが悪いので、教員室で久しぶりに修論の稿を取り出して、何日か前にミスドで書いた下書きをタイプした。有意義な時間が過ごせたので機嫌がよい。
 もう一つ、結局今日一コマだけやった授業がなかなかうまくいったということもある。意欲が低く、点数もいちばん低いクラスで、特に勉強する気が全くない男子が四人ほどいるのだが、今日は妙に食い付きがよかった。どうも俳諧はあんがい興味を喚起するらしい。もともと俳諧というのはゲーム性の強い文芸であったが、季語とか切れ字とか当てさせると、わかりやすいだけにけっこう真剣に考える。