世間知ラズノ孤独

享楽日記。

『トーチソング トリロジー』

2006-11-28 | 舞台
これまでの舞台も映画も観ていないのだが、もっと重くシリアスな感じなのかと思っていたら、いや、内容は十分シリアスなのだが、とても軽妙洒脱で面白かった。
これは俳優によるところも大きいのか?
アーノルドがあんなに優しいのはゲイだからなのか。
エドがあんなにいいかげんなのはバイだからか。
自分も含めて、人を愛するのに性別は関係ないと基本的に思っているのですが。
橋本さとしが出ているので観に行く気になったのだが、相変わらずハードな外見を裏切るお笑い系で最高だ(笑)
篠井さんは、言葉使いもしぐさも自然で美しかった。

そういえば、妙に気に障る笑い方をする客がいて、不愉快だった。
僕はこの芝居をとっても理解していますよ、とでも言いたげな、本当にわざとらしい笑いなのだ。
おかげで次のセリフが聞き取れなかったりして、ちょうムカついていたが、帰りに素敵な人に会えたので、許してやる(笑)

『BOYS LOVE』

2006-11-25 | 映画
**ネタばれ的感想

なんというか、ストレートの男の人のほうが、同性愛に夢をみているというか、まあ本当にファンタジーなんだろうな。
禁断の愛=ピュアってそれほど短絡的ではないでしょう。
宣伝文句にあるほど衝撃的でもなかったしね。
のえる絡みの激しいシーンにはちょっとびっくりしたけど(笑)
間宮がのえるにだんだん惹かれていくというか、のえるを可愛く思っていくのが伝わってきて、そこのところは良かったな。
でも、あの結末はどうなのよ。
なんか大事なセリフのシーンはカットされてるみたいだし?
映像はきれいだったけど、率直に言って厚みとか深みは感じられなかった。
まあ、出演者のファンにはいろいろ楽しめたのではないでしょうか(私もその一人ですけど)。

『嫌われ松子の一生』 山田宗樹

2006-11-24 | 
*感想とは言えない感想

何のために生まれてきたのかとか、何のために生きているのかとか、時々考える。
今の自分は、こうありたいと思っていた自分じゃないし、この先の人生だってもうたかが知れている。
真面目に一生懸命やっていれば報われるなんて嘘っぱちだし、世の中なんて不公平なことだらけだ。
それでもたまに、泣きたくなるくらいきれいな風景とか、心を揺さぶられる本とか、初めて会うのにずっと友達だったような気がする人とか、このために生まれてきたんだと思えるような楽しいこととか、そんな出会いがあるから、そしてそれを幸せだと思えるから、そう簡単に捨ててしまうこともできずに今日もまた生きている。

状況に流されながらも、その時その時を懸命に生きていて、松子のその一生懸命さは同情よりも笑いを誘うのだが、いつの間にか気持ちがシンクロしていたりする。
久しぶりに時間を忘れて一気に読んだ。

うさ女

2006-11-21 | 日記
右脳左脳占いをやってみたら「うさ」だった。
結果は・・・当たってるんだかどうだかよくわからん。
てゆーか、まあぶっちゃけどーでもいい。どうせ覚えてらんないし。
何年か前、とっても時間があったので、とある行列のできる占い師に手相を見てもらったことがあるのだが、私と占いは相性が悪いということを確認しただけだった・・・

『SOLO』 ウォーキング・スタッフ プロデュース

2006-11-19 | 舞台
**ネタばれ的感想

人はしょせんひとりきり、ということですね。
仕事とか友達とか、人との繋がりは大事だけれども、肉体的にも精神的にもひとりという、自由さと不自由さを持つ身軽さは、きっと手放せないと思う。
普通とは逆に、事件から少しずつ時間を遡ってゆく手法が面白かった。
鈴木省吾さんのダメ男っぷりと、星野園美さんの嫌な女っぷりが、ちょうハマってて最高だった。

おひとりさま

2006-11-16 | 日記
某ホテル系レストランのブッフェに行った。食べ放題ですな。
食べ放題でもラーメン屋でも居酒屋でもカラオケでも、行きたくなったら一人でサカサカ行きますよ。
一人で行ったのは初めてだったのだが、ちょっと失敗したと思った。
一人でもくもくと食べていると、すぐお腹いっぱいになってしまうのだ。
やっぱああいうところでは、おしゃべりしながら時間をかけてたくさん食べなくちゃだよね(笑)
そして料理を取ってくる順番も大切だと知った。
何事も勉強だ(笑)
いいお値段でもあったがそれに見合った美味しさでした。

ニッポン的カフェの風景(笑)

2006-11-15 | 日記
とある駅ビルの、とあるパン屋のイートインコーナーにて。
平日の午後だったが、買い物客でけっこう混雑していた。
若い女の子が、旅行会社のパンフレット(無料のやつ)数冊をテーブルにバッサと投げて席取りをし、買いに行った。がっ!!
すぐ後にやってきたオジサンオバサンは、そんなチラシなどゴミにしか見えないかのごとく、自分らの荷物をドカッとイスに置いて買いに行ったのだった。
私はすぐに席を立ってしまったのだが、あの後いったいどんなバトルが繰りひろげられたのだろうかどうだろうか。