Dream Gate ( 中野 浚次のブログ )   

本日はようこそ開いてくださいました!お芝居のことグルメを語ります!


          

とりなべパーティーの一夜   -東京・人形町『玉ひで』-

2011-02-25 | 特別バージョン






幹事のマコちゃんの言葉を借りれば、今回の集まりをとりなべツアー」というらしい。
なんのことはない。「とり鍋」を囲んでの「飲み会」です
人形町の『玉ひで』に4人のメンバーが揃い踏み。
メンバーの名称を仮に「グループ・オータニ」と名付けましょう!!
「グループ・オータニ」のメンバーは、独身男性2人(←両人とも彼女有)、既婚男性1人。
それに今流行りのロストシングルが1人。

プライベートで一度訪れたことがあるので「玉ひで」は2回目。
相変わらず老舗の凛とした雰囲気は昔のままでした。
しかも人形町という下町の風情によく溶けこんだお店です。




秘伝の割下ですき焼きにした「軍鶏鍋(しゃもなべ)」



お雛さまのお軸が飾られたお座敷で、料理も上すき焼きコース
(もも、むね、皮、特製つくね、特選レバーなど)
軍鶏鍋は、すべて東京しゃもが使われています。
熟練した包丁さばきで江戸前の風味を生かして、いまなお東京人に愛され続けています。




   取り皿(2回目)                      鍋につくねを入れて・・・



まずは一番搾り(←誰かさんの鶴の一声で銘柄は決まり!!)で乾杯。
(ちなみにビールは、スーパードライ  一番搾り  ヱビスの3種類がありました)。

しゃもを食わなきゃ江戸っ子じゃねぇ!!
江戸前の料理にありがちな鶏すきには甘辛く味が濃い目。
よってこの味付けは薄味に慣れた関西人には、ちと・・・
でも伝統の味を守り通すということであれば、これも老舗の味でしょう。、





とろっ とろっの半熟卵の特上親子丼「極み」


〆は特上親子丼
あれは5年前の冬でした。
寒空の下、ランチの「親子丼」たべたさに長蛇の列に並んだことがあったっけ。
とろ~っとした卵がご飯と絶妙に溶けこんで・・・忘れられないお味でした。
今もランチ時には門前に長蛇の列だとか。







 ■ 当日のお料理 ■

① 先付 コラーゲンたっぷりの鶏スープ
     ② ささみの湯引き、鶏肉の煮こごり    ③鶏そぼろ
         ④鶏肝の煮つけ、鶏レバーなど  ⑤箸休め  酢の物    ⑥デザート  メロン




玄関で「玉ひで」の初代女将がお見送り・・・・・


もちろん現在の女将も見送りしてくれましたよ。それに雛形あきこ似たお姐さんも。
ほんとに、楽しい時間を過ごすことが出来ましたよ~
数々のエピソードは、ここでは書けません。

特に2階の個室を担当してくれたちょっぴり雛形あきこに似たお姐さんの快適なゆるさに、やられっぱなし(笑)。


今回、幹事をしてくれたマコちゃん
ほんとにありがとうございました。
困難なシフト日程をうまく調整してくれました。
この場を借りてお礼申し上げたい。

それに相変わらずのマコちゃん
廊下を飛び回って写真を撮ってくれるお姐さん探し!!

粋(すい)なお方が、廊下とんびはいけませんよ!!

これは歌舞伎『かごつるべ』の女郎屋の女将の有名なせりふ。
これをマコちゃんに言ってやりたかった(笑)。

でも良いお店に出会えてよかった~
「美味しいお店」へ、また来年も「グループオータニ」のメンバーで行きたいです



ごちそうさまでした




(トップ画像は、左が「玉ひで」玄関、右がグループ・オータニが乗る帰りの車が1台待機)


コメント

東京スカイツリー見て来ました!!

2011-02-24 | おでかけ

                                                    




今、東京で最も注目の集まる建設中のランドマークと言えば、墨田区押上・業平地区の 「東京スカイツリー」でしょう。
行って来ました!!東京メトロ半蔵門線で、目指すは『押上』駅へ。
地上へ出ればすぐに建設中のタワーとご対面。
工事エリア周辺の路上は見学客で賑わっていました。
2011年12月に竣工予定だそうです。

東京スカイツリーは、デジタル放送の普及などのために建設された電波塔です。
ちなみに完成時の高さは 634メートルだそうです。
これは、武蔵の国を表わし、 ム(6)・サ(3)・シ(4)という語呂合わせで 634㍍に決まったようです。

開業当時は世界一の高さを誇った東京タワーでしたが、333メートルというその高さは、超高層ビルの建設が相次いだことで、電波障害などが発生することとなり、充分な高さではなくなってしまいました。

 



                      


さて「東京スカイTリー」は、足元は三角形。上へ行くにしたがって円形へとなって、白を基調としたタワーです。
「空に向かって伸びる大きな木」をイメージしたそうです。
全体的にシャープでスッキリしたデザイン。

完成時のライトアップはエコを意識して、照らしている部分と影になっている部分、両方を組み合わせて美しいタワーを演出するそうです。



                                       


あなたの携帯へ今すぐ「東京スカイツリー」の写メールっを送ります!!
さっそく見学者お目当ての新商売の登場です。
「今すぐ『写メール』を!!」が3枚組  1000円。 高すぎますよね。

(画像/左)は押上駅近くの「セブンイレブン」で買ったファイル。
「スカイツリーまんじゅう」、「スカイツリー羊羹」、「スカイツリー最中」など。
コンビニでもスカイタワーグッズの特設コーナーがあるんですよ。

(画像/右)のビアグラスのフォルム。すご~く見覚えがあるように思いませんか?
スカイツリーの現在の様子に似てませんか?
押上駅近くの昼間でもやってるBar[SORA TOKYO]のビアグラスです。
後で詳しく述べますが、偶然飛び込んだバーです。、


東京スカイツリーがバッチリ見えるスポット教えます!!

「押上」はあくまで工事エリアであり、周囲の路上からでは、タワー頂上まで見ることは出来ません。
そこで、スカイツリーのよく見えるホテルが名乗りをあげました。
浅草ビューホテルなどは、いち早く「東京スカイツリープラン」を設定。
なんでもこのプランだと双眼鏡がプレゼントされる特典付きとか。

私が「スカイツリー」がバッチリ見えるスポットを教えましょう!!
それは浅草の「吾妻橋(あずまばし)」です。
土・日曜になればアマのカメラマンで人盛りのようです。
向島へ行く途上に乗ったタクシーの運転手からきいたんですが、実際そこで一時停車してくれました。
それは絵葉書で見るような「東京スカイツリー」でしたよ。


 「東京スカイツリー」に最も近い本格派Bar 「Sora Tokyo」
本格派といっても私の好きなヱビスビールがなく、一番搾り(←誰かさんの好きな銘柄)でした。
テラス席(画像/右)に座れば、建設中のスカイツリーが目の前にそびえています。
店内にはホップな音楽が流れて、オープンカフェスタイル。

場末のバーなのに、ちょっぴり湘南スタイルで、このフンイキはワタクシ的には好みなんです。

コメント (2)

屋久島から今年も「たんかん」届きました!!

2011-02-23 | 本日の○○

                                   


世界遺産の屋久島から「たんかん」が届きました。
いつもなら不揃いですが、あのカワユイ西郷どんのロゴマークのついたダンボール箱なのに。
やっぱ今年はどうやら不作のようで、進物用らしき3キロのちっぽけな紙箱でした。

でもお味のほうは、いつもと変わりません。
ジューシーで果肉が柔らかく、香り、味とも絶品でした。

風味はオレンジに似ているのですが、柑橘系の中でもいちばんの糖度があります。
たっぷり濃厚な果汁には、みかんの約2倍のビタミンが含まれているそうです。


『東京グルメ回り』の記事は、次回からも続きます。
終わったわけではありません。
今回は中休みということで・・・・あしからず。


コメント

江戸の粋を味わう     東京・浅草 「大黒屋」の天丼

2011-02-22 | グルメ



本日のお昼は「天丼」にする。
仲見世を通り、伝法院のわき道に入ると、目指す天ぷら屋「大黒屋」がある。

ひと頃よく通った浅草公会堂。
その楽屋口のまん前が「大黒屋」さん。
昼時は、入りきれないお客さんが列をつくってたのを、よく見かけたものです。

今日は少し早めに来たので大丈夫。
格子戸を開けると香ばしい天ぷらの香りと、「いらっしゃいませ!」の威勢のいいかけ声。
それでも二階は満席らしく、階下のテーブル席がひとつ空いていた。

大海老とキスとかき揚げの「上天丼」(画像/上)と「かき玉わん」(画像/下)を注文する。






大黒屋の天丼は3種類あって1400円から。
最高級の胡麻油でカラリとキツネ色に揚げられた天ぷら。
タレは関西とちがってちょっと濃いめです。

ご飯がかくれてしまうほどのボリュームたっぷり。
なのに、少しも胃にもたれない。






「大黒屋」の創業は明治20年。現代のご主人で4代目とか。
ところで天ぷらは、もともと屋台で食べるものだった。
ご飯に天ぷらをのせる「天丼」が登場したのは江戸後期らしい。これがあっという間に庶民の大人気になったそうで。

つまり「天丼」は江戸時代のファーストフードだったわけ。
かりに、江戸時代に「松屋」があったなら、いちばんに売り出したと思いますよ。
ちなみに江戸時代の天丼一杯のお値段はいくら?

ヒントは、当時の入谷の「蕎麦屋」で、かけそば1杯とお銚子が1本で48文でした。
そのあたりで値踏みをしてくださいな。

正解だと、あなたは歌舞伎検定一級に合格しますよ(笑)。


コメント

早春の香り   東京・向島 長命寺の桜もち

2011-02-21 | グルメ




東京の暁雨は早々に上がり、ホテルからみえる高層ビルの林間に日差しがのぞく。
上々のお天気になりそうだ。
かねてから計画していた通り、「押上」で東京スカイツリーを見たあと、桜にはまだ早いが、向島まで足を延ばそう。
向島には長命寺の「桜もち」がある。
この時季、長命寺の「山本や」さんの「桜もち」がむしょうにたべたくなる。

長命寺の「桜もち」についてはすでに拙著『すわやま余情』(暮しの手帖社)に書いたから、詳しくはそれを見ていただきたい。

薄皮に、こだわりが・・・・
ひところに比べると、桜もちの味もかなり甘さを抑えたものになってきた、と書いたが、今回何年ぶりに「山本や」さんの「桜もち」をいただいて感じたことがある。
それは白玉粉でつくられた皮が、おどろくほど薄くなっていることだ。

餅は小麦粉を水で溶いたものを薄く延ばしてあるのだが、そこに、こだわりがあるようだ。
熟練の職人さんが一枚一枚手焼きである。
それでいて、もちもちした堪らない食感は、むかしとちっとも変らない。
一個に桜葉を三枚も使って、江戸以来の香りをいまも護りつづけている。
器械の手を借りることなく、すべてが手作りなのだ。


赤毛氈の床几でたべる桜もち
向島「山本や」さんのお店でも「桜もち」がいただける。煎茶付で1個250円。
赤い毛氈が敷かれた床几でいただく「桜もち」は格段に美味しい。
柾目の杉板でつくられた桝に入っており、三枚の桜葉で抱くようにつつまれて、その香りが、ほんわかと立ちのぼってくるようでした。








「桜葉も一緒に食べるのが 江戸っ子だい!!」
ところで、桜もちを包んである葉、あれはとるんですか? 食べるんですか?

問い合わせで一番多いのがこの質問だそうです。

葉をとって食べる方もいれば、「葉も一緒に食べるのが江戸っ子だい!!」という方もいる。
なかには3枚のうち1枚だけをつけて食べるという中間派も。
正解はありません。
もともと食べ物はやはりそれぞれの方の好みというもの。
ならば葉ははずして、お餅にうつった桜葉の香りと餡の風味を楽しめばよい。

桜葉は、お餅の香りつけと、乾燥を防ぐためのものだから。


窓の向こうは隅田川
「山本や」さんの店内で川を向いて座れば、大川のゆったりした流れとまだ蕾はかたいが桜並木がある。
春の日永をそこでのんびり過ごす。
きっとそれが、桜もちの一番おいしい食べ方かもしれません。
コメント