Dream Gate ( 中野 浚次のブログ )   

本日はようこそ開いてくださいました!お芝居のことグルメを語ります!


          

ふくしまの美酒 「雪小町」   -福島から愛をこめてー

2012-02-23 | 本日の○○


福島は郡山市で代々清酒づくりをしている蔵元の渡辺酒造さんに 「雪小町」なる美酒がある。
その味淡麗、あくまでソフトで柔らかく、上等の白ワインを思わせる喉越しで、すいすいといくらでも入ってゆく。

こういうといかにも飲めそうだが実は私、下戸なんです。
ワインそれも果実酒なら少々いただく。そのくせバーのあの雰囲気が大好きで、、ホームバーセットを買い揃えたこともある。

しかしアルコールはどうしても苦手。
もしかしたらこの体質が私を成人病やら、夜更かしの多い物書きから、辛うじて守ってくれたのかもしれない。

「雪小町」というお酒を知ったのは、虎の門にある国立劇場である。
たまたま復興支援の「俳優祭」が国立劇場であり、幕間のロビーで東北の名産、土産物が展示販売されてました。
そのとき、この「雪小町」なるお酒を試飲したのが、はじめての出会い。

なぜかしらこの東北の酒盃の日本酒が舌に馴染んだのです。
だいいち「雪小町」というネーミングが実にいい。誰が付けたか知らないがたまらなく素敵です。

 

    
  地元「あぶくま鍾乳洞」由来のミネラルがほどよく溶けこんだ中硬水を醸造水に~。
  酒米も『美山錦』という地元米を使用している。

  あぶくま山系の風土をあますところなく生かした、素直でしかも特徴のある酒づくりに励
  まれている東北の小さな蔵元さん。

  「どうぞ一杯」と”ふくしま”と染め抜かれた法被を着た、どこか清武選手に似た若者にい
  われると、いつもなら「いえいえ」と手を振って唇を湿らす真似事で済ませてきたのだが、
  そのときばかりは素直に受けた。
  震災からまもなく一年になるというのに~
  1円の義援金すらしなかったうしろめたさが手伝っていたのかもしれない。

  ほろりと秘めた甘さが~
  ふっとほろ苦さに変わる~

  この「雪小町」は私にとって忘れ得ぬお酒となった・・・・。

 

    


 

猪苗代湖ズI love you & I need you ふくしま』 を47人が歌っています 

                               私たちも 心から応援しましよう 

(フルスクリーンでご覧ください   そしてご一緒に歌いましょう  「ふくしま  フクシマ  ふくしま」と。)  

 

    

 

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海鮮サラダと野菜たっぷりカレー    -神戸元町・「開花亭」-

2012-02-18 | グルメ

 


某月某日    場所は神戸・元町の西洋レストラン「開花亭」で。
先客で品のよい2人のご婦人がテーブル席をはさんでの会話を傍聞き。どうやら買い物帰りらしい。

「ねえ・・・・何注文する?」

「そうね。・・・ハンバーグにしようかな」

「ねえ、 ここの野菜たっつぷりカレーとても美味しいって評判よ!!」

「カレー!?  カレーなんかいつも家で食べてるわよ・・・・昨夜もカレーだったの」

「一度食べてみやへん? 野菜たっぷりカレー!」

「そう・・・・」

「じゃ決まりね。 野菜たっぷりカレー」

「あんたってひつこいんだから・・・・」

暫くして、大皿の海鮮サラダ、そして例の野菜たっぷりカレーが運ばれてきました。
イヤがっていたご婦人のひとりが野菜たっぷりカレーをひとくち食べて・・・

「あら!!  美味しいわね。 このカレー!!」

「・・・でしょう!!」

 隣席でつぶさにそれを見ていた私。むしょうにカレーが食べたくなりました。

というわけで、後日、お相手に嫌がる妹を引っ張って「野菜たっぷりカレー」をたべてきました。

 


「野菜たっぷりカレー」は名前の通り、じゃがいも、にんじん、茄子、莢いんげんなどがたっぷり丸ごと。

そして野菜の甘味がカレーのコクと辛さに輪郭を加えてくれるのですね。

それでいてあっさりしている。

「開花亭」の野菜たっぷりカレーなら毎日でも平気です(笑)。

 

 

   食後のコーヒーは、マンデリンをベースにしたブレンド。

   店長の話によると、香りとコクと甘味の三拍子そろった銘柄が女性客に人気があるとか。

   ブレンドコーヒーがその店の味を代表するものならば、この銘柄はいまや超人気!!

   コーヒーのもつピターチョコレートのような甘味を重視。

   飲みやすく、どんな料理にも合う。それでいて純粋できれいな味わいもある。

   しかもストレートで何杯もいけるのです。

                               

   私がもっぱら家庭で愛用してるのが「よこすか海軍カレー」。

   そもそも横浜・みなとみらいの駅構内のパン屋さんで「よこすか海軍カレーパン」と一緒に買
   ったのが事のはじまり。とても美味しかったので、やみつきになりました。
   明治41年の海軍割烹参考書の「カレーライス」のレシピをもとに、食べやすく復元された
   ものです。現在でも、海上自衛隊では週1回「カレーの日」にたべているようです。

   袋のまま、沸騰したお湯で僅か5分の湯煎で出来上がり。
   じゃがいも、にんじんなどの野菜がまるごと入っています。もちろん100%の和牛も。

   どこか懐かしい「昭和の味」がする「よこすか海軍カレー」です。                                                                  

 

             

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来春の開場にむけて歌舞伎座の工事が急ピッチ!!

2012-02-10 | 歌舞伎

   


わたしが銀座でコーヒーを喫むのはいつも「Ken’s」です。
人と待ち合わせをするのも、たいていこの店にしています。
その「Ken’s」までの行きかえりに目に入るのが今建て替え中の歌舞伎座です。

現在は上層部の鉄骨の組み立てが進んでいるようです。
最近はビルの高層部を吹き抜けにして、劇場にする傾向が少なくありません。
芝居をみるのに7階までのぼらなければならないのはうんざりです。

でも、新しい歌舞伎座は伝統の継承が大きなコンセプトだという。
つまり劇場部分は従来のように互屋根、唐破風、欄干など、前の歌舞伎座の意匠をそのまま踏襲されるようです。


歌舞伎座の正面玄関を一歩入ると、敷きつめられた赤い絨毯。大間です。これも従来のまま再現されます。
開演中だと、歌舞伎の下座音楽がこの大間にもきこえてきます。歌舞伎を見に来たんだと心が躍る瞬間です。
元NHKアナウンサーの山川静夫さんの話ですが、ひと昔前の歌舞伎座には2階にバーがあったとか。
初老の紳士が幕間にシャンパンを飲んでいる光景をよく見かけたそうです。
新しい歌舞伎座では、売店、食堂などは地下広場に集中して設けられるようです。

劇場の背後に建つ高層部分は、歌舞伎座という品位を保ち、引き立てる背景となるような捻子連子(ねりこれんじ)格子にするという。
要するによくあるオフイスビルじゃないってわけ。

(画像/左は現在の建設現場  画像/右は完成予想図   いずれも晴海通りに面した歌舞伎座正面) 

 

  


上の画像は昭和通りに面した工事現場と完成予想図です。

こちらは高層のオフイスビル部分で、1階はオフイスエントランス。建て替えまえは楽屋口のあったところです。
現在のオフイス空間が必要とする合理性を追及し、しかもより魅力的な新しい銀座のスポットになるように工夫されているようです。

また新しい建物は、地下鉄東銀座駅(←東京メトロ日比谷線)と直結されたり、3・11の震災で問題になった災害時の一時避難スペースも備えられているとか。


新しい歌舞伎座映像紹介

銀座のランドマークとして、新しい歌舞伎座の偉容の姿がお目見えするのは2013年・春の予定です。

私が下手につぶやくより、要領よく、映像紹介されてますので、歌舞伎に興味のあるお方は是非ご覧になってください  

 

 

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私の好きなティールーム ⑧   ジャズとコーヒーが絶妙にマッチ!!  ー 表参道「月光茶房」-

2012-02-03 | 喫茶店めぐり

                             

  昨夜の新年会のためにひさびさの上京でした。

  あくる日はこれまた久しぶりに表参道散策としゃれ込んだ。

  この日の東京は北風がビュービュー。それでも週末昼下がりのせいか若い男女でいっぱい。

  表参道ヒルズの「ハンナリ」でワンちゃんの冬セーターを2着買った。

  買い物したあと、かねてから行ってみたい喫茶店を探した。

  その店「月光茶房」は表参道を徒歩10分ほどしたところにひっそりと佇んでいる。

  キラー通りを入ったとても静かな住宅街のビルの地下にある。

  地下だけれど、よくある通りから階段を下りていくと、お店の入り口。

  通りからの採光が入り、店内は意外と明るい。 

 

                                            


店内はダウンライトの薄暗い照明のもとに奥へと続くL字型のカウンターのみ。

厨房の壁はコンクリートの打ちっぱなしで、奥の壁は落ち着いたえんじ色。

ゆったりとした表参道らしいモダンな感じのお店です。

古き佳きジャズ喫茶をおもわせるような、とてもいい雰囲気でコーヒー一杯で何時間もねばられます。

 


窓側のオーディオルームからはマスターがセレクトのジャズが流れる。

マスターはECM Records世界初コンプリート・ディスク・ガイドの執筆にも参加されているとか。

マスターのごの選曲はモダンジャズというより、キース・ジャレットのようなメロディーが美しい曲が多い。

店内の雰囲気にもECMのジャケットのような美しさと洗練さを感じ取れるのです。

 


「初めて行く珈琲屋では、かならずブレンドを頼みなさい!!」

なぜならブレンドにはその店の特徴が出ているから、とはよく言われる。

マンデリンをベースにしたブレンドコーヒーが600円。

酸味が少なく、芳香な香りと奥行のあるコーヒーの苦味。そして濃厚なコク。

ドリップ用のやかんから、丁寧に一滴ずつコーヒーをドリップです。

あたりまえのことかもしれませんが、プロの淹れる コーヒーはやっぱり違いますね

 

 


この日はオレンジのシフォンケーキ。

季節に合わせた風味の自家製のケーキ。

ホイップ・クリームを添えていただきます。

 


時間がたっぷりあったので、ついでアイスティを注文しました。

紅茶は、収穫シーズンごとにティージュの森 国安氏が厳選した茶葉のみを使用しているという。 

 

 


画像/右で見られるように、店内に流れれているジャズのほとんどはLPレコードなんですね。

改めてアナログのよさに惚れ惚れしちゃいました。

東京から帰ってさっそく、私の数少ないジャズのLPレコードを聴いてみた。

ことにサックスの音色は最高!!

「月光茶房」はアナログのよさを開眼させてくれた茶房でもありました。

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