小さい声でもあげてみよう

ゲイでドクター。そんな僕の地味ぃな日常。

君の街まで その二

2005-12-04 18:40:15 | いまのこと。
そんなこんなで何とか僕の生まれ故郷へ到着。

先生は以前からこの街にちょくちょく遊びに来てたそうで
地元もんの僕より街に詳しかったりしてちょっとくやしい。

晩飯を済まして、先生のなじみのゲイバーに顔を出す事に。

何気に僕にとって初ゲイバー。どきどき。
その店は僕がこの街に住んでいたときに通った道沿いにあって、
こんなところにそんな店があったなんてビックリ。

中に入ってみると、週末だけあって結構なお客さん。
この街ににもこんなにゲイの人がいたんだなあ、と感慨深い。
いわゆる「オネエ」なお客さんもいてちょっとどぎまぎしてしまったけど、
ちょっと面白いかも・・・。自分がなじめるかはわかんないけどね。

とりあえず、軽く先生に紹介してもらって一曲歌って何杯か飲んで店を出た。
店を出たあと歩きながら先生が

「ココのマスターは優しいから相談に乗ってくれるよ。
春から、寂しくなったりなんかツラいことがあったここに来ればいい」

って言ってくれた。今回、先生が君の街まで行こう、
と言い出したのはこの店を僕に紹介しておくのも目的だったみたい。

春からこの街に戻って働く事になっている僕への、
先生の気遣いが嬉しくて、そして、切なかった。

それから街をぶらぶらしてサウナに宿泊。
そういえば、サウナに泊まるってのも初めてだったなあ。
ちなみに、ふつーのサウナね(笑)

先生といるといろんなことが初めてでわくわくする。
今までの人生でこんな日々ってあったかな、と、
翌朝、まだ冷たい空気の中、街を歩きながらそう思った。
自分が生まれ育った街を先生と歩いてる、って状況もとても不思議だった。
なんだか、先生との日々が夢、とまでは言わなくてもちょっと非現実的な感じがする。

帰りの車の中、どんなに幸せでも夢は覚めるんだよな、と少し切なくなってしまった。

でも楽しかったなあ。また行けたらいいな。

君の街まで その一

2005-12-04 18:04:39 | いまのこと。
週末、先生と予定を縫って泊りがけでちょっと出かけてきました。

行き先は僕の生まれた街。

途中、雪の峠を越えたんだけど、運悪く吹雪。
図らずも命の危機を感じるドライブに。

視界はホワイトアウトするわスピンして対向車線に
はみ出して危うく谷底に落っこちそうになったり。
スピンしたときに対向車が来てたりしたらマジで死んでたのでは無いかと。

助手席の僕にはどうしようもなかったけど、
このまま先生と死ぬんだったらそれもありかなー、
でも痛いのは嫌だなー、なんてアホなこと考えたりしてた。
先生にはもちろん言わなかったけどね。

でもまあ、結局無事に、車に傷一つ付くことなく
目的地までたどり着いたのですが、そんな時は

「きっと、先生も俺も人生にやるべきことまだあるんだな~」

とちょっと人の運命を感じたりするのです。

こんなとこ自分、無駄に乙女チックだな、と思うんですけどね(苦笑)