あまくさ人のひとりごち

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第2184回 高倉健も もう81歳か

2012-09-17 19:51:11 | 映画
黒澤映画への出演話を断る=高倉健さん、インタビューで秘話披露
時事通信 9月17日(月)14時51分配信

 6年ぶりの主演映画「あなたへ」が公開中の高倉健さん(81)。監督の降旗康男さん(78)とは、今作を含む20本の映画でタッグを組んだ盟友関係にあるが、1980年代、降旗監督の作品に主演するため、黒澤明監督の出演依頼を断っていた―。そんな秘話を、高倉さんが時事通信とのインタビューで明らかにした。
 「出演できるという話があった」と高倉さんが語る黒澤映画は「乱」。それ以前から黒澤監督の作品に「憧れていた」というが、当時、降旗監督による「居酒屋兆治」の撮影準備が進んでいた。「自分が『乱』に出ると、『居酒屋兆治』の撮影がいつ始められるか分からない」。そう考えた高倉さんは、降旗監督の作品への出演を選んだ。
 「黒澤監督は僕の家に4回来て、『降旗君のところへ謝りに行く(から出演してほしい)』とまで言ってくれた。でも、『二つをてんびんに掛けたら、誰が考えても世界の黒澤作品を選ぶのが当然でしょうが、僕にはできません』と謝った。黒澤さんには『あなたは難しい』と言われました」と、高倉さんは振り返る。
 その後、高倉さんは降旗監督と共に「あ・うん」「鉄道員(ぽっぽや)」など数々の名作を生み出していく。今回、「あなたへ」で久々の映画出演を決意したのも、信頼を寄せる降旗監督の存在を「もっと多くの人たちに知ってほしかった」からだ。高倉さんの願いはかない、映画は250万人の観客動員が見込まれるヒット作となっている。


ちなみに、高倉健が「乱」で演じる予定だった役は、鉄修理。
主人公・一文字秀虎の次男、次郎の部下。
実際の映画では井川比佐志が演じていた。

西村雄一の本(『黒澤明 音と映像』)にもそのへんの記述が書かれてある。
もしも高倉健がこの役を演じていたら、「乱」の評価もまた変わっていたのではなかろうかとも。






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