あまくさ人のひとりごち

あまくさ人のひとりごち、つまり独り言です。
撮りだめした写真も併せて載せます。

第563回 まさに後の祭り

2009-10-25 20:37:06 | 関東

asahi.com(朝日新聞社):招致失敗後の五輪イベント、都が700万円負担 - 社会


タイトルの「後の祭り」の「祭り」は京都の祇園祭から来ているらしい。
もっとも、これには諸説いろいろあるのだが。


さて、まさに後の祭りとしか言いようのないイベントが昨日、東京は武蔵村山市であった。
共催した都と市は「招致の成否に関係なく、五輪の素晴らしさを広めるため」と説明しているが。
どんなに言いつくろってみても、「都税の無駄遣いではないか」とのそしりは免れまい。


こういう空しすぎるイベントにかり出された出演者の皆さん。
心中お察しいたします。
「都合により出演辞退」した坂口親子は賢明だったと思います。

石原サンは、こういう都税の使い方について、いかなるお考えをお持ちでしょうかね。
ぜひ都議会でだれか追及してほしいものだ。


なんだか新聞のコラムみたいになってしまった。



 



第562回 野村監督、名誉監督受諾へ

2009-10-25 19:49:50 | スポーツ

楽天敗退 ノムさん終演 「少しは野球界に貢献できたかな」(産経新聞) - goo ニュース



楽天・野村監督、名誉監督受諾へ(読売新聞) - goo ニュース


ワタクシの同僚に、野球の「や」の字も知らない人がいる。
何しろ、何をもって野球とするのかも分からないそうで。
だいいち、「アウトだのセーフだのって、何ですか?」というぐらいのなのだから。
野球に興味のない人でも、それぐらい分かりそうなモンだがなあ。


とはいえ、ワタクシも小学校の中学年までは野球のルールなど知らなかった。


だから、野村克也という大選手がいたことも知らなかった。

野村克也の名前を知るのは、プロ野球の解説で
いわゆる「野村スコープ」が話題になったころからだ。
そして、ヤクルトの監督に就任したころ、ワタクシは大学生だった。
原も渡辺久も、そして工藤もバリバリの現役だったころである。


いまだに思い出に残るのは、1992年の日本シリーズである。
大混戦のセ・リーグを制して14年ぶりの優勝を果たしたヤクルトか。
10年間で8度優勝、7度の日本一に輝いている西武か。
下馬評は西武の圧倒的優位だった。


結果は西武が4勝3敗で勝利したが
史上まれに見る決戦となった。
7試合中、実に4試合が延長戦。
当時はデーゲームだったにもかかわらず、関東地区の視聴率が50%近くまでいったという。
分かるような気がする。
当時ワタクシは東京で学生をやっていたが、街角のテレビは全てヤクルト対西武の中継を流し
みんなそれに群がっていた。
今でもワタクシは、平成最高の日本シリーズと思っている。

忘れられない場面がある。
日本シリーズ第5戦のときだ。
3連敗とあとがないヤクルト、
0-0の均衡を破る、ハドラー(懐かしい!)の3ラン。
そのときワタクシ、友人とともに都内某所のラーメン屋にいた。
ハドラーの3ランが出た瞬間、店内のお客さんがみんな
「やったあ!」
と大歓声を挙げた。
そして、店長さんが
「この瞬間にお店におられた方全員タダにします!」
と粋なサービス。
2回目の歓声が沸き起こったのは言うまでもない。


その日の試合は、その3ランにもかかわらず
西武の反撃に遭い、延長戦へ。
そして秦(これも懐かしい!)のソロホームランでようやく決着がついた。 


あれから17年。
時代は確実に動いているね。

王や長嶋が指揮官で活躍した時代は去り。
そして今、野村もユニフォームを脱ぐ。
ついでにあぶさんもユニフォームを脱いだ。

今、活躍中の監督は
巨人の原も
中日の落合も
日ハムの梨田も
西武の渡辺久も
ソフトバンクの秋山も
80年代以降に現役で活躍した人たちばかり。
つまりワタクシが現役時代を知っている人たちばかり。
来期には広島に野村謙二郎が監督に就任するし
オリックスには岡田が監督就任する。

世代交代は確実に進んでいるのだなあ。