逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

窮地に陥った安倍や麻生、加計の奇妙な笑い

2018年06月02日 | 政治
『メディアはなぜ自民党の世論調査結果を公表しないのか』2018-06-01 天木直人のブログ

週刊フライデー6月15日号、安倍夫妻夫婦喧嘩の原因がふるっている。昭恵夫人が「私、国会に出ます」と涙ながらに申し出たところ、「この期に及んで何をいうのか」と安倍首相が激怒。これが本当なら、安倍首相は証人喚問一点で辞めることになる。
もっと注目したのは週刊フライデー(講談社)が手に入れた自民党が独自で行った世論調査で、3月に39・4%あった内閣支持率が4月には22・3%、5月には、なんと20・6%まで低下しているというのだ。
大手メディアの「内閣支持率の下げどまり」は真っ赤のウソだということだ。もしこの数字を大手メディアが一斉に報じたら、たちどころに「安倍内閣退陣必至」に流れが変わる。
(抜粋)



『県庁で謝罪もニタニタ 渡辺事務局長は加計の“陰の実力者”』2018年6月2日 日刊ゲンダイ

31日、県庁へ謝罪に訪れた「加計学園」の渡辺良人事務局長は『何とかしたいという思いがあって、誤解を招く形になってしまった』という。 
発端は、安倍首相と加計孝太郎理事長が2015年2月25日に面会を記した愛媛県の公文書が公開され、加計学園は『当時の担当者が実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えてしまった』と信じられない弁明を行った。
中村時広知事は出張中で不在。県の企画振興部長らに渡辺事務局長は、『多大なご迷惑をおかけし、申し訳ない』と陳謝したものの、なぜか表情は終始ニタニタ。
『(県が)ああいう文書を書くことはあり得ないことから逆算すると、僕しかああいうことを言う人間はいない。』、『その場の雰囲気で思ったことを言った。』と悪びれる様子もなく平然と言ってのけた
どうやら愛媛県や今治市にウソをついて多額の税金を引っ張り出し、国会質疑を空転させた社会的責任はみじんも感じていないらしい。



「渡辺氏は、加計学園の実務を取り仕切る事務方のトップ。加計理事長に代わって、政財界との交渉を取り仕切る『陰の実力者』なのです。加計学園から下村元文科相への不正献金疑惑など、学園の全てを知る人物だといわれています。愛媛県議と組んで今治市に獣医学部新設の話を持ってきた張本人で、獣医学部新設によって、どのように補助金を得るか絵を描いたとウワサされています」
獣医学部新設の補助金を巡っては、市が学園側に支払う約93億円のうち、3分の1の約31億円を県が負担することになっている。しかし、加計学園がウソの報告をしていたことが判明し、支援を見直す動きが出てきている。
(抜粋)
6月2日 日刊ゲンダイ

★注、謝罪に訪れているのに、ニタニタ笑いながら喋る加計学園の渡辺良人事務局長の不真面目な対応には呆れるやら驚くやら。少子化が進む日本では加計学園のような偏差値の低い『滑り止め』大学の存在価値は低くて、今のようなスキャンダルの連続では受験生離れは避けれないが、それ以上に深刻なのは、もしも愛媛県とか今治市、文科省などの補助金類が減額されたら、今でも自転車操業の加計学園は経営的に持たないでしょう。目の前の倒産は確実な情勢であり、加計学園の会計責任者として、到底笑っている場合ではない。



『首相と副総理はなぜ笑う』 2018年6月2日. 毎日新聞オピニオン 時の在りか

日本大アメリカンフットボール部の悪質タックル事件にこれほど関心が集まった背景の一つは、モリ・カケ問題でたまった鬱憤をダブらせる人が少なくないからだろう。
こじつけではない。
公明党本部には毎週、全国から電話、メール、ファクス、手紙など総計5000件近い意見が寄せられる。半分以上は党の支持者でない人たちの声だ。
先週、最も多かったテーマは日大アメフット事件だった。なぜ、スポーツの話題で政党に物申すのかと言えば、まさに今の政治と根は一緒だと思い当たるからである。
大半が異口同音に、
「指導者たちのウソや無理強いがまかり通る光景は、国会と同じではないか。社会のモラル崩壊は、政界からスポーツ界まで底流でつながっている」
との見方を語るそうだ。
それを自民党に訴えても、聞き流されるのが落ち。野党に託しても、政権には馬耳東風。そこで、連立与党なら多少とも政権に伝わるのではないかと期待し、支持者でない人たちが公明党に言おうと思い立つらしい。

立憲民主党の枝野幸男代表が日大アメフット事件を引き合いに
「直接結びつけるのはいかがかとも思うが、いろいろなところで『安倍化』が進んでいる
と発言したところ、ネットの安倍支持者たちは「左派の印象操作だ」と反発したが、公明党の広聴集計を知れば、あながちとっぴとは言い切れまい。
  *    *
モリ・カケ問題に広がるうんざり感とは何だろう。
何より常識を壊された無力感がきつい
次々に文書を突きつけられても、首相や政府高官たちに平気で言い逃れと開き直りを続けられると、真面目に関心を持つ方がばからしくなってくる。私たちが政治を観客気分でながめている限り、やじ馬心理の飽きっぽさから逃れるのは難しい。
安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相の、場にそぐわないニヤニヤ顔が発する「負のオーラ」も無視できない。
あれを
「余裕の笑顔」
と報道するメディアは、人間洞察が甘すぎる。せめて
「ごまかし笑い」
と表現すべきだろう。
ちょっと想像すれば、本当に余裕があるなら、まともな大人はこういう時に意味もなく笑いはしない

昨秋の「平成版黒い霧解散」(★注1、去年10月のJアラート解散のことか?)で一度は雲散霧消させたモリ・カケ問題が再燃した今春、安倍、麻生両氏がいかにうろたえたかについてはいくつもの見聞情報がある。(★注2、毎日新聞のような権威ある全国紙どころか、ゴシップ紙からスポーツ紙に至るまでそんな見聞情報は書いていない)
それぞれ荒い言葉を吐き、怒声を上げた場面をここに描写したらドラマチックだろうが、熱しやすく冷めやすい劇場型政治を助長するだけとも思うので控える。(★注3、衆人環視の国会討論でも、安倍や麻生の荒い罵声をあげているので、今更驚くこともないが、もし事実なら毎日新聞は報道機関の一翼として一般大衆に伝える義務がある。マスコミとして責任逃れも程がある、不真面目な言いぐさである)
2人は間違いなく焦っていた
だから、作り笑いを浮かべるのだ。
不自然な薄笑いは見ている側を居心地悪くさせる

その呪力は侮れない。不可解な笑顔を見ながら、論理のすり替えや強弁を繰り返し聞かされていると、うんざりを通り越して、もう見たくない、聞きたくないという嫌気に浸されてくるではないか。
世論調査で内閣を支持する人でも、うち4割は首相の説明を信用できないと答えている。矛盾した政治意識は、悪いワナにはまった羊の群れを連想させる。
麻生氏が暴言を連発したのも、国際会議や派閥の会合では暴走しないのだから、責任論から関心をそらす時間稼ぎだったに違いない。
下手な芝居に見ほうける観客こそ、いい面の皮である。
   *    *
あるいは、2人の微笑には「国家戦略」の名の下、自分たちはもっと大きなウソをついているのだという大物気分、こんな小さなウソで足を取られるなど片腹痛い、という冷笑が混じっているのかもしれない。
確かに、異次元金融緩和、成長政策、財政再建、少子化対策、北朝鮮拉致問題、日露領土交渉、憲法改正……どれも出口や展望があるとは思えない。何かやっているように見せながら、実は出たとこ勝負で食いつなぎ、毎年のように国政選挙に勝って実績なき信任を更新していく政権運営自体が大がかりなウソとも見える。
その自信から、この程度のウソなど朝飯前とほくそ笑んでいるのか
誤解を恐れず言えば、高度な政治には上等なウソが付きものだ。
国民には、政治家に上質なウソを上手についてほしいと望むくらいの世知は備わっている。
だから、失望しているのだ
「モリ・カケ問題などくだらない。もっと大事な課題がある」という安倍擁護論では、この程度の問題も処理できない器量で、各国独裁者たちと渡り合えるのかという反問に答えられない。
吉田茂も岸信介も、大宰相たちの笑顔には風格があった。安倍首相の含み笑いと麻生氏の苦笑いは、まだ年季が不足している。

伊藤智永  
編集委員。政治部、ジュネーブ特派員など。著書に「靖国と千鳥ケ淵 A級戦犯合祀の黒幕にされた男」(講談社+α文庫)ほか。
(6月2日. 毎日新聞)『時の在りか』

(★注、)の書き込みや太字の強調部分は『逝きし世の面影』ブログ独自の判断。今回の毎日新聞記事は例外的に素晴らしい出来あがりなので、抜粋せず全文を掲載しています。



『目の前で快刀乱麻のノーヒットノーランを演じるをような素晴らしい、明快すぎる毎日新聞の論説委員の記事』

毎日新聞オピニオン『時の在りか』 =伊藤智永編集委員ですが、何時もなら周りの全員に気をつかって『Aではあるが、Bのケースもあり、Cでないとも限らないし、Dの可能性もある』との2018 FIFAワールドカップ日本代表発表での西野監督(日本サッカー協会)のようなガッカリ記事しか書いていない。
今回のように、簡潔に『Aである』と言い切らないと絶対に駄目で、『Aだが、BもCもDもある』では、それが、たとえ正しくともメッセージとして何の影響もない。少しでも条件が違えば、いろいろな可能性がある程度は日本人の全員が最初から知っているのである。日本のマスコミの最大の特徴である『両論併記』とは基本的に『何も言っていない』のと同じだった。
★注、
それにしても絶体絶命の窮地に陥っているのに無気味に笑っている安倍晋三首相や麻生太郎副首相の不思議は今に始まった話ではなく随分昔から(2012年12月末の第二次安倍内閣の初めから)なのです。今回やっと摩訶不思議な事実を大手メディアの毎日新聞(伊藤智永編集委員)が取り上げた意味は大きいでしょう。たぶん、『終わり』が始った(とうとう二回目の『玉音放送』の時期が来た)のです。  



『日替わり定食ならぬ、次々「週替わり」に出てくる御粗末極まる安倍お友達スキャンダルの数々には心底げんなりする』

今回の毎日新聞編集委員である伊藤智永のオピニオン記事『時の在りか』、 『首相と副総理はなぜ笑う』(2018年6月2日)とほぼ同じ時期に毎日新聞のコラム記事では、まさに『日替わり定食』のように、森友学園とか加計学園、自衛隊の日報や財務省の隠蔽文章が次々と『週替わり』に出てくる御粗末極まる安倍お友達スキャンダルの数々の不思議に触れているのです。
普通に考えれば、今起きている一連の事実とは、日本国の官僚組織が自民党政権(安倍内閣)の倒閣運動を起こしていると見ないと辻褄が合わない。
延々と続く不祥事の数々ですが、明らかに内部告発の類である。しかも個々の個人的な動きでは無くて、高級官僚が『安倍晋三の首を取ること』を目的としれ組織として造反している『クーデター』の一種なのである。ところが、こんな簡単な事実を高偏差値のマスコミも有識者も左翼も誰も指摘しない不思議。(知っているが、猫をかぶり何も気が付かないふりで誤魔化しているのだろうか?)
対照的に、低能右翼は動物的直観で気が付いているが、『中国韓国だ!財務省だ!朝日新聞だ!』と答えをわざと間違って、恐ろしい真実を見る勇気がない。(今回は自衛隊の制服組さえ1枚噛んでいるのですから、『安倍の首』を狙っているのはアメリカしか存在しないのである)
一連の安倍お友達による『国富の簒奪』スキャンダルですが、これは少し前に韓国でのパク・クネお友達の『国政壟断』スキャンダルと瓜二つ。たぶん、アメリカ軍やCIAなどと組んだトランプ政権が朝鮮戦争を終わらせるレジームチェンジ(体制転換)を行おうとしていて、国務省などの既存の体制維持派と体制転換派が日本を舞台に文字どうり食うか食われるかの死闘を演じているのでしょう。(それなら失脚した韓国のパク・クネと同じで、安倍首相の首を取るまで騒動は延々と続くことになる)

『すべては[朝鮮戦争休戦レジーム]に由来している』

毎日新聞論説委員の『どれも出口や展望があるとは思えない』という、『異次元金融緩和、成長政策、財政再建、少子化対策、北朝鮮拉致問題、日露領土交渉、憲法改正……』ですが、これは全部が今の日本が陥って抜け出せない『朝鮮戦争休戦レジーム』を転換しないと何も始まらない。(逆に考えれば、トランプが勝って朝鮮戦争レジームが終われば全てが解決する可能性が生まれる)
少子化対策など笑止千万で、わが日本国は人口爆発を心配し『優生保護法』で強制不妊手術まで行って人口増加を抑制していた歴史を忘れているのである。(障碍者などへの強制不妊手術ですが、これを始めたのはアメリカ軍『GHQ』の占領時代の1948年からごく最近の1996年まで、半世紀も続けていた)
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セントーサの意味 (私は黙らない)
2018-06-06 04:53:48
昔、セントーザに行った。ケーブルカーから見下ろすと、日本軍の蝋人形があちこちあって、妙に居心地悪かった。今は、リゾート開発でその容貌はだいぶ変わったのだろうが、この島の歴史は変わらない。朝鮮戦争の終結がセントーザで宣言されることの意味。
繰り返されるご飯論法で、こちらの脳みそまでイカレてしまいそうな中で、中村時広知事の発言に唯一救われる。この人、倒閣ではないとしながらも、地方自治体の首長として、なすべきこと、いうべきことを真っすぐやっている。でも、本当はこれがあたりまえ。周囲があまりにも狂っているので、この人のまっとうさが際立つ。
今年の上司にしたい人No1は中村さんだ。忖度させて責任を押し付ける上司の下じゃ、安心して仕事できない。

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