逝きし世の面影

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占い的中の「ラビオ君」ベルギー戦前に食用に

2018年07月04日 | 社会
『「ラビオ君半端ないって」北海道のタコ、3戦全的中』  2018年6月29日 日刊スポーツ

サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で、北海道小平町の漁師阿部喜三男さん(51)が、日本代表の勝敗をミズダコ「ラビオ君」に占わせ、3試合全て的中して注目を集めている。インターネット上では「ラビオ君半端ないって」などと大反響。阿部さんは「まさか全試合を当てるなんて」と驚いている。
ラビオ君は19日に小平町沖で水揚げされたタコ。子ども用ビニールプールに、それぞれ日本、対戦国、引き分けを示す3つのかごを設置し、ラビオ君がどのかごに近づくかで勝敗を占っていた。
占いには生きのいいタコが適しているため、来月3日未明、決勝トーナメントの勝敗を予想する際には、当日水揚げされるタコを「2代目ラビオ君」として起用する。初代のラビオ君は当面いけすで保管する予定で、阿部さんは「水族館などから声が掛かれば譲りたい」と話した。

サッカー日本代表 『 タコ「2代目ラビオ君」日本勝ちを予想』2018年7月2日 毎日新聞.

ミズダコ占いで初代「ラビオ君」はサッカー・ロシア大会日本代表の1次リーグ3試合を的中させたが、2代目ラビオ君の決勝トーナメント予測は対ベルギー戦では「日本の勝ち」だった。


サッカーW杯ロシア大会の勝敗を占うミズダコ「ラビオ君」(中央)=19日、北海道小平町(オロロンマーケット提供)

『W杯占いタコ、浜ゆでに 「いけすで保管」のはずが・・・・』6/29 下野新聞

サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本代表の勝敗を占い、3試合全て的中させて注目を集めた北海道小平町のミズダコ「ラビオ君」について、いけすで保管していると説明していた漁師らが29日、実際には既に浜ゆでし、出荷したと明らかにした。占いを企画した水産加工会社は、うその説明をした理由を「出荷したと公表したら、夢がなくなると思った」としている。
同町の水産加工会社「オロロンマーケット」と漁師阿部喜三男さん(51)によると、ラビオ君は水揚げされた19日に1次リーグ3試合の結果を占った。
同社は「誤った情報を流し、迷惑を掛けた」と謝罪している。

『占いタコ「ラビオ君」が茹でられ出荷!サッカーファンの間では「暗殺説」も…?』2018/6/30ミステリーニュースステーションATLAS編集部

現在開催中のワールドカップロシア大会にて、日本代表の1次リーグ全3試合の結果予想をすべて的中させた、奇跡の占いタコ「ラビオ君」が、6月29日までに茹でられ出荷されていたことがわかった。
ラビオ君は北海道小平(おびら)町で捕獲されたタコで、ラビオ君誕生は2010年にワールドカップ南アフリカ大会で試合結果を次々と的中させた「パウル君」をヒントに、町起こしの「占いタコ」として売り出したもの。
ラビオ君は日本代表戦の初戦、コロンビア戦で「勝ち」を予想し見事的中させたほか、セネガル戦は「引き分け」、ポーランド戦は「負け」とすべて的中させており、ラビオ君の名前はいちやく日本全土で広まった
しかし、占いをした後、他のタコと一緒に茹でられてぶつ切りにされ、食用タコとして売りに出されてしまったという。
「パウル君のように水族館へ移すなどできなかったのか」。「奇跡の占いタコだったかもしれないのに!」といった批判が。ラビオ君に一目会いたいと楽しみにしていたファンはガッカリと肩を落としているという。
ミズダコは水温が上がるとすぐに死んでしまうとか寿命も3年程度と短いため、水族館での飼育は難しいが、日本の結果を的確に占ってきた英才のラビオ君に、この仕打ちは酷いと憤慨するサッカーファンは多い。
また、ラビオ君「死亡」に一部では陰謀説も囁かれている
邪馬台国の卑弥呼しかり、昭和時代の政財界の大物を占ってきた藤田小女姫さんしかり、日本の歴史において、優秀な占い師は不審死を遂げることが多い。それだけに今回の「ラビオくん茹でられ事件」については世界のサッカー業界を牛耳る、とある組織の暗殺者の仕業ではないかという都市伝説も存在するようだ。
(抜粋)



新たに生まれた都市伝説『日本の敗亡を予言して殺されたラビオ君の神話』

最初の報道では占い的中の『ラビオ君』を飼育してくれる水族館を探していると報じられていたので、今回の占いの直後に茹でられて出荷されていた成り行きは何とも衝撃的でる。まさか、『ラビオ君』が決勝戦の対ベルギー戦の『負け』を予測したので殺処分されたとは思いたくないが、町おこしどころか逆効果だったことは確かだ。
イギリスのBBCやロシアのスプートニク、韓国紙なども『W杯日本代表の試合結果予測のタコが食される』と報じているが、日本の未来を正しく予言して殺されたラビオ君の『神話』はトロイアの未来(滅亡)を予言したカッサンドラやラオコーンのように今後も生き続ける可能性がある。


水族館の水槽でドイツ国旗が付けられたサッカー靴の横にいるマダコのパウル君。(Wikipedia)

W杯の日本代表の結果を予想して的中させたラビオ君は非業の死を遂げるが、予言タコは過去にもいた。
2010年南アフリカ大会でイギリス生まれのマダコの「パウル君」はドイツ代表の全8試合の結果を当てて『予言ダコ』として大評判になっている。(ドイツの予選リーグ結果を『3戦とも的中した』とロイターが報じた後は世界中のマスコミが注目し、「パウル君」の予言の現場を生中継するなど大騒ぎになっている)
パウル君はラビオ君とは違いドイツ西部オーバーハウゼンにある水族館「海洋生物センター」(Sea Life Center)で2歳で死ぬまで平穏な歳月を過ごした。
パウル君が死亡した時は、監督としてアルゼンチン代表を率いたディエゴ・マラドーナは「予言タコが死んで嬉しい、ワールドカップで負けたのはお前のせいだ」とツイートしたという。



『W杯敗退から2日も経つのに、「日本スゴイ」の大合唱が気持ち悪い』

満塁ホームランで4点が入る野球とは違いサッカーの試合での終盤の2点差は大差である。もちろんベルギーの実力もあるが絶対優位の試合を落とした試合展開から本来なら(日本以外の国なら)代表チームを指揮した西野監督の責任問題が当然出てくるが、今のマスコミは、気持ち悪い『日本スゴイ』の大合唱が起きていた。(何とも無気味な『負け試合』の称賛一色のマスメディアの中では唯一しんぶん赤旗がコーナーキック後の不味いセットプレー時の不手際を本田圭佑の名前を出して指摘しているぐらいだった)
なんとも違和感を感じた出来事は、負け試合での『日本スゴイ』の大合唱より、『サッカー日本代表では、日本人監督にすべきだ、』とのテレビのキャスターとか出演者の発言である。



愛国的ではあるが夜郎自大な、この愚かなテレビ番組出演者たちはラモス瑠偉に『日本人外人の国籍は 関係ない』と一喝され沈黙しているが、親方(監督兼オーナー)が日本人限定の大相撲と、世界基準のサッカーを混同しているのである。
★注、
サッカー代表チームの監督が自国出身なのはブラジルとかドイツなどの極少数のサッカー強豪国だけで、普通は外国の実績を重視して監督選考するので必然的に外国人監督になる。(大相撲の横綱大関では外国人力士が多いのに外国籍の親方は駄目で、逆にサッカーの場合は選手は自国限定だが監督の方は外国人が多い)


決勝ゴールを決められボー然とする本田(C)共同通信社

『「戦犯は本田」…ベルギー戦のCKに海外メディア酷評の嵐』2018年7月4日 日刊ゲンダイ

日本代表がまさかの逆転負けしたベルギー戦での3失点目が海外で話題を呼んでいる。
米スポーツサイトSBNATIONは、ベルギーのカウンターを生んだ「7つの要因」として「日本は勝ちに行って代償を払った」。本田のCKが3失点目につながった。
日本は試合の最終局面で点を取りに行ったが本田のCKをGKがキャッチしMFにボールが渡った時点で日本の6選手より前。カウンターを食らう結果になった。
アイルランド「RTE」では元ドイツ代表MFディートマー・ハマンも、「日本はとても勤勉で、規律正しいチーム。選手は何をすべきか教えられているだけに理解できない。レフェリーに残り時間を聞くべきだったし、ショートコーナーにするか、自陣に戻る時間もつくれたはずだ」。
アイルランド代表MFロニー・ウィーランも「本田はなんとヒドいCKを入れたのだろう。本当になんてことをしたんだ。チームはカウンターを食らってしまったじゃないか。」
イタリア「メディア・セット」ではミランやユベントス、イングランドやロシア代表の監督を歴任したファビオ・カペッロも「日本がしたことは無意味だった。わたしが指揮官なら本田の首根っこをつかんだだろう。それまでの94分、日本はすべてのCKでショートコーナーを選び、ボールを中に入れなかった。なのに終了まで残りわずかとなった場面で、本田が初めて中に入れた。無意識のうちにやってしまったのだと思うが、あの場面では近くに蹴り、ボールをキープすることを最優先すべき。延長戦に持ち込まなければならない 」と酷評した。
海外メディアの多くは日本の取った戦略と本田のCKが敗因ととらえている。
(抜粋)



金子勝‏ @masaru_kaneko 16:20 - 2018年7月4日
【ナチスの同じ】
リフレの失敗を総括もせず、経済学者を称する者が「借りたものは返さなくていい」などという経済理論を振りかざすようになると、ナチスのメフォ手形や日本帝国陸軍の軍票のように、軍事費から戦争準備しかなくなっていく。それがアベと「自公維希」を「憲法改正」に走らせるのだ。

『そもそも、「借りたものは返さなくていい」などという経済理論が、世の中に存在することは過去にも無いし現在も無い』

日本のバブル崩壊を事前に予測したことで知られる経済学者の金子勝ですが、最新のツイッターで初めて『借りたものは返さなくていい』とのデヴィッド・グレーバーの『負債論』の恐ろしさを批判している。(金子勝は経済学者云々としているが、グレーバーは経済学者ではなくて無政府主義者。安倍晋三とかNHK、日本サッカー協会会長に近くて新自由主義的暴言を繰り返す本田圭佑が推薦したことから急に有名になった)
そもそも真っ当な経済学者では誰一人も『借りたものは返さなくていい』とは言わない。なぜなら既存の資本主義経済の根本原理が崩壊するので革命(あるいは敗戦など国家体制の崩壊)が起きるのである。


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3 コメント

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負けて兜の緒が弛む (ちくわ)
2018-07-04 17:31:55
勝ったのならまだしも、負けてこれだけユルユルになる国も珍しいですね。
この負けたけど負けてない状況が今の日本人のメンタルにピッタリあっているのかも知れません。世界中の慰め記事をピックアップして喜ぶ様は、実にいじましい。
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Unknown (なか)
2018-07-04 22:26:44
電通のサッカーで愚民生産作戦は終わりました!さあ森友加計とポピンズや国際医療福祉大学(高木理事長)を追及しろ!
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あまりにブラックな。。。 (Saito)
2018-07-04 22:46:55
こういう話を聞くと、特に体が弱まっているときは堪えますなあ。

ステーキ店の広告でも、例えば「おいしいお肉になってね」などと、ブラックユーモアでもなく本気で言っているらしいので。

エコな人たちでも、頭数が増えると「コントロール」と称して、カルするわけです。こういう問題を正面切って解決してくれないので、私はアンチ宗教です。
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