逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

「何か」を隠したい破廉恥日本政府

2023年03月12日 | 放射能と情報操作

早々とメルトダウンしているのに、・・・無意味なベント作業で故意の放射能汚染(悪質極まる謎の犯罪行為)

東日本大震災の翌日に写真家の石川梵さんが空撮した福島第一原発。(岩手県や宮城県とは大違いで上空からは防波堤が健在で少しも損傷していない、津波被害が一切わからない)
何らかの目的をもって故意に日本政府(東京電力)が行った、1号基排気筒からの人為的ベント作業による超高濃度の放射性汚染物質の大量放出の白煙が確認できる。この約1時間後に1号基建屋は爆発した=2011年3月12日午後2時40分ごろ(★注、原子炉建屋は20階建て高層ビルと同じ高さ60メートル。その2倍の高さの排気塔は120メートル程度)

5年ぶりに物凄い写真が出てきた断末魔のフクシマ ベントの白煙くっきり 写真家・石川梵さん空撮、爆発1時間前の福島第一原発
2016年2月19日 中日新聞夕刊
東京電力福島第一原発事故で、東電は事故発生翌日の2011年3月12日、1号機の原子炉が破裂しないようベント(排気)を実施した。その様子を写真家の石川梵(ぼん)さんが撮影していた。
本紙に提供された写真を見ると、排気筒から北側に向かって白煙がたなびいている。
1号機は地震や津波に襲われた11日夕の段階で炉心溶融が起きたとされ、炉内の圧力が設計を大きく超える状態になった。
東電は12日午前にベントを試みたが、弁が少ししか開かず失敗。午後二時半ごろに再び試みた。
ベントが成功したかどうかはこれまで敷地南側にあった展望台からのライブカメラの不鮮明な映像や、格納容器の圧力低下で確認できたとされてきたが、ここまで鮮明な写真で確認できたのは初めて。
石川さんは当時、津波で壊滅的被害を受けた宮城県気仙沼市を小型機で撮影した帰りだった。
本紙の取材に「撮影したのは午後2時40分ごろ。気仙沼に向かう時は福島第一原発の様子がおかしいとは思わず、敷地内が津波でやられているとも思わなかった。帰りに排気筒から煙が出ているのを見て、とんでもないことが起きているのではと思い、シャッターを切った」と話した。
1号機の原子炉建屋は、その一時間後の同3時36分、建屋上部にたまったガスにより水素爆発を起こした。2016年02月22日 | 社会  2016年02月24日 | 放射能と情報操作 3・11核事故から5年目前、風向きが変わるフクシマ

放射能はいつどうやって来たか|https://note.com/hayakawayukio/n/n15b67a44811b 3月12日と14日の建屋を吹き飛ばした水素爆発(★注、誰かが人為的に故意に引き起こした爆発では無く、単なる重大事故)のときに放射性物質が出たと思っている人が多いと思いますが、それは間違いです。3月後半の2週間、ずっと出続けたと思っているひともいるようですが、それも間違いです。
 
放射性物質は、東京電力が原子炉の圧力を下げるために(★注、日本政府や東京電力が人為的に行った)ベント操作したときに外部に出ました。ベント操作は、どれも30分くらいでした。(★注、「原子炉の圧力を下げるためのベント云々」の原子炉の意味が12年前の時点では核燃料棒の「原子炉圧力容器」への冷却水注入だと説明していた。ところが、たった数時間で脆弱なアメリカGE製沸騰水型軽水炉は早々とメルトダウンして「釜の底が抜けていた」と発覚した現在は「原子炉格納容器」への注水目的だったと言い換えているのですから無茶苦茶にもほどがある真っ赤な嘘。そもそもがベント操作自体が意味不明である)
画像
フクシマ原発(放射能)事故の収束(終息?)は夢のまた夢

2011年3月11日14時46分18.1秒に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)と同時に起きた東京電力福島第一原発事故で民主党菅直人政権による原子力緊急事態宣言が出たのは何と、たったの4時間後の、2011年3月11日午後7時3分。翌日には南12キロメートルの東電福島第二原発についても宣言が出たが、同年12月26日に解除された。
ところが、福島第一は現在も12年間以上も「非常事態宣言」は継続中。メルトダウンした第一原発から外部環境への放射能流出は今も継続中だったのである。(★注、「収束」は、「収まる」「束ねる」で状況・事態などが「ある一定の状態に落ち着く」という意味。「終息」の「終」も「息」も「止む」という意味があり「完全に終わる」という意味)
 
グーグル八分の「逝きし世の面影」ブログの持論ではあるが、たぶんアスペルガー火山学者早川由紀夫が日本人有識者では初めてで独自(恐ろし過ぎて誰も主張しない早川由紀夫一人だけの説)

12月25日(1)放射能はいつどうやって来たか

福島第一原発事故で放射性物質が大気中に出た時間を特定しましょう。3月12日と14日の建屋を吹き飛ばした水素爆発のときに放射性物質が出たと思っている人が多いと思いますが、それは間違いです。あの水素爆発で放射性物質は原子炉の外に出ませんでした。3月後半の2週間、ずっと出続けたと思っているひともいるようですが、それも間違いです。放射性物質は、東京電力が原子炉の圧力を下げるためにベント操作したときに外部に出ました。ベント操作は、どれも30分くらいでした。

定常放出ではなく間欠放出だったことを示す明確な証拠が、放射能汚染地図にあります。北西に伸びた汚染の帯が原発を通りません。南に4キロほどずれています。

3月15日11時に原発から出た放射能霧は、風でいったん南に流されたあと、5キロ地点で北西に向きを変えて進みました。そのとき風向きが変わったのです。だから汚染の帯が原発を通らないのです。もし定常放出だったのなら、汚染の帯は福島第一原発からまっすぐ北西方向に伸びたでしょう。その日18時に出発した(やや薄い)放射能霧は原発からまっすぐ北西方向に進んでいます。放出が30分くらいの短時間で、出発してすぐ風向きが変わったために、証拠が放射能汚染地図に残りました。

私がつくった放射能汚染地図だけでなく、文科省が発表した地図でも汚染の帯が南に4キロずれています。というか、文科省の地図を見て、私が放射能汚染地図をそのように描いたのです。だって、福島第一原発のそばの強汚染地帯には長いこと立ち入れませんでしたから。

(★注、上空1000メートルを境にして上方(➡)と地上付近(←)とは180度逆になっている2011年3月15日の風向き「矢印」の大きさと方向)

上空の風の向きと強さを示す原発に近い水戸ウインドプロファイラ(気象庁のウェブ記録)

上空1000メートル以上は強い西風(海側向きの風)が常に吹いていた。移動高度が1000メートルより低かった放射性物質は南や北西(陸側向き)に向かいました

IAEA(国際原子力機関)も、そのIAEAなど原発マフィア(政・財・官・学・報道の利権集団原子力ムラの鉄の五角形)からの40年間ものイジメに耐えていた京都大学原子炉実験所助教の小出裕章も日本列島がある中緯度は常に西風が吹いていて福島第一原子力発電所のレベル7の過酷事故で外部環境に放出した放射能の8割は海側(太平洋上)に落ちている(フクシマの放射能汚染被害は2割程度)と主張していた。

ところが、それは上空1000メートル以上なら正しいが、高さ120メートルの東京電力福島第一原子力発電所排気塔からのドライベントの放射能汚染が恐ろしい。低い位置で発生する海霧のように飯館村を直撃していたのである。

東京電力福島第一原発2号基3号基など出力110万kWの沸騰水型圧力容器は肉厚20センチの鋼鉄製で高さ22メートル直径6メートル(内径)通常の発電(臨界)運転時はウラン核燃料棒を冷却水で常に冷やしている。ところが、メルトダウンして釜の底が抜けた状態の現在は圧力容器が乗る格納容器内の鉄筋コンクリート製の台座(ペデスタル)がボロボロ。次の地震の揺れで何時崩壊するか不明の危機的な状態に追い込まれていた

ペデスタル(圧力容器が乗る台座)がある格納容器本体部分は肉厚1センチで大気圧と同じ1気圧。しかも冷却水が溜まることを想定していない。格納容器下部のドーナツ型をした圧力抑制室(サブレッションチェンバー)には半分だけ水が満たされた構造。

政府(東電)がメルトダウンの事実を認めたのは2か月後(3・11から2カ月間も「メルトダウンしていない」前提で動いていた)

格納容器から外部への配管は,通常運転時ならサブレッションチェンバー「トーラス室」からのベント菅しかないのである。ベントで原子炉圧力容器内から放出された放射能汚染物質を含む超高温高圧の水蒸気は一旦サブレッションチェンバーの水中をくぐらせることで100分の1に放射能が低減されるので「チェルノブイリ原発事故の10分の1」だと説明していた。

ところが、それは「メルトダウンしていない」(基本的に原発機能が全て正常である)ことが絶対的な大前提だったのである。

フクシマのレベル7の核事故発生から数時間後にはメルトダウンして釜の底が抜けた状態で、愚かにも日本政府(東京電力)が強引に行ったベント作業は丸っきりの意味不明。桁違いの天文学的な超高温超高圧のベントでは即座にサブレッションチェンバー内の水は沸騰、蒸発するので通常の営業運転時に想定されている100分の1に放射能が低減されるウエット・ベントではなく、100%丸々薄めることなく放射能汚染物質を外部環境に放出するドライベントを行っていたのである。(★注、これは運悪く偶然起きたレベル7の過酷事故ではなく、無能な民主党菅直人政権によって故意に引き起こされたメルトダウンして釜の底が抜けた状態を隠す目的の極悪犯罪行為だったのである)

12年も経ったが今からでも日本政府や東電幹部を捕まえ市中引き回しのうえ全員を打ち首獄門にすべきである(★注、どれ程の重大な過失、思い違いであれ「失敗」と意識的な悪意による犯罪行為とは月とスッポン。「天と地」以上の大きな違いがある)

加圧水型は200気圧。沸騰水型(使用圧力は70気圧)最大90気圧まで耐える仕様だが、格納容器は大気圧と同じ1気圧で通常なら水を入れることは想定されていない。水を貯める仕様は下部のサブレッションチェンバーだけ。

日本政府が再稼働を行った関西電力など西日本の原発は加圧水型だけ。対して東京電力福島第一原発や中部電力浜岡原発など東日本はお釜(圧力容器)下部に制御棒の穴が沢山開いている愚劣な設計の沸騰水型軽水炉。

2016年NHKスペシャル(再現ドラマ)『5年前の自分達の「報道内容」を完全に忘れているトリアタマの低能NHKの無残』

5年前の世界最悪のフクシマの核事故当時、3時間でメルトダウンしているのにレベル3だの4だのと誤魔化し続けた政府や東電やマスコミや原発ムラの御用学者たちですが、『ベントの目的は圧力容器を守るためだ』(減圧して圧力容器内に冷却水を注入する必要がある)と全員で何度も何度も、それこそ耳にタコができるほど言い続けていたのである。
当時はメルトダウンを認めた通産省の技術系の官僚を即座に更迭して、2か月間も嘘八百の気休めを言い続けていたのであるが、『ベントの目的は圧力容器への注水でメルトダウンを防ぐ』(圧力容器の減圧)だと誤魔化していた。
ところが、5年前のベント時にはメルトダウンどころかメルトスルー(完全に窯の底が抜ける)が分かっていた。ですから『圧力容器を守るため』とのそもそものベントの根本となる根拠自体が完全に崩壊していたのである。
では東電は何のために(放出して大量の放射能で日本を汚染する)無駄なベントを行ったのか。
なんと、あれから5年が経過した今回のNHKのスペシャルでは5年前の『圧力容器を守る』との以前の言い分をあっさり放棄して、視聴者全員が『忘れた』とでも思ったのか、一切『知らないふり』で押し通す。厚顔無恥の極みである。

『3歩あるけば過去を忘れる鶏頭』

当該NHK番組では、全く新しく今度は、(さらなる放射能汚染を防ぐ目的で)『格納容器を守るためのベント』との何とも腹立たしい驚愕的な発表を行っている。(5年前は圧力容器が健在『メルトダウンしていない』との前提でのベントなので、今回とは意味が完全に違っている)
そもそも欧米を含む世界中の原子力発電所ではフクシマのように『格納容器を守るため』のベント(汚染した格納容器の減圧)のような、行えば天文学的な損害が出ることが予想されるが得るものが一つもない、あまりにも馬鹿馬鹿しい破壊行為の類は当たり前ですが誰一人も行っていないのである。
唯一5年前の日本だけが、その世界の例外だった。(5年前のあの時、日本ではいったい何が起きていたのだろうか。???謎は深まるばかりである)
そもそも『ベント』とは原子炉圧力容器を守るために行う『圧力容器の減圧』の意味だったのである。
そもそも最も大事なので、20センチのぶ厚い鋼鉄で頑丈に作っている『圧力容器』さえ健在だったなら、『無い』よりも『あった方が良い』便器の蓋程度の些末な意味しかない1センチの薄い鋼板で出来ている脆弱な『格納容器』がいくら破壊されても、原子力発電所としては何の問題も起きない。
(外から見えるので誰にでも簡単に分かる)脆弱な格納容器が今のように『見かけ上』だけでも健在だったなら、(外からは見えないので誰にも現状が分からない)頑丈な圧力容器も『たぶん、健在だろう』と勘違いさせる効果ぐらいしか(今回のNHKが言う)『格納容器を守るためのベント』には期待出来ない。
誰が考えても無駄な『子供だましの阿呆臭い破壊行為』であり、『愚かすぎる亡国的な暴挙そのもの』なのである。2016年03月16日 | 政治 
NHKスペシャル 「メルトダウン88時間」(再現ドラマ)

アスペルガー火山学者早川由紀夫以外では12年前のフクシマの核事故を覚えている唯一の日本人有識者?

>菅直人といえば発狂して東電社員を怒鳴りつけていた

社員の家族には名古屋以西に逃げるよう、通達を出していた(と言う)東電を怒鳴りつけていなかったら、東日本が壊滅していた可能性もあったのではないでしょうか?2018年12月28日 | 放射能と情報操作 
前日夜に全員逃亡していた東電職員や家族
 
>その後、菅直人首相が邪魔した悪者みたいにすりかえられて

菅(かん)首相が海水注入を邪魔した、と安倍氏がデマを流したり。視察に行ったことで現場の作業が滞ったとか(この真偽はわからないですが。私は視察をポジティヴに評価します)、言われましたね。
 
>廃炉になるのが勿体ないと渋る東電社長は半日以上を無駄に費やした

東電が、「炉がもったいない」と考えて海水注入を嫌がっていたのは、ニュースを見ていた我々も十分感じとれましたよね。その後、起こったことを考えれば、なんと浅はかな考えだったことでしょう
 
数年前に見たNHKの原発事故特番(タイトル不明。検索したらわかるかも) ・菅(かん)首相が視察する場面で現場役の俳優に「なんで今来るんだ!(邪魔)」と言わせたり ・電源車が混雑で遅れたのが緊急事態条項が無いせいのようなナレーションをいれたり さらっとこういうこと混ぜているので。注意しないと
 
(川上浩一がリツイート)
歴代の総理大臣を俯瞰して、あの事故の時に東工大卒の工学系の人物が総理大臣だったのは奇跡的です。 そうでなければ東電に言いくるめられていた。
 
2011年当時、ある番組でテレビ局の記者が言ってましたが、菅直人首相がいなければ原発事故被害はあれですまなかったという評価がされていましたよ。 現場を知っている記者の言葉は大変重いと思います。 しかし、その後、菅直人首相が邪魔した悪者みたいにすりかえられてしまったようですけどね。
 
私はどちらかというと保守寄りなので、菅直人氏を支持したくはないが、 即時海水注入を東電に指示したのは菅氏でした。 廃炉になるのが勿体ないと渋る東電社長は半日以上を無駄に費やした。 あの時、菅氏の指示を直ぐに受け入れていれば今の状況にはならなかったはず。(★注、早川由紀夫と川上浩一以外の有識者は全員沈黙)
 
無能だったが真面目だった菅直人  2011年09月01日 | 政治赤塚不二夫の天才バカボン風「これでいい野田」(コメント欄から抜粋)

管直人元首相ですが、首相辞任(表明)した直後の2011年8月27日の夜に菅直人一人で東京・銀座の映画館で、チェルノブイリ周辺の現実を描いた約1時間ドキュメンタリー映画『チェルノブイリ・ハート』を鑑賞。『重い映画だった』と話したらしい。
『チェルノブイリ・ハート』とは、2004年にアカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞した女流映像作家のマリアン・デレオ監督がチェルノブイリ原発事故から約15年後に周辺地域や病院などの施設を訪れ、事故がもたらしたさまざまな影響を追った作品。
チェルノブイリ事故以来、何らかの奇形を持つ新生児の出生率は25倍に膨れ上がった。
健常児の出生率は、わずか15-20パーセント。
短い上映時間の中、何度も何度も目をそらしたくなるようなつらい現実が登場する。
欧州放射線リスク委員会科学議長のクリストファ・バズビーは『日本政府の無責任ぶりは犯罪的だと思う。子どもに平気で高い被爆をさせている。都合がいいというだけで短期間でこれほど基準を変えてしまうとは、この判断は間違いなく多くの子どもを死に至らせるだろう。文明国のやることとは思えない』。
『ただちに健康に害はない』と繰り返した政府の言葉通り、『ただちに』健康に害はないかもしれない。だが、福島第一原発の事故が、どれほど重大で恐ろしい被害を生み出すか。
報道では菅氏は27日午後4時42分に福島県庁で首相の最後の仕事として佐藤雄平知事と会談『長期にわたって住民の居住が困難な地域が生じる可能性は否定できない』『大変申しわけない』と陳謝。
首相を辞めた数時間後の27日の夜、一人で映画館を訪れ、終始真剣な様子で『チェルノブイリ・ハート』を鑑賞していたという。
英国の高級紙「インディペンデント」が福島原発では現在も放射性物質が出ており、チェルノブイリよりも状況が良くない。これから100万人以上が亡くなるだろうと報道。これを他の国のメディアを転載して報道している。
 
12年前の2011年3月に何が起きていたのか、時系列的に並べると
 
1号基爆発の翌日の3月13日『福島県にSPEEDIのデーターがファックスで届く』。しかし福島県当局は、飯舘村など原発の北東に流れた放射能汚染を『パニックになる』として故意に隠蔽。文科省は浪江町赤宇木地区を計測しホットスポットの実態を掴んでいたが『風評被害を避けるため』と避難民に隠した。折角、放射能汚染を測定しても、何も知らない一般市民には知らされることは無かった。
Voice 核事故時にアメリカの露骨な干渉
『事故当初の数日間で日米関係は深刻な危機に直面していた。』『米側は拒否されたと受け止め、あの温和なルース(駐日米)大使も相当強い言葉で首相官邸にいろいろ言った』『いずれにせよ、私は米側の懸念を適宜、枝野官房長官や仙谷官房副長官に伝えたが、必ずしも事態の改善はみられず、歯がゆい思いもしていた』
『米側からは米大使館公使をはじめ在日米軍やNRC、エネルギー省の幹部が参加・・・日米協議を中心に日常的な作業が進められることとなった』
『アメリカ側からルース大使、ウォルシュ太平洋艦隊司令官、ヤツコNRC委員長が出席・・・日本の官邸からホワイトハウスをつなぐ、日米の意思決定にとって非常に重要』『米太平洋軍を代表して初回から調整会議に出席していた空母ニミッツ機動艦隊のロウデン司令官・・・突然の命令でサンディエゴから派遣されることになった』など、米軍の指揮命令系統に首相官邸が組み入れられ、撤退を決めた東電本社に菅直人が乗り込み直接𠮟りつけるのが15日と日本国首相は米軍のパシリ程度の役割だったのである(★注、これでは日本人有識者が怖がって黙っているのは当然だった)

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3 コメント

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Unknown (ローレライ)
2023-03-12 19:34:20
減圧した冷却水を沸騰爆発させた、科学音痴な原発関係者の皆さんの人災!
軍部は軍産学複合体の被雇用者より強いと口に出してみる (現田石V3)
2023-03-16 10:37:53
現田石です。
火山学者早川由紀夫さんは、風向風速計、放射能測定機器、推論対話法を正しく使って、「人類」生活のための正しい空間認識に到達しました。
早川由紀夫さんは自然科学者として、「彼の活動業績は人類科學史に長く残るでしょう」。以上は、早川由紀夫さんにたいする私のほめ言葉です。
2時間半もの小出裕章講演会 (宗純)
2023-03-17 09:35:07
「汚染水はなぜ流してはならないか」小出裕章講演会のユーチューブ
2023年02月23日 | 放射能と情報操作 小出裕章が原子炉冷却水に沈黙https://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/5c14a6795b329ae45718a583c68e1950

火山学者早川由紀夫とは違い元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章の場合、2時間半もの個人講演会で色々語っているが、残念ながらベントで引き起こされていた人為的な放射能汚染については最後の最後まで語らなかったのですよ。
この「逝きし世の面影」ブログでは何回も書いているが、12年前には「原子炉圧力容器をメルトダウンから防ぐ冷却水の注入」が目的だと日本政府も東京電力もマスコミも有識者の全員も主張していたが、
実は3時間で早々とメルトダウンして釜の底が抜けた状態だったことが、2カ月後に分かっている。
それで、原子炉圧力容器冷却水ではなくて、格納容器を冷やす???と言い換えたのですから無茶苦茶。
そもそも圧力容器だから冷却水注入に意味があるが、格納容器は冷却するようには出来ていないのです。格納容器を守るためのベントとの現時点の「釈明」自体が成り立たないが、誰一人説明する気が無い。
もちろん2時間半もの小出裕章の講演会でも説明がない。フクシマの放射能汚染がベントで起きた事実も一切語られなかったのですから、残念ながら小出裕章は「よい警官」を演じているだけ。高偏差値の知的エリートの腐敗堕落は底無しで、すべては八百長プロレス。真実を語る勇気がないのです。

そもそもメルトダウンを防ぐのがベントの目的なので、メルトダウンして釜の底が抜けた状態でのベントとは放射能汚染を不必要に起こした以外の意味が無いのです。だからアスペルガー火山学者早川由紀夫以外の有識者の全員が沈黙するしか方法が無かったんでしょう。分かり易く言えば「終わっている」のです。

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