ヨドヤのブログ

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卵が先か、鶏が先か・・・?

2007年02月06日 | 仕事
昨日は異色のメンバーと飲み会でした(僕はウーロン茶)
そこで教育(スポーツ)についての激論が勃発

ある指導者は言いました。
「優勝することが先ではなく、まずは人間性を磨くことが先だっ
要は勝つための技術や戦術を教える前に、髪型、服装を整えさせる、言葉遣いをきちっとさせるなど、心を先に鍛えなさいということ。
たとえ負け続けて、部員が辞めていっても、それでもその信念を貫き通すべきだ!と教えをいただいた。
常勝チームの監督は、そのような信念を持っている方が多いですね。少なからず、僕がお会いしてきた方々は・・・。

そこでたとえ話、
美味しいお米を食べたければ、田んぼをしっかりと耕さなければいけない!
チームを鍛えるにはまずマナーから、個人を鍛えるにもまず基本から、その通だと思う。

でも、こういう考え方もある。
美味しいお米を一度も食べたことが無いのに、そのために泥だらけになって田んぼを耕し続けられるのか・・・?
勝つ喜びを知らない子達に、勝つために髪の毛を黒く染めなおさせ、シャツをズボンの中に入れさせ、靴を並べさせる・・・。
ある一定以上のレベルの選手が集まっているチームは別として、色々なレベルの選手が混在するチームでは、それでやっていけるのか?

ある時、質問されたことがある。
「髪の毛を黒く染めて、シャツをズボンの中に入れて、靴を並べたら試合に勝てるんですか?」
そういう思考の子供たちは少なからず昔からいただろうけど、最近その割合は確実に増えているような気がする。

現在の自分のチーム状況を考えると、なるべく早く、勝つ喜びを教えてあげて、そのためなら自分の欲求を自制しなければ!と思わせる環境を作ってあげることが、心身ともに鍛えるためのbetterな方法ではないかと思う時がある。

スポーツの楽しさを知らない子供たちに、先にスポーツの苦しさを伝えて、はたして、そのスポーツを続けていってくれるのか・・・?
一世代前までは、全く考えもしなかった・・・自分の中のジレンマの答えは未だ見つかっていません。

ある人に相談したら
「それは卵が先か、鶏が先かってのと同じかもな?」
って、言われました。
そうかもしれません。

良い指導者になれるよう、自問自答を繰り返していきます