なんだか去年のゲームをまとめたときも同じことを言った気がするけど、今年は去年にもまして美少女ゲームが不作の年だった。僕などは『Xross Scramble』くらいしか勝っていないけれど、これも美少女ゲームというよりはアクションゲームの要素が強いし。まあ、田中ロミオやら奈須きのこやらの名物シナリオライターが小説に出稼ぎに行ってしまったので、それもむべなるかなである。そんななか、中堅クラス(?)のシナリオライターががんばっていた感もあるが、来年初頭の大作ラッシュが楽しみだ(たぶんやれないと思うが)。
今年一番評判になった美少女ゲームといったら、たぶんkeyの『リトルバスターズ』だろうか。もともと全年齢版で発売したが、年齢制限版が出るのではないかと噂されているあのゲームである。しかしこれは、メインはともかく新しいシナリオライターが関わっているシナリオは軒並みダメだと言われてもいる。あと、シナリオ関係で評判が高いゲームと言えば『世界で一番NGな恋』や『そして明日の世界より―』、『キラ☆キラ』くらいだが、ちょっとインパクトに欠けるきらいがある。話題性でいったら去年の『車輪の国、向日葵の少女』にも劣るだろうし(と偉そうにに言っているが『車輪の国』以外は全部やってない。時間が無限にあれば、こういうのもやりたいのだけど…長いからなあ)。
あと変わったゲームとして、アクションゲームの要素が強い『Xross Scramble』や戦略シミュレーションの『戦国ランス』あたりがある。
興味深かったのは、『すくぅ~メイト』とか『らぶデス2』とか『タイムリープ』とかの3D描写のゲームの躍進だろうか。今のところキワモノ扱いだけど、あの辺の技術の発展は見ているだけでも面白い。『すくぅ~るメイト』は、ゲームそのもの(?)よりも、案外ヒロインの服のコーディネイトが楽しかった(すぐ飽きたが)。良くも悪くも美少女ゲームは紙芝居ゲームを脱しそうな気配である。ただこちらの方に伸びその表現力に頼りすぎるようになると、紙芝居ゲームの表現力の乏しさゆえに、逆に発展してきたシナリオの練り込みが廃れ、(平板な物語に涙する)「動物の時代」どころか(物語すら必要としない)「本物の動物」になりかねないかもと思う。この辺りは、奈須きのこや田中ロミオ、るーすぼーいなどファンタジーやSFに重点を置いたシナリオを書いたシナリオライターが次に何を書くかに期待したい。いっそ、ライトノベル作家が美少女ゲームのシナリオにもっと参入すれば面白いかもとは思うのだけど。
2007年もあとわずか。2008年の美少女ゲームに栄えあれ。
今年一番評判になった美少女ゲームといったら、たぶんkeyの『リトルバスターズ』だろうか。もともと全年齢版で発売したが、年齢制限版が出るのではないかと噂されているあのゲームである。しかしこれは、メインはともかく新しいシナリオライターが関わっているシナリオは軒並みダメだと言われてもいる。あと、シナリオ関係で評判が高いゲームと言えば『世界で一番NGな恋』や『そして明日の世界より―』、『キラ☆キラ』くらいだが、ちょっとインパクトに欠けるきらいがある。話題性でいったら去年の『車輪の国、向日葵の少女』にも劣るだろうし(と偉そうにに言っているが『車輪の国』以外は全部やってない。時間が無限にあれば、こういうのもやりたいのだけど…長いからなあ)。
あと変わったゲームとして、アクションゲームの要素が強い『Xross Scramble』や戦略シミュレーションの『戦国ランス』あたりがある。
興味深かったのは、『すくぅ~メイト』とか『らぶデス2』とか『タイムリープ』とかの3D描写のゲームの躍進だろうか。今のところキワモノ扱いだけど、あの辺の技術の発展は見ているだけでも面白い。『すくぅ~るメイト』は、ゲームそのもの(?)よりも、案外ヒロインの服のコーディネイトが楽しかった(すぐ飽きたが)。良くも悪くも美少女ゲームは紙芝居ゲームを脱しそうな気配である。ただこちらの方に伸びその表現力に頼りすぎるようになると、紙芝居ゲームの表現力の乏しさゆえに、逆に発展してきたシナリオの練り込みが廃れ、(平板な物語に涙する)「動物の時代」どころか(物語すら必要としない)「本物の動物」になりかねないかもと思う。この辺りは、奈須きのこや田中ロミオ、るーすぼーいなどファンタジーやSFに重点を置いたシナリオを書いたシナリオライターが次に何を書くかに期待したい。いっそ、ライトノベル作家が美少女ゲームのシナリオにもっと参入すれば面白いかもとは思うのだけど。
2007年もあとわずか。2008年の美少女ゲームに栄えあれ。