哲学者か道化師 -A philosopher / A clown-

映画、小説、芸術、その他いろいろ

『プラトーン(Platoon)』

2008-10-22 | 映画
プラトーン (アルティメット・エディション)

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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「俺自身が現実だ」

 『プラトーン』を観た。戦争映画である。タイトルにもなっている、プラトーンとは、軍隊用語で小隊の意だそうであるが、その名の通り小隊の中での「政治」が描かれる映画。なんでも、監督自身の体験を基とし、ベトナム戦争をはじめてリアルに映画化した映画だそうだが、一方で、本国アメリカではかなり好き嫌いの分かれる映画でもあるそうだ。ベトナム戦争を題材とした映画なら、『フルメタル・ジャケット』や『地獄の黙示録』も観たけど、作品のテーマはあそこまで狂気の方向には振られていない。その代わりにあるのは、良識と冷酷の対立である。

 本来ならエリートとしてベトナム戦争に行く必要もなかったクリス・テイラーだが、親や世間の俗物主義に嫌気がさし、志願して社会の底辺の若者たちとともにベトナムに出兵する。だが、そこでの過酷な現実にすぐに後悔してしまう。ある日の行軍中、ベトコンとの関与が疑われる村で、冷酷非道なボブ・バーンズ軍曹は、尋問に非協力的な村民を射殺する。正義感の強いエライアン・グロージョン軍曹はその行為に激怒して、バーンズを問い詰める。このことをきっかけに、小隊はバーンズ派とエライアン派の二派に分裂してしまう。そして、ある戦闘のさなか、敵の回りこみを阻止するためにエライアンが一人で奮戦するが、戦闘区域に爆撃の指令が出、バーンズがエライアンを連れ戻しに行くという。しかし、バーンズは現われたエライアンを目撃者がいないままに射殺する。クリスは、エライアンを殺したのはバーンズだと主張するが…。

 この映画ですごいのは、なんといってもエライアン! 仲間の暴虐に異を唱え、孤軍奮戦するものの、反感を買った当の仲間に裏切られて撃たれてしまう。しかし、実際にはまだ生きており、十数人以上の敵に追われ、撃たれながら逃げ、壮絶な最期を遂げている。その断末魔の空を仰いだ姿がDVDのジャケットにもなっているが、これまで観た戦争映画の中でも屈指の名シーンだった。とりあえず、戦争映画が観られる人ならぜひ観てほしい。一応、残酷度は、戦争映画の中では低い方だ。
 それに、終盤の戦闘では、主人公が妙に活躍したりと、エンターテインメント性にも長けている。そして最後には、ベトナム戦争を経験したアメリカは、冷酷なバーンズと正義感のエライアンの子であると、ただ、エライアンを称賛するのではなく、省察をもって終わっている。この映画自体、かなり正義感の強い映画であり、僕自身かなり好きだ。良い映画だと思う。

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今日の『機動戦士ガンダム00 2nd Season』

2008-10-19 | アニメ
 しばらく連続アニメの感想は書いていなかったんだけど、『機動戦士ガンダム00 逆襲のセツナ』(なんてことは誰も言ってないが)こと、『00』のセカンドシーズンが、最近のアニメの中ではかなり面白いので記事を書いてみる。

 最終回まで盛り上がらなかったファーストシーズンと比べると、最初からスロットル全開という感じである。まあ、すでに設定を説明する必要がなくなっているので、アドバンテージはあるものの、ゲッター1(あるいは黒ゲッター)並みの、ダメージ・エクシアの乱入。貴重なGNドライブを2器も使う割にそれに見合う武装のない00ガンダム、何やらダブルスパイ的なことをしているワン・リューミンとそれに付き添うネーナ、イノベーターとかいう存在らしいリボンズ、国を追い出されたらしいアザジスタンの姫様などなど。なんか、ファーストシーズンが伏線しかなかったような気がしてくる。というか、ファーストシーズンでは、ロックオンの兄貴以外のドラマはあまりなかったからなあ。セカンドになって、マリナやサジがセツナに大きく関わるようになり、アレルヤの話もようやくはじまってきたと。
 今のところ曲者そうなのは、新ロックオン・ストラトスことライル・ディランディと彼が所属し続ける反連邦組織カタロン。今日の次回予告なんかを見る限り、ライルはフェルトあたりをかどわかして、戦闘力はともかく組織力に難があり、精神的支柱もないソレスタルビーイングを比較的規模の大きなカタロンに吸収させることを目論んでいそうな。
 それにサジもそのうちガンダムに乗ってネーナと対決というシチュエーションになりそうだけど、どこからガンダムもってくるのかと。量産化しやすそうなスローネをどこかから拾ってくるのか、あるいはマイスターの誰かがリタイアした後ガンダムを引き継ぐのか。あるいは、GNドライブ2基搭載の00ガンダムを最大活用できるような追加装備(GNアームズか)のパイロットになるのか。
 リボンズの言うイオリアの真の計画を遂行できるらしいイノベーターとは、ファーストシーズンでのソレスタルビーイングの活躍(?)で一つになった世界を、人類の革新としてのニュータイプみたいな感じで、統治する存在なのかなあと。今のところ、あまり存在感のない軌道エレベーターと併せて考えると、軌道エレベーターにGNドライブを搭載して、『ガンハザード』の如く大出力ビーム兵器でも設置し、逆らうやつにはいかづちをみたいな感じになるのかなあと。

 はじまったばかりでなんとでも考えられるけど、ま、そんなことを考えないでも秀逸なセリフ回しだけでも楽しめるアニメである。セツナは成長したなあ。

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『スフィア』

2008-10-18 | 映画
スフィア 特別版

ワーナー・ホーム・ビデオ

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 『スフィア』という海洋SFアドベンチャー風味サイコ・スリラーを観た。が、そもそもなんでこの映画を知ったのかを思い出せない。たぶん、院生時代に新聞の映画広告を調べてた時におもしろそうだと思ったんだと思うが、映画のできとしてはふつー、だった。これほど凡作という評価の当てはまる作品もそうそうないのでは。プロデューサーは『ジュラシック・パーク』や『ER』のマイケル・クライトン、俳優はダスティン・ホフマン、シャロン・ストーン、サミュエル・L・ジャクソンと、そうそうたる面々が携わっているのだが、本当に普通だった。

 心理学者のノーマンは、事故か何かがあったということで軍によって海洋の艦隊につれてこられる。そこにいたのは、生物学者、数学者、宇宙物理学者というメンツだった。彼らがそこに呼び込まれたのは、ノーマン自身が書いた異星人との接触を想定したマニュアルによるものだった。そう、彼らが呼ばれたのは、軍が海底に宇宙人のものと思われる巨大な宇宙船を発見し、彼らに宇宙人との接触を行わせるためだったのだ。早速、訓練を受け海底に作られた小基地に送り込まれる面々。そして、宇宙船に侵入するのだが、その宇宙船はアメリカが作ったものだとわかる。どうやらこの宇宙船は、未来のアメリカ人が飛ばしたものがブラックホールを通ってこの時代に帰ってきたのだ。しかし、奇妙なのは、その乗員が宇宙船を脱出せず、しかもどうやら乗員同士で殺しあった形跡があることだ。やがて、彼らは宇宙船の格納庫で見つける。宙に浮いた巨大な球体、スフィアを。

 正直言って、冒頭で宇宙船に侵入し、宇宙人との接触を図るという計画にかなり期待していた。特に面白いのは、未知の知性体との接触による、心理的な影響を考慮したということで、心理学者にリーダー的な役割が課され、実際に心理的な側面から考察がされていることである。けれど、その宇宙船は未来のアメリカ人が作ったもので、ブラックホールに飛ばされ、過去の地球に帰ってきたという設定。宇宙人を期待したあのワクテカ感を返せと。というわけで、宇宙船の正体がわかったとたん、映画の緊張感のピークが終わってしまう。そのあと、スフィアなど、未知の存在との交信があったりなど、サイコ・スリラー的な展開が続くが、どうも緊張感が高まりきらない。一応、深海アドベンチャーとしてのお約束的なシーンも詰められてはいるが、もう少し盛り上がらないのである。宇宙船、未来人、ブラックホール、海底など、バラバラな要素を積み込んだゆえに、おさまりが悪くなっているというのが全体的な印象なのである。それに、クライマックスの危機にしても、自殺志願者がふらふらっと、私自殺するつもりで爆弾セットしちゃったの、という感じで、おい!という感じも否めない。肝心のスフィアにしても、寓話的というか説教的なモチーフで、あー、と声が上がりもせず下がりもせず、そういうものですか、とうなずくだけである。

 というわけで凡作。深海アドベンチャーが三度の飯より好きで、傑作でなくともとりあえず押さえておきたいという人以外には、全くお勧めしない。失いはしない代わりに得もしないのである。海底のセットとかは、海底の地面が平らすぎる以外はかなり良く出来ていたし、伏線の張り方もうまいにはうまい。もう少し、シナリオやモチーフを整理し、SFとしてハード路線を目指したほうが良い映画になったのでは。そんな、ちょっと残念感の漂う映画である。

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『巌窟王』

2008-10-15 | アニメ
巌窟王DVD-BOX

メディアファクトリー

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「待て、而して希望せよ」

 ゴンゾの数少ない傑作アニメ『巌窟王』を見た。まあ別に、僕はゴンゾ版『Hellsing』にせよ『ぼくらの』にせよ、そんなに嫌いじゃなかったんではあるけど。普通、僕がアニメを評価するときには「面白かった」というのだけど、このアニメは”良かった”。

 あらすじは、原作のアレクサンドル・デュマの『モンテ・クリスト伯』の通り。子供のころ、少年少女文学などで読んだ人も多いのではないだろうか。ある若者が、親友らに裏切られて投獄され、人生を失うのだが、牢獄の中の出会いにより、知識と富と力を得て世に舞い戻り、裏切った者たちに復讐を果たすという物語である。ただ、このゴンゾ版『巌窟王』で改編されているのは、主人公が復讐される親友の息子であるアルベールであり彼の視点から物語が語られることと、時代が西暦5000年位に置かれていることである。

 このアニメでまず特徴的なのはまず画面の様式美。近代初期と遠未来の雰囲気を両立させるべく、服飾や背景などに、複雑なテクスチャーを用いている。そのおかげで、幻想的な世界を表現しているが、一方でかなり嘘くらい画面にもなっている。
 物語に関しては、名作小説の『モンテ・クリスト伯』の面白さを生かしていて、文句なく面白かった。ただ、伯爵に騙され利用される側のアルベールを主人公に据えたせいで、アルベールのまぬけっぷりが強調されるかたちとなっている。ナレーションで、少年らしさや若さだとは述べられているけれど、終始アルベールの暢気さというのは気になるところ。
 ところで、僕がこのアニメを「面白かった」というのももちろん、「良かった」と評するのは、このアニメが復讐する側はもちろん復讐される側についても(原作どおりなのかもしれないが)よく描いているからである。後にモンテ・クリスト伯と呼ばれるエドモン・ダンテスを裏切った三人は、それぞれ裏切りにより現在の成功を得ているという意味で、かなり悪い人物たちではあるのだが、このアニメを見ているとちょっと考えさせられる。この三人、出世のはじめに悪事を働いているとはいえ、現在の地位や官職を見れば、かなりの才気をもち努力もしてきた人物だとわかる。特に、モルセール将軍などは、もとは一介の整備士に過ぎなかったのに、裏切りを機にエドモンの婚約者を手にいれ、出世を続け、今では大統領候補にまで上り詰めている。果たして、いくつかの悪事で社会の底辺から頂点まで上り詰められるかもしれないと聞いて、魅力を感じない人はいるだろうか。あるいは、それだけの才気を持て余すことができるだろうか。こうした、復讐される側の事情はもちろん、莫大な富と地位を手に入れた伯爵が、それらを投げ打つまでして復讐を果たそうとしたことにも、壮絶な信念を感じざるを得ない。また、中盤で登場し、アルベールのライバルとして実に嫌な役どころを演じるカバルカンティにしても、彼の正体が明らかにされる回において、復讐を果たし、貴族たちを罵倒する彼の姿に胸を打たれない視聴者もいないのではないかと思う。そういった意味で、この物語には悪の美学が満ち満ちている。その魅力が、僕に「面白かった」というのみならず”良かった”と思わせるのである。なかなかこれだけ深いことを語りえたTVアニメもなかったのではないかとさえ思う。
 だが、というのか、残念なのはアルベールである。ついに彼は伯爵の復讐を止めに至るのだが、そこに至ってもどうしても彼の言葉は軽く聞こえる。脚本家はもう少し言葉を選べなかったのかと思うほどに軽い。伯爵や将軍らの復讐の因縁の重さを思い知らされた後だからことさらに。まあ、それでも輝きが失せないところが、このアニメのすごいところか。そういえば、音楽もかなり良かった。基本的には万事にいたって高水準の、傑作アニメである。
 ところで、このアニメはなぜか同性愛度が高いのだが、なぜだ?

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『茄子 スーツケースの渡り鳥』

2008-10-08 | 映画
茄子 スーツケースの渡り鳥

VAP,INC(VAP)(D)

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「勝つために走ってるんだ、勝つために生きている」

 『茄子 スーツケースの渡り鳥』を観た。タイトルからわかるとおり、数年前劇場公開された『茄子 アンダルシアの夏』の続編だが、こちらはOVAなのでイマイチ知名度が低い。前作を見たのは、たまたまBSでやっていたからだが、こちらを見たのは、ちょうど最近自転車に凝り始めたころ、自転車ロードレースを舞台としたこのアニメをツタヤで見かけたからである。

 前作から舞台は変わって日本。また前作の平坦な丘陵地帯でのレースに比べ、今回は完全な山岳レースである。そこで、自殺したチームメイトの影をしのびつつ、自転車選手たちがレースを繰り広げるという話である。

 まず、突っ込みたいのは、ほとんどジブリのまんまな演出である。これは監督がジブリの出身だからであるが。そして、主人公はルパン三世かと。顔も動きも、これほど似ていていいのかと思うくらいルパ~ンである。とどめに、メインのキャストの二人が、『攻殻機動隊』のバトーとトグサで、チームの先輩と後輩という配置も似ている。
 1時間弱という、あまり長いわけでもない作品だが、そのうちのほとんどが一本のロードレースの描写。しかし、退屈になりそうなその構成も、自転車レースの複雑な計算を含んだ心理戦や知略の数々でスリリングだ。さらには、「苦しむことだけを考える」というプロの辛さもあり、レースは精神性の極地に向かっていく。とても不思議な世界観をもった競技であり、アニメだと思う。はー、本物のロードレーサーほしいなあ。

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『ドラゴンへの道』

2008-10-06 | 映画
ドラゴンへの道 デジタル・リマスター版

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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「流派は関係ない。自分の体を無制限に使い、激しい動きの中で自分自身を一身に表現する」

 ジャッキー・チェン監督・脚本・武芸指導・主演の『ドラゴンへの道』を見た。いきなりだが、原題は『The way of the Dragon』で直訳すれば『ドラゴンの道』である。別にこれは嫌みで言っているのではなく、主役のタン・ロンは武道家としてすでに完成されている人物として描かれており、作品のテーマ(特に最後のシーン)などを考えると、『ドラゴンの道』の方が映画自体に対し厳密な気がするのだけど、ま、いいか。

 ローマの中華飯店へと用心棒としてタン・ロンという武道家が呼び出される。その店は、連日大企業から立ち退きを要求され、嫌がらせを受けていたのだ。飯店の従業員たちは空手を学び、嫌がらせに対抗しようとするが手も足も出ない。しかし、タン・ロンはあっさりと刺客をしりぞけ、従業員たちの信頼を得るのだった。しかし、業を煮やした企業の社長はタン・ロンを倒すためのさらなる刺客を呼び寄せるのだった。

 以上のあらすじから察してもらえるかもしれないが、なんとも腕力がものを言う世界観である。でも、従業員が暇だからといって店の裏で空手を練習したり、割り箸を削って投げるだけの武器が大活躍したり、ジャッキーがコミカルな演技をしたりと、なんだか微笑ましいというか牧歌的なところも多い世界観だ。だからというか、突っ込みどころも結構あるんだが、娯楽映画ということかな。なんで、舞台はローマかと思いきや、最後の戦いでコロッセオを舞台として使いたかったんだろうな、とか制作側の事情を伺わせるところも多い。
 しかし、そこはジャッキー、悪人との戦い方は半端ではない。というか容赦ない。下っ端のチンピラを完膚なきまでに叩きふせ、それはもう観客がチンピラをかわいそうに思ってしまうくらいにやっちまう。あれである。「チンピラのHPはもう0よ!」というやつである。他にも、相手の髪の毛や胸毛をつかんで攻撃したり、すでにジャッキーと戦ってヘロヘロの日本人格闘家を、ジャッキーの弟子となった中華飯店の従業員が3人掛かりで戦ったりと、おいおい、みたいなところもあり、ところどころシュールだ。けれど、最後のシーンで明かされるのは、今のこれだけ銃などの武器が多い社会で(まあ外国の話なので)、格闘家がほぼ素手で戦い続けることの難しさがテーマであるということだ。うーん、納得。
 一方、この映画のクライマックスにあたるチャック・ノリスとの戦いは圧巻。映画史に残る決闘ということである。今のワイヤーアクション全盛のファイトシーンみたいな爽快感はないが、本物の格闘家が本物の異種格闘戦をやる緊張感がみなぎっている。結構戦い方はえぐいし。脚本は素朴だが、このファイトシーンだけでも価値のある映画ではなかろうか。チャック・ノリス涙目。あとは、ヒロイン役が結構好きだったなあと。ほんと、ジャッキーは今見ても、化け物みたいな人だったなと思う。いい意味で。

「武器がはびこるこの世界で彼が生きていくのは大変なことかもしれない」

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10月の美術展

2008-10-05 | 展覧会
<上野>
・国立博物館
『スリランカ―輝く島の美に出会う』
 9月17日(水)~11月30日(日)
『中国書画精華』(後期)
 10月7日(火)~11月3日(月・祝)
『大琳派展―継承と変奏―』
 10月7日(火)~11月16日(日)

・国立西洋美術館
『ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情』
 ~12月7日(日)

・東京都美術館
『フェルメール展 光と天才画家とデルフトの巨匠たち』
 ~12月14日(日)

・東京藝術大学大学美術館
『線の巨匠たち―アムステルダム歴史博物館所蔵 素描・版画展』
 10月11日(土)~11月24日(月・祝)
『米林雄一展~微空からの波動~』
 10月17日(金)~11月3日(月・祝)
『増村紀一郎漆芸展 漆の美と技』
 10月23日(木)~11月9日(日)


<東京>
・ブリヂストン美術館
『美術散歩 印象派から抽象絵画まで』
 ~10月19日(日)
『都市の表象と心象 ―近代画家・版画家たちが描いたパリ』
 10月25日(土)~2009年1月18日

・出光美術館
『近代日本の巨匠たち』
 ~10月26(日)


<竹橋・九段下>
・東京国立近代美術館(美術館)
『壁と大地の際で』
『近代日本の美術』
『現代美術への視点6 エモーショナル・ドローイング』
 ~10月13日
『沖縄・プリズム 1872-2008』
 10月31日(金)~12月21日(日)
所蔵作品展『近代日本の美術』
 10月18日(土)~2009年1月12日


<六本木>
・国立新美術館
『アヴァンギャルド・チャイナ―〈中国当代美術〉二十年―』
 ~10月20日(月)
『巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡』
 ~12月14日(日)

・森美術館
『アネット・メサジェ:聖と俗の使者たち』
『MAM PROJECT 008:荒木珠奈』
 ~11月3日(月)

・サントリー美術館
『巨匠ピカソ 魂のポートレート』
 ~12月14日(日)


<渋谷・青山・恵比寿>
・Bunkamura ザ・ミュージアム
『英国ヴィクトリア朝絵画の巨匠 ジョン・エヴァレット・ミレイ展』
 ~10月26日(日)

・青山ユニマット美術館
『シャガールとエコール・ド・パリの常設拡大』
 ~1月13日(火)

・東京都写真美術館
『液晶絵画 STILL/MOTION』
 ~10月13日(月)
『ビジョンズ・オブ・アメリカ 第二部 わが祖国 1918-1961』
 ~10月19日(日)
『日本の新進作家展vol.7「オン・ユア・ボディ」』
 10月18日(土)~12月7日(日)
『第19回日本写真作家協会展 第6回JPA公募展』
 10月18日(土)~11月3日(月・祝)


<清澄白川>
・東京都現代美術館
『ネオ・トロピカリア:ブラジルの想像力』
『森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ 写真展』
 10月22日(水)~2009年1月12日(月)

<世田谷・用賀>
世田谷美術館
『ダニ・カラヴァン展』
 ~10月21日
『アウトサイダー・アートの作家たち』
『大地の歌を描く人々~ベルギー・クレアムの画家たち』
 ~11月30日(日)

※できるだけ正確に作っていますが、間違いがある可能性もあり、また美術館には休館日があるので、このリストは参考程度に、美術館のHPを見て確認してください。

 10月で特に面白そうなのは、何といっても六本木の2館で連動して企画されるピカソ展。あとは、国立西洋美術館のハンマースホイ展も面白そう。芸術の秋だけあって、気になるのを回るだけでも大変なラインナップ。

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