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哲学者か道化師 -A philosopher / A clown-

映画、小説、芸術、その他いろいろ

『魔法少女リリカルなのは The Movie 1st』

2011-05-04 | アニメ
魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st<通常版> [Blu-ray]
クリエーター情報なし
キングレコード


 主にこの劇場版とTV版の比較になるが、率直に言えばTV版の方に軍配をあげたい。
 というのは一口に言えばTV版の方が過剰であったからだ。

 『リリカルなのは』シリーズと言えば、「魔法少女」ならぬ「魔砲少女」と呼ばれ、一つにはなのはたちの魔法バトルの派手なシリーズであった。そんなわけで、「魔法少女」ものを自称しながら、そのジャンルのパロディ的な作品だった(特に第一期は)。一見日曜朝9時のアニメのような絵柄や雰囲気でありながら、その実パンチラや裸の変身シーンがあったりというのも、如何にもパロディくさい。さすがに、『ぱにぽにだっしゅ』ほど過剰な演出はされていないが、今や名物となった新房監督の演出もその印象を強めている。その結果、TV版には、日曜朝9時の魔法少女もののノリを受け継ぎつつ、膨大な過剰さを抱えた不思議な作品となった。かと言って、作品がパロディに終始するわけではなく、女の子同士の友情という、いかにも魔法少女ものらしいモチーフを貫き通したストーリーを根底に据えている。
 ストーリーとしては、それなりに満足して暮らしていた女の子が、それでも日常に少しの物足りなさと寂しさを感じていたが、当面の敵ではあっても本当の友達になれそうな女の子と出会い、その子を救うために頑張るというものだ。しかし、このストーリーが主題歌や演出とうまく噛み合い、最終回の「名前を呼んで」というセリフに収束するのは、非常に作品として完成しつつ、それに一段上乗せしたような感動だった。正直かなりの傑作だと思う。これが、TV版についての僕の評価だ。自転車に例えれば、一生懸命回しているペダルに対してその感触以上に自転車が進んでいる、といった感じで過剰さがそれに上に作品を推進させているのである。
 翻って劇場版はと言えば、よくも悪くも過剰さが薄まり(尺の問題ももちろんあるだろう
、すっきりとしてアニメ映画としてはよく完成されている。これはこれで良い。けれど、TV版を推進させていた過剰さがなくなったことで、感動は物足りなくなっているなという印象。しいて言えば、『無印なのは』よりも『なのはA's』に作品の印象は近い。まあ、それはそれで傑作ではあるのだけれど。

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『創聖のアクエリオン』

2009-03-18 | アニメ
創聖のアクエリオン DVD-BOX

メディアファクトリー

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 『創聖のアクエリオン』を観た。パチンコのCMで一躍有名になってしまったというある意味不幸なブレイクの仕方をしてしまった本作。ついでに僕自身はと言えば、『スーパーロボット大戦Z』に出るまでやはり興味もなかった。だけど、最後まで見て、感動した。正直なところ、最初から3分の2くらい(つまりほとんど)は古臭い感じもするスーパーロボットアニメだったのだが、主題歌が『創聖のアクエリオン』から『GO Tight!』に代わり、強攻型アクエリオンが登場するちょっと前くらいになると、人類の罪や味方の裏切りなどでがぜん盛り上がり、最終2話が熱いのなんの。『エヴァ』以来、『ラーゼフォン』『エウレカセブン』など神話系とでも名付けられそうなロボットアニメがいくつも作られてきたが、神話オチとしてはこれが最高傑作だと思う。本気で。
 前半からの大きな流れは、ちょっと古い感じのする野生児型の主人公が地球を守る組織に入れられて、仲間とともにロボットに乗って闘うのだが、濃いのは何といっても不動司令である。毎回禅問答みたいなわけのわからない問いかけをパイロットたちにし、それをヒントに毎回のように新必殺技を生み出して敵を撃破するという感じ。ただ割とパターン化されている上、敵の幹部を一人一人倒していくみたいな盛り上がり方はないので、ちょっとマンネリ。だが、この辺はこれでそれ自体新しいジャンルを生み出してしまいそうなほどパワーがこもっている。作画崩壊をネタにしたり、コスプレをネタにした話などもあり、これはこれで制作側の意気込みが伝わってくる作りではあった。あくまで、禅問答のように不可解ではあるが。
 対し、後半の数話の決戦エピソードは、ある意味スタンダードであるが、それだけに非常に燃える作りになっていた。
 このアニメで何といっても語っておくべきなのは、なんといってもアクエリオンそのものである。ソーラーアクエリオンの頭はエヴァ初号機の焼き直しなんじゃない、とか言ってはならないのである。アクエリオンは、もともと河森監督がこうすればゲッターの三段変形合体を(モーフィングなしに)完全に達成できるのでは、という風に作られたそうだが、「あなたと合体したい」という有名なコピーにあるとおり、このロボットの「合体」というモチーフはこれまでの合体スーパーロボットものよりさらに重点が置かれている。というか、よくここまで発展させたという、感動的なモチーフなのである。最後には、何と敵と合体し、地球まで合体させてしまうのだから。この合体モチーフが、神話的モチーフにまで高められているのは、アクエリオンというロボットのコンセプトなしにはありえなかっただろう。それほどに素晴らしい合体なのである。
 あとは、無限パンチとか、いろいろようやるわという感じのガジェットが詰め込まれており、制作側のハズしたネタがそのまま突き抜けて本気になってしまう、というわけのわからない不思議な空間を作っている。このアニメについては、そのわけのわからさに20話超付き合い、作画の微妙さ(『マクロスF』もそうだったが)を乗り越えれば、最終回に感動は必至。「あなたと合体したい」というネタや先入観だけで切ってしまうにはもったいない怪作。

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今日の『機動戦士ガンダム00 2nd Season』

2008-10-19 | アニメ
 しばらく連続アニメの感想は書いていなかったんだけど、『機動戦士ガンダム00 逆襲のセツナ』(なんてことは誰も言ってないが)こと、『00』のセカンドシーズンが、最近のアニメの中ではかなり面白いので記事を書いてみる。

 最終回まで盛り上がらなかったファーストシーズンと比べると、最初からスロットル全開という感じである。まあ、すでに設定を説明する必要がなくなっているので、アドバンテージはあるものの、ゲッター1(あるいは黒ゲッター)並みの、ダメージ・エクシアの乱入。貴重なGNドライブを2器も使う割にそれに見合う武装のない00ガンダム、何やらダブルスパイ的なことをしているワン・リューミンとそれに付き添うネーナ、イノベーターとかいう存在らしいリボンズ、国を追い出されたらしいアザジスタンの姫様などなど。なんか、ファーストシーズンが伏線しかなかったような気がしてくる。というか、ファーストシーズンでは、ロックオンの兄貴以外のドラマはあまりなかったからなあ。セカンドになって、マリナやサジがセツナに大きく関わるようになり、アレルヤの話もようやくはじまってきたと。
 今のところ曲者そうなのは、新ロックオン・ストラトスことライル・ディランディと彼が所属し続ける反連邦組織カタロン。今日の次回予告なんかを見る限り、ライルはフェルトあたりをかどわかして、戦闘力はともかく組織力に難があり、精神的支柱もないソレスタルビーイングを比較的規模の大きなカタロンに吸収させることを目論んでいそうな。
 それにサジもそのうちガンダムに乗ってネーナと対決というシチュエーションになりそうだけど、どこからガンダムもってくるのかと。量産化しやすそうなスローネをどこかから拾ってくるのか、あるいはマイスターの誰かがリタイアした後ガンダムを引き継ぐのか。あるいは、GNドライブ2基搭載の00ガンダムを最大活用できるような追加装備(GNアームズか)のパイロットになるのか。
 リボンズの言うイオリアの真の計画を遂行できるらしいイノベーターとは、ファーストシーズンでのソレスタルビーイングの活躍(?)で一つになった世界を、人類の革新としてのニュータイプみたいな感じで、統治する存在なのかなあと。今のところ、あまり存在感のない軌道エレベーターと併せて考えると、軌道エレベーターにGNドライブを搭載して、『ガンハザード』の如く大出力ビーム兵器でも設置し、逆らうやつにはいかづちをみたいな感じになるのかなあと。

 はじまったばかりでなんとでも考えられるけど、ま、そんなことを考えないでも秀逸なセリフ回しだけでも楽しめるアニメである。セツナは成長したなあ。

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『巌窟王』

2008-10-15 | アニメ
巌窟王DVD-BOX

メディアファクトリー

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「待て、而して希望せよ」

 ゴンゾの数少ない傑作アニメ『巌窟王』を見た。まあ別に、僕はゴンゾ版『Hellsing』にせよ『ぼくらの』にせよ、そんなに嫌いじゃなかったんではあるけど。普通、僕がアニメを評価するときには「面白かった」というのだけど、このアニメは”良かった”。

 あらすじは、原作のアレクサンドル・デュマの『モンテ・クリスト伯』の通り。子供のころ、少年少女文学などで読んだ人も多いのではないだろうか。ある若者が、親友らに裏切られて投獄され、人生を失うのだが、牢獄の中の出会いにより、知識と富と力を得て世に舞い戻り、裏切った者たちに復讐を果たすという物語である。ただ、このゴンゾ版『巌窟王』で改編されているのは、主人公が復讐される親友の息子であるアルベールであり彼の視点から物語が語られることと、時代が西暦5000年位に置かれていることである。

 このアニメでまず特徴的なのはまず画面の様式美。近代初期と遠未来の雰囲気を両立させるべく、服飾や背景などに、複雑なテクスチャーを用いている。そのおかげで、幻想的な世界を表現しているが、一方でかなり嘘くらい画面にもなっている。
 物語に関しては、名作小説の『モンテ・クリスト伯』の面白さを生かしていて、文句なく面白かった。ただ、伯爵に騙され利用される側のアルベールを主人公に据えたせいで、アルベールのまぬけっぷりが強調されるかたちとなっている。ナレーションで、少年らしさや若さだとは述べられているけれど、終始アルベールの暢気さというのは気になるところ。
 ところで、僕がこのアニメを「面白かった」というのももちろん、「良かった」と評するのは、このアニメが復讐する側はもちろん復讐される側についても(原作どおりなのかもしれないが)よく描いているからである。後にモンテ・クリスト伯と呼ばれるエドモン・ダンテスを裏切った三人は、それぞれ裏切りにより現在の成功を得ているという意味で、かなり悪い人物たちではあるのだが、このアニメを見ているとちょっと考えさせられる。この三人、出世のはじめに悪事を働いているとはいえ、現在の地位や官職を見れば、かなりの才気をもち努力もしてきた人物だとわかる。特に、モルセール将軍などは、もとは一介の整備士に過ぎなかったのに、裏切りを機にエドモンの婚約者を手にいれ、出世を続け、今では大統領候補にまで上り詰めている。果たして、いくつかの悪事で社会の底辺から頂点まで上り詰められるかもしれないと聞いて、魅力を感じない人はいるだろうか。あるいは、それだけの才気を持て余すことができるだろうか。こうした、復讐される側の事情はもちろん、莫大な富と地位を手に入れた伯爵が、それらを投げ打つまでして復讐を果たそうとしたことにも、壮絶な信念を感じざるを得ない。また、中盤で登場し、アルベールのライバルとして実に嫌な役どころを演じるカバルカンティにしても、彼の正体が明らかにされる回において、復讐を果たし、貴族たちを罵倒する彼の姿に胸を打たれない視聴者もいないのではないかと思う。そういった意味で、この物語には悪の美学が満ち満ちている。その魅力が、僕に「面白かった」というのみならず”良かった”と思わせるのである。なかなかこれだけ深いことを語りえたTVアニメもなかったのではないかとさえ思う。
 だが、というのか、残念なのはアルベールである。ついに彼は伯爵の復讐を止めに至るのだが、そこに至ってもどうしても彼の言葉は軽く聞こえる。脚本家はもう少し言葉を選べなかったのかと思うほどに軽い。伯爵や将軍らの復讐の因縁の重さを思い知らされた後だからことさらに。まあ、それでも輝きが失せないところが、このアニメのすごいところか。そういえば、音楽もかなり良かった。基本的には万事にいたって高水準の、傑作アニメである。
 ところで、このアニメはなぜか同性愛度が高いのだが、なぜだ?

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『大魔法峠』

2008-09-29 | アニメ
大魔法峠 I

ショウゲート

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 これまた下らないアニメ、『大魔法峠』を見てしまっていた。なんで、ツタヤ・ディスカスのカートに入れてしまったのだっけ。

 話は、魔法少女もののパロディ。武力と謀略で魔法の国を独裁下に置いたエスメラルダの娘、田中ぷにえが活躍するドタバタコメディ。もちろん魔法もあるけれど、それ以上に得意のサブミッション(関節技)で敵をなぎ倒し、自分の願いをかなえていく。

 このアニメは別名、「肉体言語」と呼ばれているが、これはサブミッション(関節技)のことであり、これがこのアニメ最大のネタになっている。次点は、売れ始めていた声優の佐藤利菜嬢か。僕もちょっとファンだ。だが、歌っているOPは歌詞もさることながら、歌唱力も電波。
 アニメ自体も馬鹿っぽいながら、それなりに面白いのだが、むしろ真価は映像特典にある。監督や声優が出ているオーディオ・コメンタリーは、ある意味今のアニメの最下層に位置するようなこんなアニメでも、結構考えて作っているんだなあ、と素直に感心させられる。いや、ほんとに。監督一応売れっ子だし。それに、映像特典としてプライド道場とやらにプロデューサーのUPLIFTと佐藤嬢がプロに関節技をかけられにいったりしている。割とグダグダしているのが多いが、関節技ってすごいんだなあとこちらも感心させられる。別世界が見られるんだ。しかし、いくら王者の技だからといって、関節技だけで戦うのって、無理だろう。狙っていることがバレバレなら、とりあえず殴られるだろうし。

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『AIKa R-16 VIRGIN MISSION』

2008-09-22 | アニメ
AIKa R-16:VIRGIN MISSION 1

バンダイビジュアル

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 そういえばこの前、『AIKa R-16 VIRGIN MISSION』(1~3巻完結)を見た。というか、見てしまった。まあ、前作にあたる『AIKa』は見ていないのだが、知ってる人は知っているパンツアニメである。ついでに、同じスタッフの『ストラトス・フォー』の未来のエピソードらしいが、こちらも知らない。本当に、女の子同士が格闘してパンツを見せながら倒れていくのが6、7割(?)くらいのアニメである。あれ、何で見たんだっけ?

 あらすじは、16歳のサルべージャー・ライセンスを取得したばかりのアイカは、エリというお嬢様な女子高生に巻き込まれ、カレンという先輩の胸にある謎のアザを解読し、ロマンを求めた旅に出る。その道中、なにやら妨害されたりもする。

 話としては、ありがちな軽~い話だった。まあ、3巻という短い尺なりにコンパクトにまとまっているので、悪い印象ではない。だが、なんだか話が続きそうな微妙な伏線が残っている。僕的には、女子高生!海底!潜水艦!青春!みたいなモチーフがそろっているので、OPのアンニュイな雰囲気に合わせて、青春モノ的な切ない話にしてほしかったなあとは思うのだが。最終話の能登麻美子軍団とか巨大能登麻美子とかは、いらなかったなあ。まあでも、このアニメは爽快なパンツ・アニメとして期待を裏切らなければいいのか。何が何でもパンツを見せようというシュールな画面に笑うアニメ、なのだろう。そういう意味では、一風変わったアニメ、と評することにはやぶさかではない。

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『エルフェンリート』

2008-07-14 | アニメ
エルフェンリート 1st Note

バップ

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 エログロという評判ながら、評価の高いアニメとして『エルフェンリート』を見た。萌えアニメっぽいところとホラー映画っぽいところが混在していて、どこかで見たような設定や展開も多いが、素直に楽しめるアニメだった。
 
 あらすじとしては、
(萌えアニメ)大学に通うために鎌倉に引っ越してきたコウタは、海岸で角を生やして「にゅう」としかしゃべらない女の子を見つけ、”にゅう”と名付ける。いとこのユカに、もともとは料亭だった楓荘という家を借りて住むつもりが、ユカがコウタににゅうを預けるのは危険ということで、楓荘でコウタとユカとにゅうの奇妙な共同生活が始まる。その後も、楓荘には女の子の入居者が増えてきて…。
(ホラー映画)絶海の孤島にある研究施設から、実験体”ルーシー”が逃亡する。実験体は圧倒的な力で警備員を虐殺しながら研究施設を脱出するが、頭を狙撃されてしまう。行方をくらましたルーシーを追って、刺客が送られていくが、ルーシーは圧倒的な力でそれらを退ける。その一方で、研究施設でも陰謀が進行し…。
 という、二つの流れがある。表には交わらないこの二つの流れが、”にゅう”/”ルーシー”の存在を通して裏で交わっている感じ。

 なんというか、普通にわくわくして次のエピソードが気になるアニメだった。原作の漫画の展開を途中で切ってはいるが、まとめ方がうまくて一つの完結した物語として余韻も含めて楽しめる。絵柄は萌えアニメテイストだが、エロとグロが混在していて、それも悪趣味な感じではなく、作品のテーマや演出にマッチしているのも良い。そして、OPの「LILIUM」もただすばらしい曲というだけではなく、作中で引用されていることによる効果も良い。まあ、グロの点で多少人を選びはするが、基本的に非の打ち所のないアニメだと思う。
強いて言えば、人類と敵対する種とか、子供のときの約束が作品の最大のキーになるとか、どっかで見たようなモチーフが結構あるところがちょっと気になるか。でも逆に考えれば、最近意表を突いた展開をねらったアニメが多いが、王道ってのも結構いいものだなあと思いもする。まあでも、このアニメも、一見重要人物とおぼしきキャラがいきなり殺されたりもしているのだけど。でもこれも、わりとホラー映画的な殺し方だと思うのだが。

 オンリーワンな良いアニメだと思う。「LILIUM」とか飛び抜けた点を挙げればきりがない。いかにも続編ができそうなラストだから、二期を作ってほしいところだが、その可能性はほぼないらしい。漫画版を読んでみるかなあ。

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『ひだまりスケッチ』

2008-07-04 | アニメ
ひだまりスケッチ Vol.1

アニプレックス

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 これまたちょっと前のことだが、第2シーズンの『ひだまりスケッチ×365』もはじまった新房監督の『ひだまりスケッチ』を見た。

 原作も4コマ漫画ということで、『あずまんが大王』みたいなテイストのアニメである。高校の美術科に通い、高校の前にあるひだまり荘というアパートに住む4人の女の子の日常を描いている。変わったところと言えば、シリーズが時系列とは関係なくすすんでいることであり、最後の方のエピソードに登場する人物からのメールが何の説明もなく最初の方のエピソードに来たり、そんな感じの細かな伏線がちらほら張られている。あとは、新房監督らしいネタがそこここに設えられており、部屋の中の人形がだんだん透けてきてついになくなってしまうという、いわゆるアハ・ムービーみたいな仕掛けも多い。さらに、実写の写真をコラージュ的にというのか、アニメの映像のなかに入れているのも面白い。けれど、一番面白かったのは、特に前半のエピソードに多かったと思うのだが、ポップ・アート的な映像があって、それが美しかったしインパクトあったなあ、ということである。ちょっと具体的には思い出せないんだが、アニメ絵を形式美まで高めたような映像が何度かあった気がするんだよなあ。
 物語、というか話自体は、こういうのあるある的なネタが多くて、退屈ではないけれどとりわけ面白いわけでもない。やっぱり映像関係のネタの方が面白かった。もちろん萌え(絵)もあり。何か気軽に見られるアニメない?と聞かれれば、これなんかどう、と差し出せそうなアニメである。
 あ、個人的には宮子押し。

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『月詠~MOON PHASE~』

2008-07-02 | アニメ
月詠 ~MOON PHASE~ PHASE 1 (通常版)

ビクターエンタテインメント

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 『月詠~MOON PHASE~』を見た。ちょっと前の話だが。新房監督作品をなるべく見ておこうかなと思ったのだが。

 世間的には「ネコミミモード」という愛称で有名なアニメだが、まあ猫耳吸血鬼のツンデレ娘をぼんくら青年が助けるラブコメである。基本、ギャグテイストのアニメだが、途中および終盤でかなりシリアスなバトルシーンもある。が、やっぱり新房テイストが伸び始めているギャグシーンの方がおもしろい。特に中盤にヒロインの葉月が着ぐるみを着る回がおもしろかった。原作とはストーリーが全く違うらしいのだが、原作は知らないのでなんとも。

 …とはいえ、はじめの1、2回の導入に当たる回が面白くなくて、続き見るの止めようかとも思ったのだが、もうちょっと見てみるとギャグが面白くなって、最後まで見てしまった次第。もしDVDの1巻を見て止めようと思った人がいれば、もうちょっと見てみるといい。

 でまあ、このアニメは何はともあれ猫耳吸血鬼ツンデレ娘の葉月が「お兄様」というのがメインのアニメなのだが、実はあんまり萌えとか解らない僕にはちょっと。まあ、強いて言えば、エルフリーデさんとかアルトの方が好きなのだが、やはり世間的には葉月人気が強いのだろうか。まあ、いずれにせよ、葉月役の斎藤千和の熱演は一聞の価値あり。かつては血反吐を吐いたちわちわもこういう努力を積み重ねることで、人気声優の道を駆け上がっていったんだなあとしみじみ思う。合唱。特に、OPの「NEKOMIMI MODO」は、ちゃんとしたフランスのラウンジ・ミュージックのアーティストが作った曲にちわちわが萌えボイスを乗せていて、インパクトがすごい。たぶん、YOUTUBEとかニコニコとかには上げられているだろうから、興味のない人もちょっと見てみると良い。これこそ一見の価値あり、である。
 良くも悪くも、新房監督作品は、絶対に面白くなくはならない、ということを確認した。良くも悪くも。

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『シュヴァリエ』

2008-06-30 | アニメ
シュヴァリエ Vol.1

メディアファクトリー

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「主よ、私の不幸を喜ぶ者、私に逆らい誇った者に辱めと不名誉を下したまえ。私の正義に歓喜を与えたまえ。主よ、どうか彼らの上に恐怖を投げ、彼らが人間に過ぎぬことを思い知らせたまえ。私の敵、私を責める者をことごとく打ち砕く、その真実と忠誠の名において、私はお前に報復する」

 冲方丁原作のアニメ『シュヴァリエ』を見た。ちょっと前の話だが。
 時は18世紀、フランスはルイ15世の治世。革命の予兆。宮廷に仕える騎士であるデオンは、姉のリアの怪死を目の当たりにしたことをきっかけに、王直属の機密局局員となる。しかし、デオンが所属した後すぐに行われた作戦で、機密局は壊滅。窮地に陥る彼だが、新たな機密局の仲間を得、王の詩と姉の死の謎に満ちた各国への旅を始める。

 まず、第1話がいかにも冲方的な圧縮された物語展開ですごい。正直圧倒された。その後2話3話と第1話に準じた展開で進み期待が高まるが、デオンたちが旅に出、いよいよ物語が動く段になると、良くも悪くも落ち着いた感じになっていく。それでも、キャラクターデザインや小道具、時代考証に至るまでリアルに作られた非常にできのよいアニメである。かなりのオカルト趣味がありちょっとグロもあるところとかを除けば、普通に歴史もののアニメにさえ見えてくる。おかげで、ちょっと歴史の勉強になることも。
 設定として独特なのは、詩人と呼ばれるいわゆる魔法使いと、詩人たちが聖書(?)の詩篇を読むことで、魔法を発動させるという設定。これはちょっと良かった。それに、「はじめに言葉ありき」という言葉で始まり終わることからも、言葉というものがよく考察され、うまく使われている。なんというか、非常に冲方的。それに、『マルドゥック・ヴェロシティ』における人格の共有というモチーフも形を変えて取り入れられてやはり冲方的。あと、終盤の人の死にっぷりもやはり冲方的。というわけで、非常に冲方度の高いアニメだと思う。
 あとは、ほぼヒロインがいないようなアニメなのに、結構キャラクターが魅力的。作中ではダメ君主呼ばわりされ続けているルイ15世なんか、僕は結構好きだな。テラゴリー先生もめちゃくちゃかっこよかった。さらに、作中の架空の歴史と実際の歴史がある人物を軸に結びつく点も秀逸。

 ただまあ、ちょっと疑問に思ったのは、この物語が何を主張しているかということ。引用したくだりなど、この物語は「報復NQM」というのが大きなモチーフになっているが、この概念の物語上の位置づけがいまいち腑に落ちないのである。「復讐はいけない」的な単純なものだけではないのは確かなのだが。作中では「報復」は壊れた秩序を元に戻す的な意味だと解説されていたはずだが、この時代は近代に差し掛かり社会構造が劇的に変わり、フランスでも後に革命が起き、大きな破壊が起こるという変わり目である。あまり似つかわしくない。あるいは逆に、作中の何人かの人物がそうだが、「高貴なる義務」的な世襲制による秩序の維持が不可能になったときに、王侯貴族たちの回顧が、「報復」という形でロマン的に投射されたものかなあとも思うのだが、作中のイメージからは直接抽出できない気もする。もっとちゃんと見ればよかったかなあ。さらに一方ではフランス国旗のトリコロールに象徴される、「自由」「平等」「博愛」の理念もかなり憧憬の対象になっていたが、こちらはさらに弱かったかな。

 まあでも一言言うなら、良いアニメだった。見ごたえあり。オチはちょっと弱し。

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『機動戦士ガンダム00』と『マクロスF』

2008-04-05 | アニメ
『機動戦士ガンダム00』第25話「刹那」
 トリニティの出てきた後半あたりから、次回何が起きるのか、というより何が出るのか、分からなくなっていた『ガンダム00』の最終回である。面白かったけどね。まあ、トランザムシステムとかやりすぎだと思うが、どうせやるのなら、シャイニングガンダムのスーパーモードっぽい変形とかあってもよかったと思うが。
 最終盤になって死ぬ人がやたら出てきたが、最終回では実はあまり死んでいない? アレハンドロ・コーナーとラッセ(?)とアレルヤくらいか。まあ、なかなか熱い最終回だったと思う。金色のジムはいらなかったけどね。
 けれど、後半を控えていることもあるのだろうけど、ひとつのアニメシリーズとしてはまとまりが悪かったという気はせざるをえない。正体がよくわからないまま事実上壊滅してしまったトリニティ隊とか、極秘にされていたわりにはヴェーダが掌握されてしまったせいで活用されることのなかったナドレのアンチ・GNドライブシステム、ソレスタル・ビーイングの実働部隊の真の目的などなど。前期だけだと、後半になって急にただの悪役に成り下がったアレクサンドロ・コーナーを倒して、結果的にというのか一応世界がひとつになった他は、ほとんどなにも解決していないような。もともと大国同士は戦争していなかったわけだし、小さいところでの紛争は4年後でも続いているだろうし。
 先は読めないながら、後期の予想を言えば、ラスボスは0ガンダムを駆るリボンズあたりで、刹那が「俺はガンダムを越える」とか言って倒すのかなあと。それとも、後期は主役がサジに交代して、サジが00ガンダムに乗るのかなあと。まあなんだかんだいって、特に後半とか『00』好きだったな。

『マクロスF』第1話「クロース・エンカウンター」
 今期の大本命『マクロスF』である。『00』もガンダムのお約束を押さえた話だったが、『F』もまた、三段変形のロボット、三角関係、歌、変形する戦艦、異種族との闘争あたりをやはり押さえた作品になりそう。まあ、『マクロス』シリーズはほとんど監督が同じ人だしね。『マクロスプラス』と『マクロス7』あたりを合わせたような第一回の印象もよい感じだ。OPのテーマは、ときどき菅野よう子プロデュースにある変な感じの(「一万年と二千年前から愛してる~♪」)で評価を決めにくいけど、劇中にあったシェリルの歌はかなり良かった。この歌も『マクロスプラス』を継いでいると思う。
 ヒロインも第一回をみたところ、2人のうちシェリルの方は良い感じだが、この組み合わせって『アルトネリコ2』の組み合わせでは。つまり、カリスマ的な歌い手(クローシェ)とそれに憧れる飯店でアルバイトする女の子(ルカ)と、なんか名前も似ているし。あと女形もやる主人公って、『最終試験くじら』くらいかなあ。影響受けているとしたらピンポイント過ぎるが。
 ……あれ、今回地味にピンポイントバリアが出ていなかったけど、『プラス』の後の時代ということはバルキリーにピンポイントバリアは搭載されているはずだよな。バルキリーのデザインはアクエリオンぽくなってしまって、見た目はスマートなのだが、今のところちょっとなあ。やはりYF-19をひいきしてしまうというか。アーマードバルキリーの変形シークエンスにはちょっとしびれたが、マクロスはあんまりロボットの乗り換えないから、主人公機はVF-25のまま終わるのかな。
 個人的には、歌はもちろんのこと、天才マックスみたいなキャラを期待したい。オズマがフォッカー的立ち位置で、ミハイルがマックス的な立ち位置な感じだが、「老いるという発想自体が凡人」(wikiのマクシミリアン・ジーナスの項を参照)というすかした天才であるところのマックスがなんと言ってもかっこいい。となると、柿崎役はルカですかそうですか、ご愁傷様です。

 あ、ところでブログの更新が壊滅的に遅くなっているけど、私用でキビシイのですいません。2ヶ月くらいはこんなものかも。せめて週一くらいは…っ。

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今週の『バンブーブレード』と『ARIA』

2008-03-04 | アニメ
 どちらも広橋涼アニメということで、『バンブーブレード』と『ARIA』をもうまとめて扱っちゃう。というか、今クールは広橋涼強化月間か! ラジオのトークもちょっとおもしろいし、声質は微妙にクセになるし、なかなか良い感じだ。あとは、サイババみたいなアフロがなければ…。

 『バンブー』は、ブレイドブレイバーを押し出して別のアニメみたいになっていた前回、前々回の流れを翻して元通りっぽくなっていたが、今回ガチ勝負みたいになっていてちょっと違和感を感じていた。ガチ勝負らしくないゆるさや、普通の部活っぽさが『バンブー』の良いところだと思っていたから、ガチ勝負になってしまうと戸惑ってしまう。まあ、2クールのアニメシリーズとしてしめるには仕方のないところか。

 一方、『ARIA』。雑誌の連載が終了したらしいけど。というか、ヒロインはアリスですか? 最近アリスメインの話が多かったし。確か、アリスは15才だったとはずだから、中学卒業と同時に飛び級でプリマか! 早熟の天才を地でいっている。しかし、実地練習とかはほとんどやっていないはずなのに、いきなりプリマってありなのかなあと。まあ、プリマ昇格といっても、資格試験を通って、さあこれからだという社会人(?)としては駆け出しなのだから、そんなものなのかもしれない。声優界(?)で言う沢城みゆきみたいなポジションか。しかし、別に差別するわけではないが、主役級のウンディーネさんたちって、みんな中卒レベルか。アクアって穏やかだなあとなおさら思う。しかし、これでアリスの学生服姿は見られなくなるのかぁ。ガチで可愛かったのに。おれ涙目。

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先週のアニメ

2008-02-17 | アニメ
 クールも半ばになってそろそろ各アニメ折り返しの展開に。

『ARIA The ORIGINATION』第6話「その 素敵な課外授業に…」
 なんだか今回の『ARIA』シリーズは、劣等感とか焦りとか、人間の負の部分をつめていきながら描いているのでわりと良い感じ。特に今回の話は、アリスとアリシアさんという、あまりない組み合わせで、「後輩をまったく叱らないというのは実は冷たいのではないか」というテーゼを描いていて今までで一番面白かったかも。それにしてもアリスの制服姿は可愛いですね。

『CLANNAD』第17話「不在の空間」
 双子の姉妹が同じ瞬間に失恋を悟って泣きじゃくる姿って、生々しくてちょっとな。まあ、物語の性質上、渚以外のヒロインにわずかでも未練が残っていても困るのだが。しかし、朋也は自分で言うほど不良ではないが、いい奴だとは思うが、ヒロインを除けば春原しか友だちがいないという交友関係の狭さに加え、甲斐性なしもはなはだしい。モテる要素はあるのか。
 どうでもいいが、杏のブルマ体操着と白ニーソックス(?よりも長いみたいだが)姿のエロさは異常。つーか、あんな格好の奴はいない。

『さよなら絶望先生』
 エピソードがどうという話ではなく、演出がすごいな。声優を入れ替えたり、クレイアニメから影絵アニメ、パステルアニメなどなど、CGで合成したりしているのだろうが、編集面倒だろうな。シャフトのアニメは作画ケチってるとか叩かれることがあるけど、そういう問題ではないと思う。大げさに言えば、セルアニメ(?)の限界など見切っているんじゃないだろうか。

『true tears』第7話「ちゃんと言って、ここに書いて」
 『スクイズ』といい昨クールの『Myself; Yourself』といい、最近はヒロインが黒いアニメが流行っているのか…。腹黒好きとしてはうれしいのだけど。ヒロイン同士がつかみ合いのケンカとか。同じ家に住んでいる女の子に異母兄妹の可能性があるとか、『My dear Friend』以来のネタだな。まあ、かなり好きなのだが。しかし、主人公の親友の可哀想ぶりは異常。それと、この主人公にもモテる要素が見あたらない。まあ、ピンからキリまでいっても、萌えアニメの主人公なんて同じか。
 乃絵の可愛さも異常。「♪眞一郎の背中にあーぶらーむしー」

『ハヤテのごとく』
 最近見始めたけど、パロディのうざさとさきっちょの可愛さは異常。
 さきっちょ可愛いよさきっちょ。

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『秒速5センチメートル』

2008-02-04 | アニメ
秒速5センチメートル 通常版

コミックス・ウェーブ・フィルム

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「ただ生活をしているだけで、哀しみはそこここに積もる」

 新海誠監督の『秒速5センチメートル』を観た。泣ける……でも許せない。
 テーマ曲が山崎まさよしの『One more time, One more chance』で、この歌をそのまんまアニメ映像に再現したような映画。それと、村上春樹の影響をモロに受けたセリフ。なかなかこれまでのアニメでは表現されなかったことを表現してはいるのだけど。村上春樹からの影響って、『国境の南、太陽の西』のまんまだが、この小説ってあまり良くないんだよね。僕の知り合いでも、村上春樹はこの小説が特に好きという男の子が2人いたが、主人公の男がやたらとセンチメンタルで、結局は女の子達をやたらと都合よく見ている小説なのだ。村上春樹のこういう部分は、魂に触れるのか、ただのナルシシズムなのか紙一重なのだけど、僕は方法的に後者と受け取っている。
 で、『秒速5センチメートル』なのだが、主人公が幼なじみの女の子を理想化し過ぎて、自滅する話。まあ、こういう初恋に対する憧れはそれなりにあるだろうけど(僕にはあった)、言わせて欲しい。これは下らない人生だと。主人公も下らないしどうしようにもないやつだ。どこぞでものたれ死ねばいい。
 まあ、新海誠なので、映像美とかはガチ。風景や事物の写真を撮って、そこから背景などを描き起こしているみたいだけど、ある意味背景が主人公。駅の表示の点滅とかスゲーと思う。オリジナル劇場アニメじゃなくて、誰か原作付きを作らせろよとも思う。
 あと、ある意味主人公とヒロインは、そこらの萌えアニメのキャラよりイタイ。それはとりもなおさず原作兼脚本兼監督のイタサだ。
 けれど、くそう、ちょっと、ほんのちょっと共感してしまうんだよなあ(。・゜・(ノД`)・゜・。)。こんなのは下らない人生だ、下らない人生なのだ!

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今週の『バンブーブレード』

2008-01-29 | アニメ
『バンブーブレード』第17話「光と陰」
 珠ちゃんかっけぇ。高校の時に剣道部の友だちがいたけど、剣道のあのリアル怪鳥音みたいな気迫は、ないなと思っていたら、結構かっこいい。まあ、アニメの演技なんだけど。
 一方、このアニメって結構黒いことも描くんだなあと。なんか演出で黒いオーラばかり出ているし。みやみやは自分がチームに貢献出来ていないと悩んだり、ツンデレっぽくなってきたが。まあ、段くんにはデレデレだけど。あとさとりん自重www。
 月曜のこの時間は『ARIA』とあわせて、テラ広橋涼アワーなんだけど、同じ不思議系でも珠ちゃんとアリスは声が出るか出ないかでかなり対照的なキャラだなあと。いっそ、声優ネタとかクロスオーバーさせてくれないかな。例↓。
珠ちゃん「でっかい勝利です」「先輩方、今日の練習はどちらへ」珠ちゃんガチャピン顔化(?)
アリス「キィィィェェェエエエーーーッッッ!!!(周囲静寂)ゴンドラ通りまーす」
灯里「はわわ。アリスちゃん? 今日はすごいね……」
藍華「後輩ちゃん、どうしたの」
アリス「でっかいバーニングファイヤーブレードです」
アリシア「あらあらwww」

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