哲学者か道化師 -A philosopher / A clown-

映画、小説、芸術、その他いろいろ

『涼宮ハルヒの憂鬱』(アニメ)

2006-04-25 | アニメ
 『涼宮ハルヒの憂鬱』の作画がすばらしいことに気づいた。今日の話だけでも、背景に、写真か?と見間違うような、いい画があった。気になって調べてみたら、アニメーション製作の京都アニメーションって、その道じゃクオリティの高さで有名なところだったらしい…、筆者うかつ。
 さて、今日の話はインチキベースボールの話だったが、前半はキョンの突っ込みが小技ながらも適切に打ち込まれていて、けっこう笑えた。SOS団の部室で、団員がみんなガヤガヤやってるところなんかは、けっこう楽しいのだ。一方で、本番のベースボールは、そこまでおもしろくなかったような。チアガール姿(ナース姿もだが)やハルヒの満面笑顔など、萌えカットは満載だが(といっても、筆者はあまり萌えを解す人間ではない)話としてはイマイチ。キョンの一人芝居みたいになっている。ハルヒの心根一つで世界が滅亡にさらされ、キョンたちが真剣になってしまうと、笑えないし、設定として明らかに間違っている感じがする。うーん、やっぱり『ハルヒ』世界は初期設定の時点で間違っていると言いたい。

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『トップをねらえ2!』「第5話 星を動かすもの」

2006-04-25 | アニメ
 前回、第4話で大きな展開を迎えた『トップをねらえ2!』である。あらすじについては、特に語ることもないので、簡単な所感だけを。
 うーむ、このシリーズ天文学的な(一応、SF的と言っておく)数字の描写についてはすごいし、アクションもすごいのだが、筆者はあまりおもしろいとは思えない…。例えば、一話で宇宙怪獣に引っ掛けられたまま大気圏外に飛び出したノノが生きているのは、筆者は「ギャグ」なんだとそのときは思ったが、コメンタリーを見たらノノは実はロボットだったと。筆者が鈍いだけかもしれないが、気づかないよ!他にもノノの本当の正体とか、ロクに伏線も張られていないのに、ででん、と出してしまうのは、作品のつくりとして不親切だろう。
 一方で、前作『トップ1』から実はつながっているのだ、という作品の出し方は悪くないのだが、その方法がこなれていなかったのではないかと筆者は思う。さらに、全6話の構成では、詰め込みすぎているのではないかという印象もある。全13話とかだったら、フラタニティの細かい話とか、伝説化した銀河中心殴りこみ艦隊の話とか、盛りだくさんの設定を生かす機会もあっただろう。基本的に、映像ばかりを押し出し過ぎている感じなのだ。
 次回は、超巨大ノノに期待?あるいは、出てくるかガンバスター?とは言え、『トップをねらえ!』の第5・6話を上回る迫力は期待できないのかもしれない…。クオリティはめちゃくちゃ高いんだけどなあ。

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