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週刊朝日百科 仏教を歩く [改訂版]25号 隠元・白隠

2017-09-22 05:34:48 | 宗教の窓
週刊朝日百科 仏教を歩く [改訂版]25号 隠元・白隠です。



 やっと隠元まできましたね。

 ご存じ、インゲン豆の名前の由来の人です。4月3日はインゲン豆を日本に持ってきた、日本黄檗宗の祖・隠元禅師の命日です。この日は「インゲン豆の日」にもなっています。

 江戸時代のお寺は、登録制と檀家制度のおかげで、行政に組み込まれます。
 そのため、布教活動がおろそかになります。

 また、中国(明)は北方民族(清)の侵入によって混乱し、寺もあちこちで焼き討ちに遭い、国も滅亡寸前でした。

 そんな両国の事情の中、長崎興福寺の逸然が、日本に来て正統な禅の復活を願ったのです。

 63歳の隠元は、弟子たちを連れて日本へ渡って来ます。将軍徳川家綱は彼を厚くもてなし、中国時と同じ萬福寺というお寺を京都に建てさせました。
 隠元の流れの禅はその山号を取って黄檗宗と言われています。
 臨済宗の系統ですが、念仏を使い、お経など用語が全て中国読みです。

 インゲン豆は、この隠元がタンパク質の補給源として広めたものです。


 白隠も、廃れた江戸中期の臨済宗を立て直した中興の祖といわれる人です。
 京都妙心寺の第一座となりますが、のち、諸国を遍歴し、禅の民衆化・革新を遂行しました。
 詩文・禅画は有名です。

本誌の内容です。


”隠元・白隠とはどんな人?
 禅宗を現代につないだ中興の祖
  西村惠信

■イラスト 隠元・白隠交友録

隠元・白隠 教えの広がり
 禅の復興をもたらした隠元の渡日と白隠の活躍
  安永祖堂

■隠元のあゆみ・白隠のあゆみ
 隠元・白隠のことば
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   安永祖堂

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