週刊朝日百科 仏教を歩く [改訂版]25号 隠元・白隠です。
やっと隠元まできましたね。
ご存じ、インゲン豆の名前の由来の人です。4月3日はインゲン豆を日本に持ってきた、日本黄檗宗の祖・隠元禅師の命日です。この日は「インゲン豆の日」にもなっています。
江戸時代のお寺は、登録制と檀家制度のおかげで、行政に組み込まれます。
そのため、布教活動がおろそかになります。
また、中国(明)は北方民族(清)の侵入によって混乱し、寺もあちこちで焼き討ちに遭い、国も滅亡寸前でした。
そんな両国の事情の中、長崎興福寺の逸然が、日本に来て正統な禅の復活を願ったのです。
63歳の隠元は、弟子たちを連れて日本へ渡って来ます。将軍徳川家綱は彼を厚くもてなし、中国時と同じ萬福寺というお寺を京都に建てさせました。
隠元の流れの禅はその山号を取って黄檗宗と言われています。
臨済宗の系統ですが、念仏を使い、お経など用語が全て中国読みです。
インゲン豆は、この隠元がタンパク質の補給源として広めたものです。
白隠も、廃れた江戸中期の臨済宗を立て直した中興の祖といわれる人です。
京都妙心寺の第一座となりますが、のち、諸国を遍歴し、禅の民衆化・革新を遂行しました。
詩文・禅画は有名です。
本誌の内容です。
”隠元・白隠とはどんな人?
禅宗を現代につないだ中興の祖
西村惠信
■イラスト 隠元・白隠交友録
隠元・白隠 教えの広がり
禅の復興をもたらした隠元の渡日と白隠の活躍
安永祖堂
■隠元のあゆみ・白隠のあゆみ
隠元・白隠のことば
禅の世界をやさしく大衆に伝える
安永祖堂
隠元ゆかりの旅
黄檗山萬福寺 中国明朝時代の禅風を伝える名刹
編集部
修行僧の朝
編集部
◆境内マップ・主な年中行事・周辺図
この地のおすすめ
宇治/宇治の茶
白隠ゆかりの旅
白隠の故郷 駿河国を訪ねる 松蔭寺/龍澤寺
編集部
[仏教 見る・聞く・ふれる]
白隠の書画を読み解く
編集部
◆名僧の遺産
一円相(永青文庫)
古谷 稔”
ほか
やっと隠元まできましたね。
ご存じ、インゲン豆の名前の由来の人です。4月3日はインゲン豆を日本に持ってきた、日本黄檗宗の祖・隠元禅師の命日です。この日は「インゲン豆の日」にもなっています。
江戸時代のお寺は、登録制と檀家制度のおかげで、行政に組み込まれます。
そのため、布教活動がおろそかになります。
また、中国(明)は北方民族(清)の侵入によって混乱し、寺もあちこちで焼き討ちに遭い、国も滅亡寸前でした。
そんな両国の事情の中、長崎興福寺の逸然が、日本に来て正統な禅の復活を願ったのです。
63歳の隠元は、弟子たちを連れて日本へ渡って来ます。将軍徳川家綱は彼を厚くもてなし、中国時と同じ萬福寺というお寺を京都に建てさせました。
隠元の流れの禅はその山号を取って黄檗宗と言われています。
臨済宗の系統ですが、念仏を使い、お経など用語が全て中国読みです。
インゲン豆は、この隠元がタンパク質の補給源として広めたものです。
白隠も、廃れた江戸中期の臨済宗を立て直した中興の祖といわれる人です。
京都妙心寺の第一座となりますが、のち、諸国を遍歴し、禅の民衆化・革新を遂行しました。
詩文・禅画は有名です。
本誌の内容です。
”隠元・白隠とはどんな人?
禅宗を現代につないだ中興の祖
西村惠信
■イラスト 隠元・白隠交友録
隠元・白隠 教えの広がり
禅の復興をもたらした隠元の渡日と白隠の活躍
安永祖堂
■隠元のあゆみ・白隠のあゆみ
隠元・白隠のことば
禅の世界をやさしく大衆に伝える
安永祖堂
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編集部
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