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メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調 作品90 『イタリア』 (スコア付き)

2024-08-18 06:30:27 | 音楽雑感&関連サイト

メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調 作品90 『イタリア』 (スコア付き)

フェーリクス・メンデルスゾーン・バルトルディ: 交響曲第4番イ長調 作品90 『イタリア』 (スコア付き) 作曲年代:1831~1833年 指揮:ゲオルク・ショルティ 管弦楽:シカゴ交響楽団

00:00 第1楽章 Allegro vivace (イ長調) 10:10 第2楽章 Andante con moto (ニ短調) 16:58 第3楽章 Con moto moderato (イ長調) 24:30 第4楽章 Saltarello: Presto (イ短調)

《交響曲第4番イ長調 作品90『イタリア』》は、20代前半のフェーリクス・メンデルスゾーンが作曲した交響曲である。メンデルスゾーンの交響曲は全部で17曲におよぶが、はじめの12曲は弦楽合奏用の習作的なものであり、その後の5曲が番号付き交響曲として数えられる。出版された順番により《第4番》とされているが、作曲順では《第1番ハ短調》《第5番『宗教改革』》に次いで3番目の交響曲である。 1830年10月から1831年4月にかけて、当時21歳であったメンデルスゾーンはイタリアを旅行しており、この時にこの作品のスケッチを残している。スケッチはしばらく放置されるが、1832年11月にロンドンのフィルハーモニック協会から作曲依頼を受けた時から作曲を再開し、1833年の3月に完成した。初演は1833年5月13日、ロンドンにおいてメンデルスゾーン自身の指揮によって行われた。 『イタリア』という副題は、イタリア旅行中に着想を得たことから呼ばれるようになったもので、作曲者によるものではない。第4楽章にイタリアの舞曲であるサルタレッロを置いている以外に、イタリア的な要素はない。 この交響曲の第1楽章はとくに有名で、冒頭にいきなり提示される生き生きとした第1主題もさることながら、展開部で新たに登場する短調の主題 (5:25) も有名である。長短の違いがあるこの2つの主題を、メンデルスゾーンは対位法を用いながら巧みに組み合わせている。とても20代前半の作曲家の作品とは思えない、充実した作品である。


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