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4月15日の社説は・・・

2018-04-15 05:42:19 | 社説を読む
シリア攻撃でしょう。

朝日新聞
・ シリア攻撃 無責任な武力行使だ
・ PKO日報 問われる統幕長の自覚

読売新聞
・ 対シリア攻撃 アサド政権の蛮行を阻めるか(2018年04月15日)
・ 邦画アーカイブ 世界に誇れる資産を守ろう(2018年04月15日)

毎日新聞
・ 米英仏軍がシリア攻撃 対立の泥沼化を懸念する
・ 混迷深まる「政と官」 不都合な事実隠したツケ

日本経済新聞
・ 武力行使でシリアの混迷は解決できない
・ タクシーの規制緩和を着実に

産経新聞
・ シリア攻撃 やむを得ない阻止行動だ
・ 南シナ海 中国の「力の支配」許すな

中日新聞
・ 針の穴にラクダを通す 週のはじめに考える

※ シリア攻撃が並びました。
 新聞社によって、見解が分かれました。

朝日です。
「問題解決への展望を欠く無責任な武力行使である。長い内戦の混迷を、大国の軽率な行動でさらに悪化させかねない。

 米軍が英仏と共同でシリアを攻撃した。トランプ大統領は演説で、シリア軍が化学兵器を使ったと断じ、今後の使用を抑止するためだ、と主張した。

 確かに化学兵器の使用は、許されない犯罪である。しかし、米英仏はその証拠を示すことなく、国連安保理の同意もないまま攻撃に踏み切った。国際法上、正当性に疑義がある。」 

「攻撃に出た米英仏は、和平づくりの重責を負うことを自覚すべきだ。今後再び事態を等閑視する姿勢に戻るようでは、ご都合主義のそしりを免れまい。

 一方、ロシア政府は「相応の結果なしには済まされない」と反発している。だが、アサド政権を軍事的な肩入れで増長させたのはロシアであり、国際的な非難には十分な理由がある。」

「シリアだけでなく、朝鮮半島やウクライナ、イランなど多くの地域の問題で、米ロの緊張が影を落としている。双方の自国第一主義のために、国際社会は新たな冷戦のような時代の到来をおそれている。」

シリアへの攻撃は、ロシアを通じて事前に知らされ、人は避難していたようです。
それがせめてもの救いです。


読売です。
「シリア内戦で化学兵器がこれ以上使われる事態を阻止することが先決である。米露両国がシリアを舞台に軍事的な対立をエスカレートさせることがあってはならない。」

「アサド政権は2013年に化学兵器禁止条約に加盟した後も、サリンや塩素ガスを保持し、攻撃に使っていると指摘される。

 7日の反体制派拠点に対する空爆で、幼い子どもらが口から泡を吹いて倒れる映像が伝えられた。おぞましいと言うほかない。

 国際規範に背く蛮行は放置できない。米英仏の攻撃は、核のみならず、化学兵器の開発も続け、シリアに技術提供をしているとされる北朝鮮への警告となろう。」

日経の立ち位置が微妙です。

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